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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2009.2
- 出版社: 彩流社
- サイズ:21cm/524p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7791-1368-0
- 国内送料無料
紙の本
濃縮四方田
著者 四方田 犬彦 (著)
映像分析と神話批判、ミニチュアとノスタルジア、南方憧憬と死者の回帰、崇高とグロテスク…。ジャンルと主題を越境し、詩と理論の統合をめざす批評家の軌跡。売文渡世30年の四方田...
濃縮四方田
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商品説明
映像分析と神話批判、ミニチュアとノスタルジア、南方憧憬と死者の回帰、崇高とグロテスク…。ジャンルと主題を越境し、詩と理論の統合をめざす批評家の軌跡。売文渡世30年の四方田犬彦がその秘密を自ら明かす!【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
四方田 犬彦
- 略歴
- 〈四方田犬彦〉1953年生まれ。「モロッコ流謫」で伊藤整文学賞、講談社エッセイ賞、「ソウルの風景」で日本エッセイストクラブ賞、「白土三平論」で児童文学学会特別賞を受賞。
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紙の本
いったい誰が、何のために買う本なのか?
2009/05/31 16:29
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの四方田先生の著作が100冊となったそうだ。本書は、この100冊記念という極めて個人的な、四方田犬彦以外にはほとんどどーでもよい事実を記念して出版されたもの。100冊を記念して当時を振り返る対談を収録したり、著者の思い出をインタビューしたりとした付加価値を加えてあるなら、まだよい。ところが、ところがである。本書は、ただただ四方田の著作100冊のさわりを抜粋して収録してあるという、ものすごい安直な作りなのだ。タイトルは「濃縮四方田」だが、本書はちょっとも濃縮なんかされていない。それをいうなら「抜粋四方田」「切り貼り四方田」のほうが実体に近い。こんな本を、どうして出すかなあ。ミュージシャンのベストアルバムだって、全文掲載されているぞ。けっしてその一部分だけを切り取ってまとめたりしてないぞ。まるで詐欺みたいな、安直な本です。これは四方田による四方田のための本を言わざるをえません。買う前によくよく中身を吟味して確認しましょう。