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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 39件
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  • カテゴリ:中学生 高校生 一般
  • 発売日:2009/02/18
  • 出版社: 小学館
  • レーベル: ガガガ文庫
  • サイズ:15cm/268p
  • 利用対象:中学生 高校生 一般
  • ISBN:978-4-09-451121-5

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文庫

紙の本

とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)

著者 犬村 小六 (著)

「これはきれいに飾り立てられた追放劇だ」数万人もの市民に見送られ、盛大な出帆式典により旅立ちの時をむかえた空飛ぶ島、イスラ。空の果てを見つけるため—その華やかな目的とは裏...

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とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)

税込 649 5pt

とある飛空士への恋歌(イラスト簡略版)

税込 330 3pt

とある飛空士への恋歌(イラスト簡略版)

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とある飛空士への恋歌

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紙の本
セット商品

とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫) 全5巻完結セット

  • 税込価格:3,39530pt
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商品説明

「これはきれいに飾り立てられた追放劇だ」数万人もの市民に見送られ、盛大な出帆式典により旅立ちの時をむかえた空飛ぶ島、イスラ。空の果てを見つけるため—その華やかな目的とは裏腹に、これは故郷に戻れる保証のない、あてのない旅。式典を横目に飛空機エル・アルコンを操縦するカルエルは、6年前の「風の革命」によりすべてを失った元皇子。彼の目線は、イスラ管区長となった「風の革命」の旗印、ニナ・ヴィエントに憎しみを持ってむけられていた…。『とある飛空士への追憶』の世界を舞台に、恋と空戦の物語再び。【「BOOK」データベースの商品解説】

’08年の話題を独占したシリーズ最新作!

革命によりすべてを失った元皇子、革命の旗印とされた風呼びの少女……。空の果てを見つけるため、若き飛空士たちは空飛ぶ島イスラに乗り旅立つ! 『とある飛空士への追憶』の世界を舞台に、恋と空戦の物語再び!!【商品解説】

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みんなのレビュー39件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

「序盤」的な構成

2009/02/28 14:16

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語の序盤としてほぼ完璧な構成でしょう
スタート地点に至る経緯をがっつり描き、主要な二人のキャラクターの関係を見せ、最後に「なんで!?」という強烈な引き
それだけで一冊使いきり、それでいてしっかり読ませる
余計なわき道に逸れずに集約し、じりじりとバネを巻くように物語を加速するエネルギーが溜まっていく感じ
キャラクター的には数も減っていささか淡白ですが、あまり複雑な展開は似合わない気もするので、まだこれでいいのかも
ストーリーはまだまだですが、これから一周り二周りするでしょうから楽しみです

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紙の本

失墜と、新たな出会いと、そして

2009/02/22 20:27

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 斎ノ国、帝政ベナレスと並ぶ大国バレステロス皇国の第一皇子カール・ラ・イールは、突然の革命によりその地位を一夜にして失った。当時九歳の少年は、革命の旗印である風呼びの少女ニナ・ヴィエントの靴への口づけを強制され、両親は断頭台の露と消える。
 カールは処刑を免れたが衰弱死を望まれ、非道な養父に預けられそうになるところを、機械整備工ミハエル・アルバスに拾われ、名前を隠して生きることになる。名をカルエルと変えたカールは、ミハエルの娘ノエル、マヌエルを姉とし、同年のアリエルを妹として健やかに生きる。…ニナへの復讐を胸に。
 十四歳になったカルエルは、自宅に現政権からの密使を迎える。革命からの揺り戻しにより王政復古を望む勢力の傀儡となることを避けるため、カルエルに国外への出奔を促しに来たのだ。彼らは、ちょうど実行局面に来ていた、大瀑布の果てを探す計画、イスラ計画への参加を提案する。イスラは空中に浮遊する巨大な島であり、そこにはカルエルが目指す飛空士となるための学校も併設される。アリエルの渡航費用も出すという条件で参加したカルエルは、その島にニナ・ヴィエントが乗り込むことを知るのだった。

 プライドが高くて負けず嫌い、順応性は高いがピンチには弱いというカルエルと冒険好きで屈託のないアリエルのやり取りや、養父ミハエルの背中がとても格好よい。作者はもしかすると、一度敗北した男が立ち直っていく過程を描くのが好きなのかも知れない。
 今回は世界観と時代背景の説明と、出会いに終始しているので、展開は次巻以降になる。

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紙の本

前作とはまた異なるカラーで描かれる空と恋の物語

2009/02/20 17:06

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

【一章】おそらくフランス革命がベースと思われる第一皇子の転落。優しくて素敵な母も見方を変えれば圧政に苦しむ庶民の敵となる悲劇をさり気なく挿みながら、置かれた境遇への反発、革命の旗印への敵意、そして新しい生活への導入が綴られる。母の言に反して心は理不尽という憎しみ色である。

【二章】下層の暮らし。本作の雰囲気が変わる。面白い。本音で生きる人達の楽しさが伝わってくる。空の素晴らしさを知る。度々告げられる『空、飛べ』が沁み渡る。カルエルを愛玩するノエルとマヌエル。淡い恋心を抱くアリエル。カルエルの正体を知っても動じない強い3姉妹。喧嘩してボコボコのカルエルを見て『男前になった』と笑える父親が今どれだけいるだろう。暖かく静かな感動がじわっと寄せてくる。

【三章】旅立った「空飛ぶ島」イスラでの生活。政治も動き出す。しかし、母の言を少し理解したカルエルが遭遇したドジッ娘少女、その僅かな邂逅でお互いの孤独な境遇を解り合うところから物語が大きく動いていく……その端緒が開かれる。

「最終章はまるまる滂沱でした」といった大きな感動とはまた異なる感動作である。『ローマの休日』の次は『ロミオとジュリエット』。あまりにド真ん中過ぎて普段は使われないこれらの元ネタを上手に昇華させていて素晴らしい。ただ、前作と異なり、最初から元ネタが明かされたことと読み手に大きな期待という先入観があることで本作のハードルが恐ろしく高くなっている(平積み×6を見ると書店も期待している)のだが、その素晴らしき感動はそっと静かに、前作に劣らずやってくる。義父ミハエル素敵過ぎ。

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2009/02/24 16:33

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2009/02/24 19:20

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2009/03/05 19:15

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2009/03/14 01:26

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2009/08/11 07:21

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2010/04/30 07:02

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2009/09/11 21:51

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2009/10/27 11:06

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2010/04/29 04:30

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2010/05/15 21:57

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2010/06/20 17:29

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2010/06/28 17:50

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