住まいに居場所がありますか？ 家族をつくる間取り・壊す間取り （ちくま新書）

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購入場所：TSUTAYA BOOK STORE 東京ミッドタウン店
読書期間：2009年5月7日〜2009年5月9日

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男たるもの、どんなに狭くても、自分の居場所（机一つ分でも）を作れ！
とまあ、それが印象に残っております。

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建築家の人が書いただけあってなかなか面白かった。
この人が考える理想の住まいっていうのも載っているし
今の住まいの持つ問題点ってのもきちんと提示されていてなるほどな、と思った。
ただ、たまにえーって思わせるものもあったけれど。
でもでも、高層マンションが子どもに悪影響って論は面白かったな。
高層階に住むと外に出にくくなったり
あと見える風景が一緒だから
(見えるのは空とミニチュアみたいな人や道路だけで
季節の変化とかを感じ取れないってこと)
精神の成長に支障をきたすらしい。
確かにーって思ったよ。
ドイツでは4階以上の住まいでは子育てしちゃいけない条例があるんだって！
すごいよね、徹底してる。
やっぱり住まいの在り方っていうのは
アメリカであったりヨーロッパであったりの方が進んでるなと思いました。

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家づくり＝家族の在り方。

どういう家族でありたいかを考えるのが先。
それから間取りが決まる。

アマゾンは辛口レビューが多いが、
個人的には、非常にしっくりくる本。

実現できるお金は今のところないけど、
考え方は応用できる。

昔、建築家に憧れたのを思い出した。

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居場所がない夫、「私」の空間が欲しい妻、個室にこもる子どもたち。団欒の場であるリビングルームの主役は大型テレビ、なぜか家族はくつろげない…。日本の住居は古来、個的な空間よりも融和的な空間を大事にしてきた。いわば、気配でコミュニケーションできる間取りを持っていた。その考え方を継承しつつ、現代の家族にふさわしい住まいづくりの工夫を提案する。生涯最大の買い物が家族崩壊の悲劇を生まないために、知っておきたい間取りの知恵、リフォームのポイント。（Amazon紹介より）

現在家づくり進行中で、間取りはほぼ決まってしまいました。もう少し早く読んで、今後の家族のあり方について話し合うべきだった…。ちょっと後悔しています。まぁ、家の特徴とその欠点を意識し、補っていける生活を心がければよいかと思います。
家に限らずですが、人間は「スタンダード」が社会に定着してしまうと、自分の力で考える能力が低くなってしまう生き物なのだとつくづく思います。自分がどのような家に住み、どのような人生を送りたいのか、理想像を描くことができない自分にゲンナリしているここ数ヶ月です。人生を豊かにするためには、世間のスタンダードや流行に流されず、何を大事にしたいかという軸を自分自身で納得いくまで考えることが重要と思います。それを真剣に考えることが、一生懸命生きることなのだと思います。