紙の本
コンプレックスをチャンスに変えていったトップモデル・押切もえの幸せをつかむ「姿勢」のつくり方。
2009/06/28 07:19
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月乃春水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気モデルの本が「モデル失格」。まずはタイトルが目を引きます。
太宰治の小説『人間失格』。主人公の姿がどうしても他人事とは思えないのは、モデルとして挫折し、苦しんでいるときの姿とあまりにシンクロするから。
私は「モデル失格」。それを認めたときから、私のモデル人生ははじまった、というもえさん。
読者モデルから『CanCam』のモデル、現在は『AneCan』の専属モデルとして活躍するも、これまでの道のりは、決して楽なものではなかったとふりかえっています。
たくさんの挫折や失敗を経験しながらも「愛されたい」というたったひとつの思いから、ただまっすぐに努力し、走り続けてきた姿。
この本を読んではじめて知りましたが、「応援したい!」という気持ちになりました。
「スーパー女子高生」として雑誌に読者モデルで登場、芸能界入り。最初から順風満帆だったわけではなく、オーディションに落ちまくる。そんなとき友達を事故で失う。悲しさと孤独の中で「だめだと決めつけているのは自分だ」と受け入れ、プロモデルとして生きることを決心。
2001年、『CanCam』のレギュラーになるも、所属事務所がなくなり、日雇いアルバイトをしてしのぎ、モデルなのに服が買えないとういう不遇の時代。
その後、『CanCam』専属モデルとしての4年間は順調に過ぎ、充実した日々を送るも「これでいいのかな?」という自分への問いが残るようになった24歳。
ハワイの海で海流に呑みこまれるという事故、そして頸椎損傷で入院。
絶望のなかでも回復していくうちに、できることからやり始める。そして復帰。
「あきらめなければ、絶対にハッピーはつかめるんだ」
2007年『AneCan』の誕生。専属モデルとして活躍、CMやTVに活躍の場を広げても現在まで。
読んで行くうちに、どんどん引き込まれてしまいます。
いわゆる「美人顔」でないコンプレックス、性格は「臆病、あきらめが早い、人見知り」。それがどのように変わっていったのか。
これまでの道のりに加えて、押切流・幸せになるための処方箋、押切流☆幸福論と続きますが、その中に答えがあります。
仕事に、人生に、おもっきりがんばって幸せになりたいという人にとって、実践のヒントがつまっています。そして、読むともれなく元気が出ます。
巻頭のカラー8ページでは写真をはじめ、雑誌で連載されたページと記事の中でのことば、そしてBIOGRAPHYが掲載されています。
これはファン向けサービスでもあると同時に、押切もえについてよく知らない人にも、どのようなポージングや表情で雑誌に登場しているモデルなのががわかるようになっています。
押切もえさんについては、わたしは名前と顔しか知らず、特にファンではありませんでした。写真集やエッセイ集として発売されていたら、手に取ることはなかったかもしれません。
新書として発売されたことが、わたしをはじめ多くの人の手に渡る結果になったと思います。
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そう、今やエビちゃんや山田優と肩を並べるトップモデル押切もえの10代の頃の動画を見たことはあるだろうか。これほどインパクトのある動画も珍しい。
このガングロギャル(死語)が、どうやって綺麗系のカリスマモデルにまで成長したのか、どうやって「チェンジ」したのか以前から相当興味があって、そして押切もえ本人が書いた本を見つけた。しかもタイトルは「モデル失格」と。
プロのモデルを意識し始めたのは意外に遅く、20歳になってからだったそうだ。20歳から20歳代向けのモデルになるのは難しいようで、相当な努力をした後、やっとチャンスが巡ってきたと思ったら所属事務所が倒産。お金がなくてアルバイトまでしていた時期もあったそうだ。それから、順調に仕事が入り始めたと思った矢先、撮影のロケ先で首を骨折…。あらゆる不遇の時代を越えて今の「押切もえ」があるのだと強く理解することができた。
そんな彼女だからこそ「人は本気で変わろうと思えば変われると、信じたいんです」という言葉に力強さを感じることができるのだと思う。
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うううううーーーーーむ。
もえちゃん大好きですが、内容はあまりお勧めは出来ないというか。
漠然と大変だなぁとは思うのですが
書籍化する内容かときかれるとちょっち疑問・・・かな?
でも怪我の所とかは本当に大変だったと思います。
これからも応援しています。
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?実用性 ★★☆☆☆
?文章力 ★★☆☆☆
?ユーモア性 ★★★★☆
?読むのにかかった時間 1.5時間(普通速度)
?この本をおすすめしたいタイプ
押切もえちゃんに興味がある人、モデルはいいなと思ってる人
?書評
CanCamを読んでいたころから「努力家なんだろうなー」と思っていたから、本が出るって聞いたとき絶対に読みたいなと思った・
自分は顔も整ってないし体型も完璧じゃない。
(私からしたら全然完璧だけど)
それを認めて努力している姿勢が好感触。
輝いてる人はやっぱり努力してるんだなと思う。
文章も読者の人のことを考えて書いているかんじでいいです。
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押切もえが現在の仕事、食事、睡眠、旅、ケガ、ダイエットなどに対しての姿勢を書いた本。
特に目立ったキーワードはポジティブ!!
どんな時も前向きに考える彼女には共感できる。
目の前にある大きな壁を
自分の行く手を邪魔している「壁」と考えるか
自分の成長を手伝ってくれる「壁」
と考えるだけで取り組み方は全然違う。
これを越えたら新しい魅力的な自分に会える。
人からまた愛される自分になれる。
そんな考え方が素敵。
これは決してエゴではないと思う。
人から愛されたいという感情は誰でも持っているはずだし感じて当たり前。
要は愛される為に何をするかが大事だと思う。
どうしたらこれからの人生を楽しく、魅力的に過ごしていけるか再確認できる一冊。
自分なんか変えられないよ
と思ってる人は是非読んでみてください。
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いつも笑顔でいたいなぁと思った。
努力を楽しめる人間になりたいです。
まぁ、文章に(笑)いれちゃうのはどうかと思いますけど(笑)
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TOUCHING WORD for Future Generations : 自分のコンプレックスと向き合うのって、最初はけっこうしんどいもの。でも、きちんと向き合ってみると、欠点だと思っていたものが自分の個性だったりするんです。「ココが嫌い」と蓋をしてしまう前に、生かす努力をしてみる。そうすると、意外と好きになれるものです。
http://www.touchingword.net/detail.php?id=1051
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「幸せになりたい」
「愛されたい」
女性のみならず、全ての人がそう願う気持ちを筆者が今までファッションモデル業界にて過ごしてきた10年間を赤裸々に綴った本。
正直なところファッションモデルさんはみんな恵まれた人々だと思ってました。だって見た目がいいんですから。
しかし、その裏側ではファッションモデルしかわからない業界の苦労もあるのがとても印象的です。そんなことをバネにして、
「幸せになりたい」
「愛されたい」
を心のよりどころとして
どうやって今まで克服してきたか
どう将来にむきあっていくか
どうしょうもない時どう自分と向き合うか
などのメッセージは心に大変残りました。
雲の上の世界の人だと思っておりましたが、なぜか著者の熱いメッセージには親近感を覚えます。
本当に元気をもらいました。
男女問わず、不安に思っている方に是非読んでいただきたいです。
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友達の事故死をきっかけに本気で叶えようと心に誓ったモデルという夢。そして夢が叶う。しかし、自分の不注意による事故や仕事を妨害すらするコンプレックスから「モデル失格」の烙印を自分に刻む。その時から、モデル押切もえのすべてが始まった。正直、最初は「今が成功しているから言えるんやん」「まわりの人達に恵まれていたのもあるでしょう」と僻みながら(笑)読んでいたが、彼女が失敗や苦悩から学んだことを活かして日々努力して生きている姿がまっすぐなメッセージで伝わってきて、だんだん元気が湧いてきた。コンプレックスを長所に変えられる人間は無敵だと改めて感じる。後半の「ポジティブになれる方法」もオススメ。特別なことは書いていないが、彼女の言葉で書かれているので心にスーッと入ってくる。やりたいこと100個→今50個。猫背→すぐ曲がってくる。でも、実践してみると楽しくて気持ち良いことばかりなので、続けたい。印象に残った言葉は、「体が動かないときは「心」、心がフリーズしたときは「体」をフル回転!」。職業はまったく違うが、同じ「プロフェッショナル」として、私も彼女のように1日1日を公私ともに充実させて生き生きと生きたい。
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▼メモ
・この10年の私の、そしてこれからの私の、原動力です。「愛されたい」(11)
・何かしなければならない衝動にかられました。…一言で言えば、焦っていたのだと思います(34)
・家に届いた新聞を持って出て、メーク中や移動中のロケバスなど空き時間に読むのが習慣です(57)
・苦手な「人」が、自分を変える(72)
・「42.195kmを走りきり、ゴールを駆け抜ける自分」を思い浮かべて、そんな自分にすっかりよってしまったから。(80)
・気分を変えたいとき、「いつもと少し違うテーストの服を選ぶ」(112)
・起きぬけの水は、寝ている間に溜まった老廃物を流してくれるんだとか(125)
・失敗したとき、素直な気持ちに戻るために、しっかりと落ち込む(145)
・「文句を言う前に、ベストを尽くしているか?」と自分に聞いてみる(148)
▼読むきっかけ
2003年12月のホノルルマラソンで、まさにもえちゃんに抜かれたので。
▼読んだ感想
自分をしっかり知っていて、自分を隠さず表現できる、素敵な人だと思った。惚れてまうがなー。
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押切もえさんって苦労人というかコンプレックスの塊というのが第一印象です。だからといって、あきらめることなく努力し続けることができたからこそ今の地位を築くことができたんだと思いました。彼女の人生観に触れることにより、新しい考え方に触れることができると思います。女性だけでなく、男性でも読んで納得できることがあるのではないでしょうか。
気になったことをまとめると以下のとおりです。?短期、長期に分けて目標を書き出す(自らの進路は自らが決めることであり、その進路を決める指標になるのが目標である)、?心が停滞しているときは行動せよ。また、体が動かないときは心を熱く持て、?朝になったらカーテンをあけて太陽を全身に浴びる。また、窓を開けて空気を入れ替える、?食べるときは頭を食べるモードに切り替える(いただきます、ごちそうさまの励行。よく咀嚼する)、?仕事はベストを尽くす。不明な点や納得のいかないことがあれば、質問して納得した上で仕事を進める、?仕事では、相手を信頼しなければ良い仕事はできない
「大人は今の状態に安住したがりますが、それは停滞を意味します。人間は新しいことにチャレンジするからこそ美しくあるのではないでしょうか」
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面白かったです★
もえちゃんは雑誌でたまに目をするくらいの意識だったのですが
この本を読んで今までモデルとしての苦労や苦難
貧乏でも乗り越えた経験など
かなり励みになりました♪
ますます好きになりました-!
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押切もえさんのエッセイ。
見習いたいなと思う部分がたくさんありました。
もえちゃんのポジティブさ、私も身につけたいなー。
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会社の後輩が"女として前向きになれます!"と言っていたので読んでみた。
大切なのは"強く願うこと"と"諦めないこと"っていうメッセージをくれた。
あんなに綺麗な人が、ここまでたくさんの努力をしているなんて思わなかった。
綺麗じゃないなぁ・・・なんて諦める前に、ちゃんと努力をしようって思えた。
自分に甘えず。自分を否定せず。
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成功したい、幸せになりたい目標を明確に持って
行動している姿勢は参考になりそう。
成功しているまでの道のりで、実は人見知りをしていた
のは意外だった。
表面は堂々としているようでも、実は不安だらけなんだと
人間っぽくてよかった。
ファッションやダイエットの話はピンとこなかった。
2009.4.11