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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.4
  • 出版社: ポプラ社
  • サイズ:19cm/260p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-591-10925-0

紙の本

革命待望! 1968年がくれる未来 Synodos presents

著者 芹沢 一也 (監修),絓 秀実 (ほか述)

新しい「未来」は可能だ! 下流、貧困、あすはわが身…。生き方のモデルが失われたいま、注目の論者たちが、思考の革命をくりひろげ、光ある未来をさし示す。2008年9月に立教大...

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革命待望! 1968年がくれる未来 Synodos presents

税込 1,650 15pt

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商品説明

新しい「未来」は可能だ! 下流、貧困、あすはわが身…。生き方のモデルが失われたいま、注目の論者たちが、思考の革命をくりひろげ、光ある未来をさし示す。2008年9月に立教大学で開催されたシンポジウムを書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

全共闘と「あしたのジョー」 橋本努 述 15−56
失われた自由を求めて 橋本努 述 57−106
中流か革命か 鈴木謙介 述 107−130

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紙の本

私は革命を待望しない

2009/06/29 00:53

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:後藤和智 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アナーキズム(無政府主義)がブームだという(平成21年6月11日付朝日新聞)。その一連の流れの上に本書も位置づけられている、というのだが…。

 本書は、閉塞感に満ちているとされる現代に対して、1968年に起こった「革命」がどのような意味を持つのか、ということを考察した本である「らしい」(少なくともまえがきの文言を信頼する限りにおいては)。私が「らしい」と表現したのは、本書はその試みに全く成功しておらず、むしろ自分を「下層」に起きたがる「中流」の若年層に対して「お前らが下層であるはずはないだろう」と「説教」しているだけの本としか言いようがないからだ。

 そもそもなぜ本書の論者たちは「革命」という概念を今あえて提示しようとしているのか?本書の編者たる芹沢一也によれば、《現在がいかに必然的なものにみえるとしても、それでも必ずや別様なものでありうる。(略)そのような〈別様でありうる〉という可能性への信頼を、若者たちの生をめぐる想像力のうちにとりもどすこと》(pp.9-10)らしい。

 だが実際は、おおよそ鈴木謙介による現代の労働を巡る運動や言説への無知・誤解をはじめ、(マクロな)現実と乖離した夢物語ばかりが目立つ。例えば鈴木は、《ぼくがすごく気にしているのは、一部の若者の自己イメージみたいなものが、社会の底辺に照準をあわせたものになっている印象があることです》(p.75)と言い、《そうした中流の人たちが、俺たちはだまされた、被害者なんだといってしまうことによって、救済される対象なんだという免罪が起こると、あとはすべて国にやってもらうしかないという話になってしまう》(p.76)、そしてそれが問題だという。「一部の若者」って誰を指すんだ、という疑問は置いておき、果たしてそのような言説は昨今の労働問題を巡る言説において主流のものなのだろうか?

 鈴木が《中流の生活を保障するために、国家が手厚くぼくたちを守ってくれ、というかたちの要求》(p.114)というのは昨今の労働や社会保障をめぐる言説においては決して主流ではない。そもそも昨今問題になっているのは、戦後の経済成長によって覆い隠されてきた我が国の社会保障のシステムに多数の不備があり、セーフティネットとしての機能を果たしていないのではないかということのはずだ(これについては、総論なら湯浅誠の諸著作を、子供や家族については山野良一『子どもの最貧国・日本』(光文社新書)または阿部彩『子どもの貧困』(岩波新書)を、住宅問題については平山洋介『住宅政策のどこが問題か』(光文社新書)を参照されたい)。

 本書では鈴木の駄目さ加減ばかりが目立つが、結局のところ本書を読んで私が思ったのは、たとい「68年」なるものを本書のように掘り下げたところで、現代に「活かせる」わけではないし、そもそも本書の著者たちが果たして何に切り込もうとしているのかはわからない。とりあえず実在の政治権力や政策ではないことは確かだろう。もしかしたら、他にあり得る(べき)世界への想像力を失ったとされる「現代の若者」的なるもの?だがそもそもそのような問題設定は鈴木が(日本型で、かつ俗流の)ポストモダン論のコンテクストに載せて捏造したものでしかない(これについては、拙著『おまえが若者を語るな!』を参照されたい)。そもそも現状認識において間違いが目立つ。

 そんな著者たちに「革命」の「大切さ」を説かれても、少なくとも私は「革命」を待望しないし、思考実験としても極めて浅い本書が本気で「革命」を「待望」しているのか怪しくなる。そんなに「革命」がお好きなら、こんなゆるい本ではなく、アナーキズムや革命思想、及びその源流としっかりと向き合い、さらに言えばそれがいかにして現実の政治権力への抵抗と結びつくかということを真剣に考えるべきではないか?

 筆者のサイト…「新・後藤和智事務所 ~若者報道から見た日本~」「後藤和智の雑記帳」

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