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なかなかユニークなタイトルで、よく考えると、確かに毎日、会社はつぶれているのでしょうけど、日頃は意識しないで経営していたりします。それくらい危機意識を持ちなさいよって意味も含めての本でしょう。
最初は人員整理のことや会社をつぶさないようにという意識の問題など、一般的に書かれている雰囲気がありますが、後半になりますと「社長、」という呼びかけが多くなります(笑)。これはこの本の読者が社長あることを意識しているのでしょう。内容的には「会社がなぜ毎日つぶれるのか」というよりも良質の「社長心得」のような感じです。
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タイトルの、「会社は毎日つぶれている」と言える訳に素直に感銘を受けました。
本書において会社がつぶれるとは、倒産、破産といったことそのものを指すのではありませんでした。むしろ、その原因が日々の積み重ねにあることを説き、破滅への道を一歩一歩歩いているということが、「会社は毎日つぶれている」と言うことなのだそうです。
著者自身の実体験なども含めた事例や説明は分かりやすく、社会人の心構えを知るための一冊にもなるのではないでしょうか。
個人的には、「だから社長」といって結論やアドバイスに入る部分が非常に巧妙だなと感じました。読者に語りかけているにも関わらず、まるで目の前でアドバイスを受けているような気分になります♪
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ほぼ1日で読了。社長に対して語りかけるように、社長の心構えを説いている。会社は毎日つぶれるリスクにさらされ、倒産へ向かっているという内容。実際に社長はこれだけのつぶれるリスクと毎日戦っているというのを改めて知らされた。自分のプロジェクトでは、そして自分株式会社ではどうなんだろうと考えて読むとリアリティが少しは持てるかも知れない。[2009/2/11]
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社長にもとめられる危機管理についての著者の考え。
もともと双日の社長。
そういえば、商社の社長ってのは業務領域が大きいので何かと大変そうだな。
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社長の大変さを痛感した。なかでも、不祥事は、その日のうちに発表する、「大丈夫」は当てにならないなど、社長でない俺にも役立ちそうだった。
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双日の危険な時期を乗り切った社長がつづった本。
リスク管理の重要性を説いている。
後学のために、しっかりと頭に入れておきたい。
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元双日の社長さんの本。
要するに、なんでもかんでも想像力をもって主体的にコトにあたらないといけないですよ、という本でした。
というと当たり前すぎて身もふたもない話ですが、実体験にもとづいた話はなかなか迫力あっておもしろかったです
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タクシー運転手に転職したサラリーマンが見た、「タクシードライバーの営業成績ランキングが毎月上位10人が固定して変わらない」、という事実。
タクシードライバーでも仕事にノウハウはある。
どんなビジネスにもノウハウはある、と感心。
あと事実を突き詰める意思をもたないと、社長にはいい情報しかあがってこない、、、、という話はなるほど、と思わされた。
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双日元社長によるあるべき社長の姿を描いた本。
体験談に基づいており、世の中の「社長」さんに訴えかける文体で書かれている。
人として共感し、個人として心がけておきたいのは
法→モラル(道徳)→etic(倫理)というコンプライアンスの3段階説。
法を守るのは当たり前で、それ以上に道徳、そしてそれをも勝る倫理感を持たなければならないということ。
社長としてというよりも、人を指揮・指導するものとして身に付けなければいけない哲学であると感じた。
その他はありがちな話(悪いことは隠さず打ち明けよ、社長は自ら辞めよ)で伊藤忠の丹羽さんの内容とほとんど同じだった。
とにかく正しい信念を持ち、行動せよ!という点はやはり皆、口を揃えていう言葉であることに間違いはない。
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■概要
双日初代社長の西村 英俊氏による書。日商岩井とニチメンが2004年4月に経営統合したときの経験から、社長としての心構えを読者に問う。想定読者が社長であるだけに、「いいですか、社長!」と投げかけるような語り口が特徴的。リスクマネジメントや、投資家への説明責任、グローバルスタンダードの考え方など、日々経営者が会社を潰さないために何を考えているのか、考えるべきか、広く知ることができる。
■仕事に活かせる点
日々の仕事に向き合っていると、全体感が薄れがち。視点を上げて、上から俯瞰してみると、何が見えてくるのか考える糸口をつかむために、これから数回にかけて、社長本を読むことにした。まずは、こちらから。
自分の悩みがちっぽけに見えてくる。行き詰ったら思い出そうと思う。
(千)
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[ 内容 ]
会社経営は常在戦場、毎日毎日が非常時だ。
どんなに斬新なビジネスモデルも少しずつ陳腐化し、トップの小さな油断は、会社の膨大なリスクとなってはね返ってくる。
六千億円もの不良資産を抱えた大手商社を再建した著者が語る、双日初代社長としての心構えと矜持。
[ 目次 ]
社長は会社を、ブッシュは合衆国をつぶす
なぜ、人員整理を一番先にしようとするのか
弱い部分を取り除くのは社長の仕事
相手は世界、国内視線では勝てっこない
意思決定を遅くする水田稲作文化
社長は会社で一番の危険人物だ
辛抱、辛抱、相手の言葉でわかるまで
持っていますか?自分の時間と自分の言葉
とっさの判断で会社の浮沈が決まる
騒がれる前にまず自ら発表を
社長の一斉号令が会社を傾ける
法律の上位にある倫理とモラル
社長は嫌なことから先にやろう
辞め時を間違ってはいけません
使いきっていますか、社外取締役
そして今日も会社はつぶれている
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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大山氏推薦図書
著者の西村英利氏は日商岩井とニチメンが持株会社である双日を設立して経営統合した際の最高経営責任者(CEO)。
会社は毎日つぶれている(部分的に痛んでいく、突然周囲の環境が変わる、要因は様々)という認識の下に、一貫して西村氏が読者である社長に対して社長としての心構えを語りかける形で書かれている。
実体験にもとづいているだけに、非常に説得力があった。管理部門に所属している者として、自分なりにリスクにどのように取り組んでいけるかを考えながら読み進めた(自分の会社の経営陣と比較するのではなく)。
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著者は、元双日社長。双日は日商岩井とニチメンが合併して出来た会社であるが、筆者が社長になった時期は経営がいきづまった大変な時期であった。とにかく不良資産を減らせというわけで、社長就任後、半年間で350件、4,000億円を超える資産を処分する、というとんでもない修羅場をくぐった人である。本書は、「社長とは」あるいは「社長かくあるべし」論的な本であるが、そういう人が書いたものだけに、重みと迫力がある。
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内容はタイトルとは違い、「社長はどんなことを考えて、こんなことをやっている(やる必要がある)」ということが書かれておりましたわ。
会社を潰してしまうようなリスクがそこらへんに転がっており、それらに対してどのように注意して、社長であるあなたはこのような行動を取るべきですよ。という、ちょっとした指南書的なものですな。
ここで出てくる筆者(双日元社長)の体験記なのでスケールがでかい!
とはいえ、この本に書かれている内容について一個人レベルでも意識しておく必要はあると思う。
非常にシンプルなことだがそれを日々意識して継続していくことが難しい。
またしばらく経って読み返したときに違った思いが沸いてきそうですな。
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「社長というのは好きなことをするのではなくて、嫌いなことから先にする役割を負った役目」「会社経営は常在戦場」「トップの油断は、会社の膨大なリスクなってはね返ってくる」会社を率いる社長
とはどうあるべきかを書いた本。リーダーシップとは何かを考える上で参考になる。社長てのは楽じゃないね。 リーダーとかくそ割り合わない仕事だと思う。が、現状に我慢ならないなら仕方がないねー、自ら行動を起こして周囲の協力を仰いで巻き込んでいくのが必要になってくる。