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- カテゴリ:中学生 高校生 一般
- 発売日:2009/05/01
- 出版社: 角川書店
- レーベル: カドカワ銀のさじシリーズ
- サイズ:20cm/317p
- 利用対象:中学生 高校生 一般
- ISBN:978-4-04-873952-8
紙の本
RDG レッドデータガール 2 はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)
著者 荻原 規子 (著)
神霊の存在や自分の力と向き合うため、生まれ育った紀伊山地の玉倉神社を出て、東京の鳳城学園に入学した鈴原泉水子。学園では、山伏修行中の相楽深行と再会するも、二人の間には縮ま...
RDG レッドデータガール 2 はじめてのお化粧 (カドカワ銀のさじシリーズ)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:10,340円(94pt)
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- 税込価格:12,430円(113pt)
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商品説明
神霊の存在や自分の力と向き合うため、生まれ育った紀伊山地の玉倉神社を出て、東京の鳳城学園に入学した鈴原泉水子。学園では、山伏修行中の相楽深行と再会するも、二人の間には縮まらない距離があった。弱気になる泉水子だったが、寮で同室の宗田真響と、その弟の真夏と親しくなり、なんとか新生活を送り始める。しかし、泉水子が、クラスメイトの正体を見抜いたことから、事態は急転する。生徒たちはある特殊な理由から学園に集められていたのだった…。【「BOOK」データベースの商品解説】
東京の鳳城学園に入学した泉水子は、寮で同室の真響たちと親しくなり、なんとか新生活を送り始める。しかし泉水子がクラスメイトの正体を見抜いたことから、事態は急転。生徒たちはある特殊な理由から、学園に集められていた!【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
荻原 規子
- 略歴
- 〈荻原規子〉東京生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。「空色勾玉」でデビュー。「風神秘抄」で産経児童出版文化賞・JR賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞。
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紙の本
鳳城学園
2021/09/16 04:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台は東京の高校へ。ルームメイトとその弟、ライバル心むきだしのクラスメイトなど、登場人物が一気に増えて楽しめます。
再会した深行とはなかなか距離を縮められないものの、終盤の展開には思わずニヤニヤが止まりません!!
紙の本
主人公の成長が感じられる2作目です。
2010/01/14 03:45
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:依空 - この投稿者のレビュー一覧を見る
RDGシリーズの2巻目。泉水子は東京の高校に入学し、新しい生活が始まります。
泉水子は、活発なキャラクターがぐいぐい作品を引っ張っていく荻原さんの作品には珍しい、内気で引っ込み思案の主人公ですが、今回はそんな彼女とは対極をなすような、宗田真響、宗田真夏姉弟が登場し、一気に賑やかになります。
真響は泉水子と同室の生徒で才色兼備、弟の真夏はひょうきんで憎めない明るいキャラクターで、内向的な泉水子を引っ張っていって話を動かしてくれました。
今までの荻原さんの主人公と言えば、『白鳥異伝』の遠子や『西の善き魔女』のフィリエルなど、快活でエネルギーに溢れ、周囲の人物もお話も全て引っ掴んで引っ張り回しながらお話をぐんぐん進めていくタイプが多かったですが、泉水子はその逆。周囲の速度に自分がついていこうとします。
そうやって少しずつついていこうとする泉水子を見ていると、彼女が殻を破って成長していくのが分かります。
「他の人間の思惑に振りまわされてばかりではなく、それらとは別に、結局はひとりだということをふまえて、自分は何がしたいのかを考えていいのだと、泉水子は静かにかみしめた。」
というシーンもそのひとつですが、自分の弱い部分を自覚し、真っ直ぐに見つめることで、彼女は状況を乗り超えていきます。その確かな成長ぶりに、思わず彼女を応援したくなり、好感度が増えました。自分を真っ直ぐに見つめることなんて、中々出来るものではない気がします。この物語が終わる時、泉水子はとてもいい女性に成長を遂げているのではないでしょうか。
タイトルの『RDG』というのは絶滅危惧種のことを指しますが、1巻よりも益々タイトルと内容が結びついてきて、なるほど!と思いました。まだまだ物語りは始まったばかりで、山伏、修験者、陰陽師などなどのキーや、キャラクターが登場するだけですが、深まる謎に期待が膨らみます。
生徒会や最後に登場する彼など荻原さんらしいものがたくさん登場しますが、現代が舞台の和風ファンタジーでそれをどう動かしてくれるのか楽しみです。