電子書籍
ワイナリー
2018/08/01 11:32
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投稿者:ひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が、なぜワイナリーを始めたのか、きっかけなどが書かれていて、面白い本でした。ワイナリーに興味をもちました。
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鹿児島生まれ 北海道育ち 東京外語大卒 シュツットガルト国立ワイン学校 いままでの国内ワイン 売れ残ったぶどうを使用 世界のワインはワイン用のぶどうからつくられている 協力者 八海醸造、加島屋、新潟交通、新潟コニカ ヴィノクラブ個人出資者
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彼のようなモノづくり、組織づくりを行う経営者がもっと増えたら、日本はもっといい方向に変わるのだろうな、と思わせてくれました。
本の中で「顔のない生産者が、顔のない消費者に向けて、主張のない商品を作る」という日本の経営の在り方を述べていましたが、まさしく私もその通りであると私も思いました。もちろん彼のように、質が良くても万人ウケせずに、自分の作品を分かってもらえる人だけにワインを造り続けるというのはかなり大変だと思うし、批判も出てくると思います。しかしそれを撥ね退け、その独自性を強みにし、周りに協力者を増やし、自分の理想のワイナリーを造っていく姿はとても眩しく感じられます。
近頃、私の中で無理が無く誰もが気持ちのいい、そしてそれぞれのテンポで成長しあえる組織というのは大きくてはできないのではないかと思ってきました。
生きることも、モノをつくることも、組織も、シンプルで上質なものが最もいいものであると思います。シンプルなものを磨き上げた先にこそ、誰でもないそのものの最も優れた独自性が出来上がっていくのかなと・・そしてそんな生き方をし、そんなモノを生み出せる自分でありたいと強く思わせてくれました。
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本書を読んで実際に行ってみた。
ワイナリーだけでなく、温泉などもあり地域住民
(実際には観光客ばかりなのかもしれないが)の憩いの場といった感じ。
建物の雰囲気もヨーロッパ風でありながらどこか懐かしくもあるとても良い場所だった。
本書を読むと筆者のこだわり、強い意志が感じられ、
周りに本当に何もない場所で、これだけの商業施設を集めるには
これくらいの強い芯みたいなものが必要なのだと思いました。
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実際に、落社長とお会いしてから、購入しました。
上手く言えませんが、
落社長との出会いは、
いろんな意味で大きなきっかけとなりました。
僕も、ワイン畑を営むものとして、
一生懸命頑張っていきたいとおもいます。
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本物のワイン作りに、一生を捧げている、筆者の情熱と歴史が語られている。ファンを作り、周りを幸せにする考えに共感した。
現在は、新潟県の角田を日本のワイン拠点にするために奔走中。筆者の運営する、ワインエンターメント施設、カーブドッチは訪れてみたい。
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〉僕がワイナリーをつくった理由
ブドウの2つの系統
Vitis labrasca アメリカ系
Vitis vinifera 欧州系
糖分からアルコールをつくるから、甘くないとダメ!
〉ブドウの仕立て⇔栽培方法
棚式、日本、効率重視
垣根式、ヨーロッパ、質重視
カリフォルニア、ナパバレー
〉収穫→徐梗→破砕→ムー、マイシェ、マッシュ、もろみ→マセレーション、皮漬け込み→後発酵→新樽熟成
Plain living, high thinking
〉マイスター 職人
〉ヴィノクラブ
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カーブドッチに行きたい!
日本で本格的ワイナリーをつくった落氏の自伝と会社(ワイナリー)について歯切れ良く書かれている。
日本のワインが
・輸入ワインを混ぜて、日本で瓶詰めして「国産」を名乗っている
・海外からぶどう果汁を輸入して、それを発酵させ瓶詰めして「国産」を名乗っている
少しマシなのは
・食用ぶどうの残り物をワイン醸造に使っている
著者が書いている様に、日本のワインは税金を取る法律はあるが、欧米の様に品質を高める法律はない。
これはウィスキーも同様で、日本の「メジャーな酒」は粗悪品、まがい物で、欧米なら禁固刑になる様な事を平気でやってきた。
その様な悪癖に立ち向かう姿勢は、日本ワイン界の竹鶴正孝の様だ。
また、「お客様は神様ではない」という姿勢には大拍手だ。
良い商品を、理解しているファンに、良い状態で提供する為には、お客様を選ぶという姿勢は、過剰サービス大国日本でも浸透していくことだろう。
文章から若々しさがほとばしっていて、30〜40歳位の人かと勘違いするくらいだ。
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カーブドッチを作った落さんのお話。日本国内ではワインのルールが定まっていないので、国内でボトリングすれば、それで「国産ワイン」と名乗れてしまう。それに異を唱えて、日本で作ったブドウを使って、日本でワインを作って、日本でボトリングして販売している。基本かもしれないが、最初に手掛けたことは素晴らしいと思う。
ブドウ畑、醸造場だけでなく、レストランや音楽ホール、さらには温泉付き宿泊施設や、新潟市内のショップ展開など、賛同者を増やしながら、キャッシュと夢をうまく回しているのが絵が帰れており、爽快感がある。
やっぱり、ワインを作るには、ブドウからやらないとダメだよね。
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「日本に本物のワイナリーをつくる」。本物とは、自分の目がしっかり行き届く範囲内(=少量生産、少量消費)でのワイン生産、欧州系のブドウだけを自家栽培、自家醸造してワインをつくる、こと。新潟県角田浜、CAVE D'OCCI WINERY(落のワイン蔵)の挑戦をまとめたもの。集落作り、景観づくりは一人一人が身の回りを変えていくことで変わっていく、ということが分かる一冊。以下メモ。(1)誇りの大きさは決して規模ではない。(2)食の質の向上はシンプルな仕組みから。…顔のない生産者が顔のない消費者に向けて主張のない商品をつくる。…こうした作り方がまかり通っていては個性的な製品作りなど不可能です。(3)誠実に作り、自分のワインを気に入ってくれた大切なお客様と信頼関係を築きながら末永くその関係を続けていけばよい。(4)商品の補充を見越したデリバリー体制をきっちり作り品切れを起こさない流通を重視する大量生産に対し、人の口に入るものは原材料が命。だからそこを最優先にしてものづくりをしようとすれば、自ずと上限が生まれる。(5)ワイナリー作りは半永久的な農業事業。模索+実行=事業を継続し続けること、よいものを育てたいとする強い思いのあるひと。
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ワイナリーを経営するということを立ち上げから書いた本。だが、ビジネス書にくくるほど経営のノウハウに特化しているわけでもなく、ワイン本というほどワインのウンチクにこだわっているわけでもない。筆者(ワイナリー経営者)の持つ「地元密着」や「ファンづくり」という思想が語られている本というと最も近い。
若者がワイナリーづくりを夢見て、留学し、帰国してまた修行し、経営パートナーと出会い、ワイナリーをつくる。ワイナリーはいくつかの課題を抱えながらも拡大していく。後半、軌道に乗ってからはパン工房、チーズ工房、コンサートホールができていくのが「シムワイナリー」のようだ。
おおらかで楽しげだが、強いワイナリーのヴィジョンを持つしなやかな経営者の著書である。実際に日本でワイナリーを立ち上げたいと考える者にとっては非常に勉強になる1冊だろう。
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「ワイン界のpatagonia」ー
読み終わってそんなイメージを持ちました。
本当に良いと思ったものを
自分の目が届く範囲でじっくりと作り上げる。
大量生産時代に相反する理念が素晴らしい。
ワインにかける情熱と夢。
ワイン作りの現実。
筆者の昔も今も変わらず一貫したワイン作りの哲学と
現状と未来をしっかり見つめ計画立ててきたことが
この本で十分に語られています。
自身の夢を実現させながら
地域や次の世代を大切に育てるという意識。
ここまで深く本気で考えてくれる先輩はそういません。
「大量生産の虚実」「地域活性」「人生計画」。
ただのワイナリーの本じゃない。
10代でこの本に出会いたかった。
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そのワイナリーで購入。立地、ポリシーに深く賛同。マニュアルのような挨拶は要りません。やるべきことをやるためにそこにいる。
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出張帰りの新幹線で読了(15/100)
相当な苦労があったんだろうなあ。「やりたい事」を追い求め続けるって素敵だ。
新潟のワイナリーいつかいってみたい!
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新潟在住です。
たまたま、テレビで「カーブドッチ」の番組を見ました。
ネットで検索して、経営者の落さんが本を出していることを知りました。
「カーブドッチ」は名前を聞いたことがあり、目の前を通ったこともあるのですが、ワインを飲まないのであまり興味がありませんでした。
テレビで見て、その景観の美しさに驚きました。
新潟にこんな素敵な場所があったなんて!
この本には、日本の国産ワインの現状や新潟の地でワイナリーをつくることになった理由などが書かれています。
また、写真も多く、眺めているだけで楽しいです。
いつか、行ってみたい!