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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 6件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.4
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/338p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-209024-9

紙の本

遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 倉阪 鬼一郎 (著)

軽井沢フィルを率いる美貌の指揮者・火渡樹理と難病を患う新進画家の緑川弦が出会ったとき、三代にわたり二家を縛る不思議な因縁が露になる。第二次大戦中に起きた樹理の祖父の割腹自...

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遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド)

税込 1,980 18pt

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商品説明

軽井沢フィルを率いる美貌の指揮者・火渡樹理と難病を患う新進画家の緑川弦が出会ったとき、三代にわたり二家を縛る不思議な因縁が露になる。第二次大戦中に起きた樹理の祖父の割腹自殺と弦の祖母の密室での縊死事件。短歌と楽譜、そしてロシア文字に隠された美しくも哀しい暗号とは?樹理と弦にのみ聴こえるヴァイオリンの旋律が二人を真実の高みへと導く。現代のサナトリウム文学的恋愛音楽ミステリ。【「BOOK」データベースの商品解説】

美貌の指揮者・火渡樹理と、難病を患う新進画家の緑川弦が出会ったとき、3代にわたり両家を縛る不思議な因縁が露になる。短歌と楽譜、そしてロシア文字に隠された美しくも哀しい暗号とは? 恋愛音楽ミステリ。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

倉阪 鬼一郎

略歴
〈倉阪鬼一郎〉1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。「地底の鰐、天上の蛇」でデビュー。幻想小説、ホラー、ミステリを中心に活躍。俳人、翻訳家でもある。他の著書に「ダークネス」など。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.6

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

これはイイ!

2009/05/02 23:46

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まるこめミソ - この投稿者のレビュー一覧を見る

倉阪鬼一郎の小説はいつも読者を選びます。

しかしこの「遠い旋律、草原の光」は誰にでもお勧めできる悲恋小説です。
韓流ファンやケイタイ小説好きにもお勧めできます。

何と言っても美貌の女性指揮者と難病青年との恋ですから、後の悲劇は最初から予測できるわけですけれど、それでも登場人物みんなが前向きに生きているのが伝わってきてイイ。暗号が出てくるので「そんな暗号なんて出てくるのなんてイヤ」と思われる方も、そんなに難しい暗号ではないし分からなくてもサラリと読めますのでそんなに気にすることはないと思います。

ただ、惜しむらくはやはりこれが倉阪鬼一郎の小説であること…。最初からそれだけで敬遠されることもあると思うと、万人受けしそうな小説なのに残念です。
気持ちの悪いホラーを書く作家さんではありますが、そんな先入観をナシにして、誰にでも読んでもらいたい、スルーしてしまうと人生ソンですよ!と言いたい小説です。

ぜひどうぞ。

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紙の本

一言で言って、俗。フツー、当たり前、凡百。なんていうかなあ、クラシック扱うならもっと上手にやってほしいなあ、って。韓ドラやコミックスを凌駕するような展開がほしいんです。でも、それ以下じゃあねえ、名前の鬼が泣いてます。

2009/09/21 21:44

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

倉阪鬼一郎、ってあんまり好きじゃないんです。名前に「鬼」が入ってるでしょ。どうも、そういうところがね。作品はどうか、っていうと、名前で敬遠しているわけですからあんまり読んでません。だから、全体を語るっていうことはできない。ちなみに、読んだのは『冥い天使のための音楽』、『ダークネス』、『ブランク 空白に棲むもの』、それと『本格ミステリ 02』に収められた「鳥雲に」です。

自分の記録を読み返しながら、「『冥い天使のための音楽』と同じこと書いちゃうのやだなあ」なんて思ったんです。だって、今回書こうと思ったことが、そっくり書かれているんですもの。こんな風に
                   ※
出てくる音楽家や曲名が完全に手垢がついちゃっているっていうか。つまり、構築された世界が安っぽい。これならイアンランキンのリーバスが展開するロック談義のほうが遥かに上だぞ、血が通っているもの、と思うんですね。
                   ※
って。勿論、違うところがあるのは当然で、それから書いていきましょう。なんといっても牧野千穂の装画がいいです。今までも牧野のカバー画については好感を抱いてきました。でも、出来で言えば今回がベスト。勿論、装幀のハヤカワ・デザインも頑張ったのでしょう。いよいよ中味です。まずカバー後の言葉ですが

軽井沢フィルを率いる美貌の指揮者・
火渡樹理と難病を患う新進画家の緑川
弦が出会ったとき、三代にわたり二家
を縛る不思議な因縁が露になる。第二
次大戦中に起きた樹理の祖父の割腹自
殺と弦の祖母の密室での縊死事件。短
歌と楽譜、そしてロシア文字に隠され
た美しくも哀しい暗号とは? 樹理と
弦にのみ聴こえるヴァイオリンの旋律
が二人を真実の高みへと導く。現代の
サナトリウム文学的恋愛音楽ミステリ

です。ふむ〈サナトリウム文学的恋愛音楽ミステリ〉ですか。私が読んだ限りでは指揮の部分が圧倒的に際立っていた気がするんですが。恋愛部分は凄く俗っぽい。倉阪って恋愛を描くのが苦手なんでしょうね。多分、経験も少ない。実は、この作品のミステリ部分でこれはマイナスに働きます。中に暗号が出てくるんですが、必然性を感じないし、まして割腹自殺、なんていう手段の意味がない。

それと文章に高貴さがない。著者紹介には「俳人、翻訳家でもあり、言葉遣いの妙や」なんてありますが、少なくともこの小説にはその片鱗すらうかがえません。逆に、今回はなんていうか言葉が浮いてしまって、逆に物語りが本来持つであろう芸術的な香りを俗臭ぷんぷんたるものにしています。

主に演奏中の主人公の脳裏に浮かぶイメージなんですが、似通った繰り返しが多くて、むしろないほうがよっぽどスリムで緊張感があったと思います。引用箇所が多くて恐縮ですが、その一部を写してみれば

35頁
 花びらは流れる。 
 どこか遠い丘からふるふると流れ、ようやくここにたどりつく。

63頁
 水が流れている。
 美しい渓流が見える。
 だが、本当に美しいものは対岸にある。木の間隠れにその消息が分かる。

104頁
 桜が見える。
 風に流れる花びらが見える。
 空が見える。
 どこかに通じる青い空が見える。

316頁
 過去へ、
 草原へ。
 作曲者がまだ生きていたころへ。
 その足が踏みしめていたロシアの大地へ・・・・・・。

同じ頁
 風景が見える。
 遠い昔にこの世を去ったカリンニコフが見た風景が、いまここに広がる。
 見える。

319頁
 馬車は高みを目指す、
 一羽の白い鳥。その鮮やかな風切り羽を追って、馬車は天を駆ける。
 蒼穹が招く。

となります。こういう文章が溢れかえっている。私にとっては、「またかよ、くどいだけじゃなくて、すこしも美しくないじゃない。第一、いい音楽を聴いているとき、あるいは仕事がうまく行っているときって、そこには舞いあがる浮遊感はあっても、絶対に具象的な風景なんて浮かんでないって」って反発ばかり。

カリンニコフだって、クラシックファンの間ではこの10年で完全に手垢のついた存在だし、指揮者のザンデルリンクだって、引退公演が最高だったっていうのは俗言であって、1970年代にFMで放送したブルックナーなんて、それはそれは凄いものでした。それを、マエストロと呼ばれるべき指揮者が皆逝ってしまった今になって、急に騒ぐんだからいやになります。せめて、これが20年前に書かれていたら、倉阪の選択眼を褒めたんですが・・・

それと、倉阪はここで名曲や名演奏、或は絵画の傑作が生まれるにあたって、作曲家や指揮者、画家に舞い降りたであろう啓示を、或は創作の秘密を苦心して描出しようとしていますが、それが少しも成功していません。いや、天才の閃き的行動を俗人の言葉で語ること自体、無意味。要するに、表現、設定、狙いの全てが俗。

他で気になるのが、演奏が終るたびに歌人である見崎があげるブラヴォーの雄叫び。演奏会で真っ先にブラヴォーの声を上げるのは愚者の証拠で、最も忌み嫌われる行為です。かりにも歌人として周囲から認められている人間が、友人である指揮者に対してとるべき行動ではありません。いかにバンカラ設定とはいえ、不快です。

そして構成、章タイトル。目次を見てもらいましょう。

 プロローグ――草原から 一九〇一年一月 クリミア

第一楽章 春――出会い 二〇〇九年四月 軽井沢

第二楽章 初夏――コンサート 二〇〇九年五月 軽井沢

 間奏1 雪の日、花の窓 一九三七年十二月~一九三八年四月 東京~横浜

第三楽章 梅雨――訪れ 二〇〇九年六月 東京~軽井沢

第四楽章 夏――進展 二〇〇九年七月 横浜~軽井沢~東京

 間奏2 竹の葉、雪の日 一九三七年十二月~一九四四年九月 東京

第五楽章 真夏~初秋――暗雲 二〇〇九年八月~九月 東京~軽井沢

第六楽章 秋――絆 二〇〇九年十月 軽井沢

第七楽章 冬――ラストコンサート 二〇〇九年十二月 軽井沢

 エピローグ――草原にて 二〇一二年五月 ロシア

一見して変な表記です。この小説では、「一九三七年十二月」という書き方が現れ、さらに「二〇〇九年十月」となり、さらに「二〇〇九年十二月」となり、最後は「二〇一二年五月」です。変でしょ。やっぱりここは「一〇月」「一二月」でしょう。都筑道夫なら絶対にそうします。

それと音楽を扱うなら基本的には四楽章構成でしょう。章のタイトルも四季にしておけば一文字で統一できたし、楽章数ともあうので問題なかった。プロローグだって序曲のほうが良かった。エピローグだって、終楽章。第五楽章だけ「真夏~初秋」と「~」が使われているのも美しくない。

繰り返します、欠点はたくさんあります。でも、面白い。そういう作品です。

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2009/08/17 12:05

投稿元:ブクログ

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2009/12/31 00:44

投稿元:ブクログ

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2010/10/10 05:41

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2011/10/30 22:03

投稿元:ブクログ

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