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紙の本
ハイランドの白い橋から (ヴィレッジブックス)
著者 カレン・マリー・モニング (著),上條 ひろみ (訳)
16世紀のハイランドの勇者ダゲウスは兄ドゥルスタンの命を救うため、妖精とのあいだでかわされた契約を破って、時空を超えた。そのため、彼の心は時空の狭間でうごめく邪悪な魂に蝕...
ハイランドの白い橋から (ヴィレッジブックス)
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商品説明
16世紀のハイランドの勇者ダゲウスは兄ドゥルスタンの命を救うため、妖精とのあいだでかわされた契約を破って、時空を超えた。そのため、彼の心は時空の狭間でうごめく邪悪な魂に蝕まれはじめた。いま、彼は21世紀のニューヨークで古い文献をあさり、わが身に降りかかった悲運から逃れるすべを探していた。そんな折りに偶然出会ったのが美術館で働く美しい女性クロエ。ひと目で彼女に心を奪われたダゲウスはやがて邪悪な魂を排除するため、彼女を連れてハイランドへ、そしてさらには16世紀へと飛ぶが…。傑作タイムトラベル・ロマンス。【「BOOK」データベースの商品解説】
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最後はやはり・・・
2009/07/25 14:48
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
16世紀のハイランドの勇者ダゲウスは兄ドゥルスタンの命を救うため、妖精との間で交わされた契約を破って、時空を超えました。そのため、彼の心は時空の狭間でうごめく邪悪な魂に蝕まれはじめました。今、彼は21世紀のニューヨークで古い文献をあさり、わが身にふりかかった悲運から逃れるすべを探していました。
そんな時、偶然出会ったのが美術館で働く美しい女性クロエ。一目で彼女に心を奪われたダゲウスはやがて邪悪な魂を排除するため、彼女を連れてハイランドへ向かい、さらに16世紀へと向ますが・・・。
前作「ハイランドで月の女神と」で、ドゥルスタンが、弟が自分を救うために苦境に陥ったということを知った場面で終わり、何とも続きが気になる展開でした。
ダゲウスは最初から最後まで好印象でした。内に住む邪悪な魂に必死で抵抗しようとしている姿や、クロエを奪いたいとの甘い誘惑にも、乱暴にしてしまうかもと自分を必死に抑える姿にもキュンとしてしまいました!
一方のヒロイン・クロエは最初の方はあまり好きになれなかったのですが、ダゲウスに「愛してる」というために、盾に向かって練習している姿は可愛らしいなと思いました。
ダゲウスとシルヴァンの親子愛、ダゲウスとドゥルスタンの兄弟愛に、ウルウルしてしまいました。それぞれを大事に思う気持ちがひしひしと感じられました。
ときにユーモアを交え、ときに涙を誘う・・・そんな展開になっています。
今作がシリーズ第5弾になっています。前作4冊読んでいなくても分かる内容になっていますが、やはり1作目から読んだほうが、より一層シリーズの世界観が分かり、楽しめると思います。
さて、次作は1作目からちょこちょこ出ているアダム・ブラックが主役として登場するもよう。楽しみです!!