紙の本
まさかの正体!
2015/01/30 09:11
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投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソラって何者?
最初にユーリの従者になったその時からの廻りの人の全ての不審な行動は
そういう意味があったのね(>_<)
そして、お兄ちゃんを探して連れ戻すんだというユーリの旅の目的も。。。
ヘイトランドでおこってる物語は、ともすれば現代の物語とそう違わない。
英雄って言う言葉のもつ表と裏。。。。
ファンタジーなんだけど、かなりイマを皮肉ってる感もある。
ただ最後の戦いの場面が、なんだかちょと物足りない感あるんですけど!?
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一言で言うなら「未完の大作」とでも言うのでしょうか。
上巻から始まった物語は想像出来ないほどの急展開の末、主人公の少女は
兄を救う事には成功します。しかし、あの結末は明らかに先へと続く「何か」を暗示
している様に見えました。案の定、最後のシーンで自身の役割を果たしユーリ(有里子)
は新たな役割を背負って「物語」を生きていくことになるというラストシーンで幕を
閉じます。
しかしながら、「おそろし」が続編が出ることからも、続きが出るのではという楽しみ
が見える作品です。
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いかんせん冗長な感じがした。もうちょい長編じゃないと書ききれない感も少なからずあるような。説明部分が長い。
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物語の冒頭が時事に乗っかっている感じなのは、新聞連載していたからかしら。
最初から最後まで、ぐいぐいと読ませられました。
このお話、かなり削ぎ落とされているなという印象がありまして。
ディティールにこだわって書けば、もっともっと長編になっていたと思います。
ただ、それを主人公の周りのお話に絞って、本当に限定して書いたという感じ。
だから結構小ぢんまりとした感じを受けるかもしれないけど、その背景や世界観を思うと、あまりの広大さに眩暈がします。
そして、やっぱり切ない。
物語のキーとなる人物と主人公との出会いの場面、真相がはっきりしてから読み直すと、ものすごく意味深だったりして。
大団円とはいかない終わり方だったけれど、未来に希望を感じられるようなラストで良かったなと思います。
続きを読んでみたいと思う。
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宮部みゆきさんの作品大好きです。
ですが、かなり消化不良でした。
続編を書かれるつもりなのかな?と思いましたが、それであってもちょっと複線(?)が放ったらかしの印象が強かったです。
個人的には、ここ数作ちょっと路線が変わってきたかな、と感じています。
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優等生だった兄が同級生を殺傷する事件が起こり、有理子は両親とともに疲れきった毎日を送ることになる。そんなとき、兄の部屋で見つけた本は、何と有理子に言葉で話しかける技を持っていた。兄に何が起こったのか、とりついた"英雄"とは何者なのか。有理子はユーリとして輪から外れ異世界へと旅立ち、真相を確かめることを決意する。オルキャストとして"狼"のアッシュや、無名僧のソラたちとともに、ユーリの旅は英雄へと近づくたびに危険を増しながら続いてゆく。ついにその前に立ったとき、ユーリに訪れた衝撃の展開とは――。
表紙からしてミステリーを想像したのですが、実は「ブレイブ・ストーリー」みたいなファンタジー。異世界に飛ぶという点ではこれに似てます。ただ、もっと切ない現実が突きつけられますが・・・。主人公のユーリは、必死で兄を取り戻そうと頑張り続けますが、その姿は本当にけなげで、小学5年生でここまでやらせるか?!と思うほどに過酷です。周りの大人も簡単には妥協してくれません(苦笑)前半の流れが細かい設定などで緩やかだったのに対し、後半は飛ばしすぎのような気もします。冒険ってこんな簡単に終わらないよ~。
ラストはどう感じていいのかよくわかりません、正直。続きがあってほしい気もするし、現実はこんなものだという寂しさも確かに感じるし。ユーリにとっては等身大以上の旅であったわけだし、もっと子供の身になって寄り添ってあげられればと、ほんの少しの後悔と大人になることの代償も感じました。
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下巻の途中くらいから盛り上がった感じ?ってのは言いすぎかな。おもしろくないわけじゃないんだけど、できれば現実の物語が読みたい。
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この世界観は無理くりでしょ?いくら「ファンタジー」と言っても「なんでもあり」ってわけじゃないと思うんですが。ま、最後はなんだかんだ言って泣かされちゃったから良しとしましょうか。「ブレイブ・ストーリー」のように映画化されたらうれしいかも。その際、主演は吉田里琴ちゃんでお願いします。
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予想とは違う方向に話が進んで、思わぬラストにちょっと拍子抜けした感もありますが…いつかぜひ続編を書いてもらいたいものです。
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なんか…不完全燃焼。
旅をしたぞー!って感覚があんまりない。あっけない。
ブレイブストーリーを書いた人なのにって、思っちゃう。
ていうか宮部みゆきだよ!
これ打ち切りになったりしたのかねぇ。
(その割には伏線が見事回収されてるんだけど。むーん)
ソラも無名僧だから仕方がないがあんまりにも薄くて、
そこまで愛着がわかなかったし。
でもエピローグは好き。
アッシュやアジュが待っている光景を想像するとどきどきする。
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上下巻セットで読了。
表紙のおどろおどろしさからは想像がつかない
女の子がお兄ちゃんを探し求めるファンタジーでした。
(お兄ちゃんを探し求めるきっかけとなる導入部分は、
けっこうリアリティたっぷりなのですがね・・・)
ただ、ちょっと・・・
「ブレイブストーリー」が面白かっただけに、
二番煎じの感が否めませんでした。
題材はすっごく興味深いのですが。
もっと長編の設定で、もっといろいろ旅をして、
もっと少しずつ謎解きをしてほしかったなぁ。
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後半になるにつれて、あれ?終わるの?終われるの?と思うくらいフセンの消化が心配でした(そこかよ)。
もっとラストの盛り上がりが激しいかと思ったら、結構あっさりしてましたネ。
面白かったけど、なんか微妙に納得できなくて、もどかしくて、でもそれを狙ってやったのなら狙い通りだったと思います。
爽快さとかは無かったけど、終わり方は良かったかな。
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再読。
けっこう忘れていて、びっくりしつつ読んでしまった…。
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怒濤の後半、一気に読まされました。
もっとたくさんの『領域』にいくのかと思っていたのですが、そんなことしたらいつまで経っても終わらないか(笑)
宮部さんのことなので、だいたいの予想はついたのですがでもビックリした。面白かったです。
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結果。
以下ネタバレです。
ユリコの話はただの発端であり、もーっともっと大きな物語のたった一部分でしかなかった。そんな印象を受けた。
もちろん、ヘイトランドでのキリクの話や、ヒロキ(兄ね)がそこから英雄と絡んでくとこもものすごくexcitingだったけれども。。
上巻からずっと、根底に沈んであった、漠然とした不安…
繰り返すようだけどw ブレイブストーリーでもあったんだ。
いちばんカンジンなところが、いちばんカンジンな、旅する本人には知らされていない、そういう感じ。
英雄を倒すとか、兄を取り返すとか…そもそもそういうレベルの話ではなかった。
兄は戻っては来ない。ユリコが旅を終えても、英雄は封じるどころかより強大になり、"輪"に影響し始める。ユリコは単に兄を浄化させただけでこっちへ戻って来るしかなかった。
戻って来てみると、やっぱり嫌な事件なんかは増えてて、自分の無力さを思い知らされるだけ。。
ラストで、ユリコが狼になる予感……で終わったのがよかった。
宮部さんがあとがきで言ってた、クトゥルフ神話に興味。
どんな種類の話なのだろう?半分SFみたいなのかな?
大きなおおきなスケールの?
そうだ、上巻の冒頭、翻訳ものの怪奇小説みたいな雰囲気はあったんだよな。
途中でアジュやユリコが軽口をたたくもんで、重たい空気はふきとばされてしまったけど。
しかし、兄のクラスメート殺害ってさ……
”英雄”の悪影響は受けていたろうけど、でもやっぱり…
一瞬でも"殺してしまいたい"と、思ったのだろうか。
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オルキャストのユーリとアッシュ、アジャ、ソラの奇妙な旅。
下巻からはおもしろくて割と一気読み。
途中、理解しにくいとこは流し読みでした。