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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.4 176件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.2
  • 出版社: 毎日新聞社
  • サイズ:20cm/356p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-620-10733-2

紙の本

英雄の書 上

著者 宮部 みゆき (著)

お兄ちゃんが人を刺すなんて…。“英雄”に取りつかれた最愛の兄を追って、少女は物語の世界に降り立った。そこで彼女は、すべての物語が生まれ帰する一対の大輪を前に、恐るべき光景...

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英雄の書 上

税込 1,760 16pt

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商品説明

お兄ちゃんが人を刺すなんて…。“英雄”に取りつかれた最愛の兄を追って、少女は物語の世界に降り立った。そこで彼女は、すべての物語が生まれ帰する一対の大輪を前に、恐るべき光景を目にしてしまう—。【「BOOK」データベースの商品解説】

そこは禁忌の地。「あれ」が獄を破った。戦いが始まる…。「英雄」に取り憑かれた兄を救うため、友理子は物語の世界へと旅立った。ふたりの幼子と、ひとりの僧侶と、ひとりの魂なき流浪者の織りなす、忌まわしき命の物語。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

宮部 みゆき

略歴
〈宮部みゆき〉1960年東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でデビュー、オール讀物推理小説新人賞を受賞。「蒲生邸事件」で日本SF大賞、「理由」で直木賞、「名もなき毒」で吉川英治文学賞を受賞。

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みんなのレビュー176件

みんなの評価3.4

評価内訳

紙の本

物語が収斂する終盤、謎の絵解きに魅せられました

2009/02/25 15:01

11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ジグソーパズルのピースがあるべき場所に収まり、ひとつの大きな絵柄を作るように、本書の終盤、それまで隠されていた謎が明らかにされ、物語が収斂するところが素晴らしかった!
 「物語」というものを広義に捉えている世界観が途中まで分かりづらくて、本書の物語にすっと入っていけなかったのですが、上下巻の(下)巻からは、徐々に引っ張りこまれていきました。

 ユーリと、従者の無名僧・ソラ。ユーリと、辞書がハツカネズミの姿に変化(へんげ)したアジュ。ユーリと、「狼」のアッシュ。主人公のオルキャスト(印を戴く者)・ユーリと、ほかの登場人物たちとの関係、磁石の+-みたいにそれぞれに引かれ合い、退け合う姿が印象的でしたね。
 ユーリを軸にした主要登場人物たちが、互いに相手に働きかけ、力を及ぼし合っていたところ。この物語の緊張感を生み出す上で、大きな効果があったのではないでしょうか。

 本書のあとがきによれば、この物語を書くきっかけのひとつになったのは、林房雄の短編「四つの文字」(北村薫・編『謎のギャラリー <最後の部屋>』所収)に深く魅了されたその想いだった、とのこと。この短編、まだ読んでいなかったなあ。あとがきに紹介されていた別の一冊、『図解 クトゥルフ神話』(森瀬繚・編)と併せて、そのうち、手にとって読んでみたいな。

 毎日新聞、2007年1月4日~2008年3月31日にわたって連載された作品に、単行本化にあたって加筆修正を行ったもの。ダーク・ファンタジーの色合いが濃い物語で、重苦しく、緊迫感に満ちています。好き嫌いは、かなりはっきりと分かれるかもしれませんね。
 私は、本書の前半はいまいち乗り切れなかったのですが、終盤、それまでの謎の絵解きがされることで物語全体の絵が立ち現れてくるところ、ここに大きな魅力を感じました。

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紙の本

やはり、宮部のファンタジーは、自らの時代小説には遠く及ばない、といえそうです。特に光と闇、というそれこそどこにでもあるものを核に据えたのは工夫がない。「ぼんくら」の世界を再び訪れたい、というのは読者の身勝手でしょうか・・・

2009/08/03 21:01

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

なかなかいいデザインのカバーで、平積みにしたとき右に上巻、左に下巻を置けば一枚の絵が出来上がる、そういうことになっています。いいな、でもちょっと待ってね、このデザインて書架に背を見せて並べるとどうなるの?って思って早速実験。噴飯でした。まったく工夫がない。二兎追う必要はありませんが、プロならこの状態での姿も考えなきゃ。

それに装画だって藤田新策のイメージ、引き摺っているし。角背や表紙の色、本の厚さ、どれも好きなんですけど、それだけにヘンなところが気にかかる。そんな装幀はオフィスキントン、装画はケッソクヒデキ、VEER Marie Hickman/ゲッティ イメージズ、題字・本文イラストレーションは宮嶋康子です。

主人公は森崎友理子、小学校五年生の女の子です。で、彼女の英雄ともいえるのが兄の森崎大樹、14歳。成績優秀でスポーツ万能、妹にも優しかった、その兄が中学校で友だちと喧嘩をして人を刺した、そして逃げて今も行方が分からないというのです。14歳の少年に何があったのか。

兄の起こした事件は、やがて彼女の身の回りにも影響を及ぼし始めます。友人は声をかけるのを躊躇い、今まで名前も知らなかったような人間が、少女を危険人物扱いし、苛めが始まります。子供たちだけではありません、したり顔をした親が教師に、学校に文句を言い始めます。

そして兄の無実を信じる少女は、その行方を求めて旅に出るのです。手がかりは、森崎一家に遺産を遺していった大叔父で、別荘に図書室を持ち、膨大な数の書籍を集めていた水内一郎。その部屋で出会う多数の本たち。その中から選ばれて少女とともに冒険に出ることになったのがアジュです。そして、そのときから友理子はユリーと名乗ることになります。

このお話の中心にある“英雄”について、この物語はどういっているのでしょう。その部分を引用してみましょう。

・“英雄”とは、おまえの生きるこの“輪(サークル)”に存在するもののなかで、もっとも美しく尊い物語だと、賢者は語り始めます。

・「人が生きているだけならば、どれほどの偉業をなそうと、それはただの事実でしかない。思うこと、語ること、語られることを以って、初めて“英雄”は生まれる。そして、思うこと、語ること、語られることは、これすべて物語なのだ」

 ・世の中で立派なこと、偉大なことをなした人が「英雄」と呼ばれ、永く語り伝えられるのは、その“英雄”という源泉の物語の写しが作られているとうことなのだ。

・「それだけならば、確かに素晴らしいのだがな」
 もっとも美しく尊い物語が輝けば、そこには同じくらい濃い影も生まれる。それもまた“英雄”だと、賢者は説明した。
「ひとつの楯の裏と表だ。正と負だ。光と影は、常に対となって存在する。このふたつを分かつことは、誰にもできぬ。決してできぬ」

以上がそうです。

“印を戴く者(オルキャスト)”となったユーリ、ハツカネズミに姿を変えられたアジュ、“灰の男”という通り名からアッシュとユーリが呼ぶことにした追跡者である“狼”、青空に感動したことからソラと呼ばれることになった少年無名僧たちの終わることの無い旅が始まるのです。

引用にあったように光と闇は対立するものではあっても、決して別物ではありません。それが意味するものは、まさに人間の多面性です。それは世の中の意外な姿を少女に見せていきます。ユーリは幼いがゆえにそれに恐怖し、反発し、あるいは打ちひしがれそうになりながら旅を続けます。そう、この話は決して終わることの無い話なのです。

大人にも楽しめるファンタジーとして『ブレイブ・ストーリー』に優るとも劣らない出来ですが、同じ小学校の五年生が主人公でも話としてはこちらのほうが好みです。でも、『ブレイブ・ストーリー』でも思ったのですが、これって基本はゲームでしょう、宮部の大好きな。

ただし、折角の「光と闇」という肝心のテーマも映画などで消費されつくした感があり、新鮮さを感じないのは残念です。意外性を重視するわけではありませんが、その点でも弱い。ですから感動する、ということはありません。ただし、映画にしたらかなり面白いと思います。そういう意味で、『ハリー・ポッター』と似ているかもしれません。ただ、その世界のもっている広がり、問題意識の深さ、登場人物の魅力では、小野不由美『十二国記』に遠く及ばない、とはいえそうです。

以下はデータ篇で、まずは目次。

プロローグ 破獄
第一章 壊れてしまった大切なもの
第二章 世捨て人の図書館
第三章 無名の地
第四章 咎の大輪
第五章 追跡の始まり
第六章 事件の内側
第七章 囚われの姫君と白馬の騎士


第八章 灰の男
第九章 憎悪と恐怖の国
第十章 手がかりを追って
第十一章 告白
第十二章 大迷宮
第十三章 再会
第十四章 真実
エピローグ

初出は毎日新聞連載 2007年1月4日~2008年3月31日
       ※単行本化にあたり、加筆修正を行いました。

だそうです。

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紙の本

元RPG少年からいわせると

2009/08/28 15:39

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:それ行け!!残飯マン - この投稿者のレビュー一覧を見る

○設定が甘い、作者の側に立ちたいですがアドホック、場当たり的な印象は否めません。FF、DQや大河ファンタジー小説に比べるとどうもゆるい。その設定と説明に必然性を感じない。まず設定があって上に物語乗っかっているのではなく物語の展開のためにその都度設定が発表されたり制約を施しているような印象を多々受けます。あとプロットはブレイブストーリのままですね。現実で打ちひしがれ幻想世界で発奮する、ある意味少年少女に現実逃避を奨励しているような、ただ今回は両親、特にお母さんがしっかりしている足腰強い人なので救いがありますね。○ただやっぱりいい話だなあと思ったのは少女が往来した幻想世界の由来、これこそが現実のわれわれに鋭く投げ返された強い警告だからです。よく目をかっと見開けと。最後まで読めば分かります。前作と違いちょっとくせだまなんでああまたこのパターンという早とちりは禁物です。さすがプロです。ワンパターンな手は使いませんよ。行って見て勝ってあとちょっとの葛藤みたいな単純な物語ではないのでまあ最後まで読んでは欲しいです。ただ強くは勧めません。

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2009/02/18 00:25

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2009/02/23 09:28

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2009/03/12 21:47

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2009/03/15 22:02

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2009/08/01 22:28

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2009/03/22 21:05

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2009/03/16 00:00

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2009/03/27 15:12

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2009/04/02 00:04

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2009/04/09 22:35

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2009/05/18 01:43

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2009/05/23 19:20

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