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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2009.3
- 出版社: かんき出版
- サイズ:20cm/222p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7612-6591-5
紙の本
大変! その原因と対応
著者 大武 健一郎 (著)
すべては1991年から始まった−。「大きな変化」という潮流の真っ只中へ向かっている、この現在進行中の「大変」な時代を、どう読み、どう対応すればよいのかをわかりやすく解説す...
大変! その原因と対応
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商品説明
すべては1991年から始まった−。「大きな変化」という潮流の真っ只中へ向かっている、この現在進行中の「大変」な時代を、どう読み、どう対応すればよいのかをわかりやすく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
大武 健一郎
- 略歴
- 〈大武健一郎〉東京都生まれ。東京大学卒業。大蔵省主税局長、国税庁長官を歴任。大塚ホールディングス代表取締役副会長、TKC全国会筆頭副会長等を務める。著書に「データで示す日本の大転換」など。
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紙の本
目次
2009/03/06 12:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ビーケーワン - この投稿者のレビュー一覧を見る
目次
はじめに
1章 「大変」な時代の始まり
始まりはサブプライム問題ではない!
ドル政策がソ連瓦解を誘発した
クリントン時代にも「チェンジ」がキーワード
クリントン政権の軍民転換政策がカギ
「暗号自由化」でインターネット革命へ
金融マニュアルと金融工学が融合
2章 日本の「大変」の本質
為替レートを使って対日攻略を発動
一ドル=三六〇円の真相とは
就職氷河期は一〇年以上も
中国の安い地価に引っ張られる
地価の両極分解と格差拡大の進行
日本を襲う三つの大変化
3章 アメリカの「大変」の本質
世界に先行したITバブルが崩壊
アメリカ住宅神話の崩壊
家計貯蓄はついにゼロへ
中国海軍力の強大化が脅威に
「海の大国・日本」との同盟強化
アメリカ発金融破綻は世界に拡散
ヨーロッパの混乱はさらに激化
米ドルを大量にばら撒く
米ドル通貨の変動が激し過ぎる
それでも基軸通貨はドルしかない
ドルの信認低下を防げるか
アメリカ経済力の喪失
ビッグ3の破綻を救えるか
頼みは軍需産業の雇用旧吸収力
4章 「モノづくり大国」ニッポン
日本の輸出産業にはダメージ
珍しい「モノづくり大国」
日本人の感性がものを言う
古くは郵便局・交番・薬局の発明
新しくはケータイ・コンビニ、宅配便
履き心地のいい靴下は世界で売れる
マラリア禍を救う日本製の蚊帳
経済発展と環境の調和を図る
5章 クール・ジャパン
世界一美味しい日本の果物
日本酒がシャンパンに取って代わる日
甦った北国の動物園
先端産業を支える京都の伝統文化
サイエンスとアートの融合
「災害列島・日本」の知恵
世界の料理を自宅で食べる国
6章 超高齢化社会の知恵
超高齢化先進国としての役割
「おひとりさま」ビジネス
六五歳からのハローワーク
社会に適した相続税改革を
アジアの発展を活かす その1 複式簿記を普及させる
アジアの発展を活かす その2 日本語のすすめ
アジアの発展を活かす その3 「海の大国」の国家観
7章 日本の未来戦略
金融万能からモノづくりの時代へ
ピンチはチャンス!
税理士による「未来会計」の活用
寄付者を高評価する社会へ
モノづくり人材の育成
「実学」で強まる現場力
同族型の事業継承を見直す
日本の発展は平和が大前提
あとがき
紙の本
元国税庁長官である、大武氏の著書。
2009/05/16 07:52
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
元国税庁長官である、大武氏の著書。
著者は、国税のスペシャリストとしての顔のほか、経済政策にも精通しています。
本書は、「大きな変化」を略して、大変。大変な時代という意味も込められています。
内容は、随筆風です。
時代の変化から始まり、日本の変化、アメリカの変化、さらには日本の未来戦略まで言及しています。
スペシャリストであるにも関わらず、すべてのテーマに対して、あまり突っ込んだ議論をしていないのが気になります。
たぶん読者層に配慮したのかもしれません。
たとえばサブプライムの問題であれば、もっと深く研究したものはいくらでもあります。
本書は、読みやすいですが、いま一つ内容が頭に残りません。
テーマが広すぎるのかもしれません。最終章の「日本の未来戦略」が著書の最も訴えたかった部分だと思いますが、その前までのところで余計なテーマが多すぎる気がします。
せっかくの知識が広く浅く書くことで、単なる読み物的な本になってしまっているのが残念です。
龍.
http://ameblo.jp/12484/