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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.5
  • 出版社: 論創社
  • サイズ:20cm/229p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-8460-0861-1

紙の本

出版状況クロニクル 1

著者 小田 光雄 (著)

出版業界はどこまで沈んでいくのか。2007年8月から2009年3月までの「出版状況」を、関連する業界の動向を踏まえて横断的にまとめ、その危機の実態を分析する。【「TRC ...

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出版状況クロニクル 1

税込 2,200 20pt

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商品説明

出版業界はどこまで沈んでいくのか。2007年8月から2009年3月までの「出版状況」を、関連する業界の動向を踏まえて横断的にまとめ、その危機の実態を分析する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

小田 光雄

略歴
〈小田光雄〉1951年静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。著書に「書店の近代」「出版社と書店はいかにして消えていくか」など。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (3件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

小田光雄による出版状況についての調査・分析は凄まじいばかりに徹底している。

2009/06/23 17:04

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本を読むひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

 《出版業界も含めて、日本の戦後社会の転換から現在が始まっている》と考える著者は、日本の消費社会化、とりわけ80年代に入っての「郊外消費社会」の出現にメルクマールを見ようとする。
 書店の出店ラッシュ、町の本屋の廃業、他業種の書店参入や書店の複合店化、そしてコンビニ、ブックオフ、公共図書館の増加によって、書籍および雑誌の販売流通環境はまったく変わったと著者は分析する。
 著者は特に郊外型ライフ・スタイルへの志向と書物を読むという嗜好との因果関係にはふれていないが、単純に考えて、本屋や図書館から遠いところを住居にする人は、比較をすれば読書への関心が薄いと見做してもいいだろう。
 代わりに郊外に住居を選んだ彼あるいは彼女は、比較をすれば車を中心としたライフ・スタイルに関心を持っていると見做しうる。だがこの問題は、もう少し精密に考える必要がある。
 週刊誌の売れ行きの落下に言及した部分で、著者は記す。《それにつけても思い出されるのは、まだ町の商店街が元気であった時代には書店だけでなく、多くの喫茶店、食堂、酒場、床屋、美容院などがあり、それらは町の社交場を兼ね、またかならず週刊誌が置いてあった。つまり自ら買うことに加え、週刊誌を読むインフラが町の中に整えられていたのである。》
 著者はまた既刊書のなかで、地方や商店街の中小書店が、小まめな外商などで読書家との接点を持っていた風景を描写していた。
 そうした地方や都市の商店街の居住者のうち、多くの人々そしてその子供たちが郊外型ライフ・スタイルへ移行した一つの理由は、より広い(もちろん、より新しく、より快適な)住居空間を求めてということが、まず考えられる。
 おそらくは、家の広さ(一戸建てであろうとマンションであろうと)が、子供(たち)の独立部屋などの考慮とともに、新しい家族の家選びの指標になっただろうし、それが満たされた上で交通の利便性、ある意味において文化的利便性が追求されただろう。生活のなかで占める何が重要とされるかの一般的な割合の問題である。
 結論を言えば、郊外型ライフ・スタイルへの志向と書物を読むことの嗜好とのあいだには、直接的な因果関係はない。
 たとえば読書生活を最も効率的に過ごすには、できるだけ蔵書量が多い図書館の近くに住むことが挙げられる(かつて、ある映画好きが、プログラムの面白さを誇る名画座周辺を選んで住んでいたことを思い出す)。気楽な散歩がてらに図書館に行き、読みたい本を読むことは、そのようにして達せられよう。
 国会図書館を別にすれば、最も蔵書量が多いのは都立中央図書館であり、また正確に調べたわけではないが、館外貸し出しが可能でいて蔵書量が多いのは横浜中央図書館あたりではないだろうか。
 だが普通、そうしたことを住居選択において最優先させるのは極少数派であり、むしろ車を趣味とする人が、自動車を必要とする郊外に住居を選ぶほうが多数派とは言わないまでも、一般的かもしれない。
 日本の、60年代以降、70年代、80年代の郊外型ライフ・スタイルへの志向は、その自動車産業に負っているわけであり、バブルがはじけるまで、都市中心部に住もうと、自動車を所有していなかろうと、また本には関心があっても車には興味がなかろうと、おおかたの人々は、自動車産業を中心とした経済の成長に、その恩恵を大小の差はあれ、うけていた。
 そういう意味において自動車産業の躍進がなければ郊外消費社会がないだけでなく、郊外消費社会によって大きく変質したとされる出版業界自体も、別な展開をたどった可能性がある。
 批判的なブックオフについてすら、著者が《あらためてウォッチし続けて、もちろん定価の半額、一〇〇円均一といった安さが集客の原動力だとしても、日本人の出版物に対する執着には根強いものがある》と感じるような、本好きの体質が日本人にあるのは確かだろう。
 ただし著者は《現在の主流のエンターテインメント型書店、公共図書館、ブックオフのいずれもが、本の多様性をオミットしたところで、展開されてきた》がゆえに、アマゾンのようなネット書店の急成長があったと指摘する。
 本書では表立って言及していないが、刊行される出版物の質が向上ないし維持された上で、量としての出版が健闘したかどうかを著者は、いつも問題にしているのだと思う。そして全体としての質の識別は数量化できないために難しいとしても、「郊外消費社会」を分析する著者の内実は、その点において悲観的なのかもしれない。


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2009/09/03 10:01

投稿元:ブクログ

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2011/04/26 23:43

投稿元:ブクログ

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2013/01/23 13:25

投稿元:ブクログ

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