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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2009/02/17
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/512p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-00-311802-3
文庫

紙の本

日本の島々、昔と今。 (岩波文庫)

著者 有吉 佐和子 (著)

北は天売・焼尻へ、南は波照間・与那国へ飛び、種子島では鉄砲伝来とロケット基地を、隠岐ではイカ釣船の水揚や流人の歌を島誌に探る。八〇年当時の領有権、日韓大陸棚、二百カイリ問...

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日本の島々、昔と今。 (岩波文庫)

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商品説明

北は天売・焼尻へ、南は波照間・与那国へ飛び、種子島では鉄砲伝来とロケット基地を、隠岐ではイカ釣船の水揚や流人の歌を島誌に探る。八〇年当時の領有権、日韓大陸棚、二百カイリ問題とは?海も政治も激変したが日本はどこまで日本なのか。昔の問いは今も新しい。【「BOOK」データベースの商品解説】

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評価内訳

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紙の本

有吉は政治意識が高い、というより好奇心が旺盛で、行動力がありものの見方に偏りが少ない、というのが特徴ではないでしょうか。むろん、彼女の世代の作家と現代の作家を大きく分けるのはそれかもしれません。

2009/08/21 19:59

12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、積極的に読むようにしている岩波文庫ですが、なかでも注目しているのが有吉佐和子です。小説家としての有吉は、それなりに認識はしていましたが、もしかすると彼女の本領は、こっちだったんじゃないか、って思うのがノンフィクションの世界。そして今回の彼女に興味は島、というか漁業と領海です。

ここで有吉は日本の十二の島に出かけますが、基本的には観光ではありません。取材、ではあるのですが小説のためのそれではなく、あくまで今回のルポのためのもの。で、常に意識にあるのが、そこでの漁業はどうなっているのか、国はそれに対してなにをしてきたか、そして国境の問題です。

無論、一概にそうとは言い切れないところがあるのは確かですが、でもそれが基本です。産業構造の変化、というよりは海の状況の変化、海流の変化、それにともなう水温の変化、あるいは漁業を取り巻く環境の変化、或は海洋資源をめぐる各国の意識の変化というのも勿論あります。

北海道だけではなく南の島でも、以前獲れていた魚が獲れなくなってしまったという話が漁業関係者の口からでてきます。ただ、海が汚れて獲れなくなった、というのとは違います。水温が変化して、島周辺にくる魚の種類が変わってしまった。それによって、高価な魚がいなくなり、安い魚がたくさん獲れるようになって利益が上がらない、ということもあります。

養殖の話も繰り返し出てきます。これは今も続く日本の地方のパターンですが、あそこがやったから俺もやる、で日本中が同じことをやって市場が暴落して、結局総崩れになります。それは現在のテーマパーク、工場誘致と全く同じですし、多分、世界遺産の登録も同じことになるんじゃないか、って思います。

それと、そういうことをさせて地域を滅茶苦茶にして省みることのない行政です。結局、そうやってお金が回っているのが経済の活発化である、とするならば、建築業者と銀行だけが潤うだけということになります。無論、そこには一時的な地方へのお金の還流はあるのですが、長期的には衰退だけでしょう。政治家も含めて何も考えていないニッポンです。

その最たるものが領土問題です。北方領土についての混乱は、「北方の激浪に揺れる島々 択捉・国後・色丹・歯舞」を読めばよくわかります。領土問題については「日韓の波浪 竹島」「そこに石油があるからだ! 尖閣列島」も同じですが、基本的には日本人が利用してもいない島にたいして領有権を主張するのがおかしいと思います。

尖閣列島に日本人の土地所有者がいる、ということを論点にしてもまったく意味がありません。無論、それは中国、台湾、朝鮮にしても同じことです。イッソ、そういう島は誰のものでもないことにしてしまうのが一番ではないか、でも、それが問題であるなら、有吉ではありませんが、いっそのこと沈んでしまえ、と思うのは私だけでしょうか。

それにしても日本政府の弱腰、には恐れ入ります。それが今になって掌を返したような北朝鮮の拉致問題追求のシツコサニなるんでしょうが、吼える相手はいつも弱い国ばかりで、中国、アメリカ、ロシアを始め大国には一言も文句が言えないというのは、さすがというか愚かでしょう。どの面さげて常任理事国入りを望むのか、傾げた首が落ちてしまいそうです。

逆に、いい意味で漁業に関してその後を知りたいと思うのは、「潮目の中で 隠岐」です。組合長である米津さんですが、この人は本当に有能です。だから西郷漁協が栄えているのです。島根県下第二、というだけのことはあります。他の漁協が原油高で悲鳴をあげていても少しも困らない、むしろ悠々としているともいえるのが凄いです。

記事が書かれたのが昭和55年ですからもう30年近く昔の話。米津さんはとっくにお亡くなりでしょうが、西郷漁協はいまだに栄えているのでしょうか。気になります。ちなみに種子島、屋久島の記事が同時期に書かれているのは、この二島への紀行が一連のものであった結果です。

あとは、「西の果て、台湾が見える 与那国島」の「亭主が猟師で、女房が仲買人」という記事でしょうか。どれも面白いのですが、それらの島々の現在の姿が知りたくなります。ちなみに、領土問題だけは全く進展していないことは私も知っています。以下は目次と、記事が書かれた時期、初出です。

海は国境になった  焼尻島・天売島(昭和54年11月16日脱稿)

鉄砲とロケットの間に  種子島(昭和54年12月5日脱稿)

二十日は山に五日は海に  屋久島(昭和54年12月16日脱稿)

遺唐使から養殖漁業まで 福江島(昭和55年1月25日脱稿)
 
元寇から韓国船まで 対馬(昭和55年3月17日脱稿)
 
南の果て 波照間島(昭和55年4月3日脱稿)

西の果て、台湾が見える 与那国島(昭和55年5月19日脱稿)

潮目の中で 隠岐(昭和55年6月11日脱稿)

日韓の波浪 竹島(昭和55年7月19日脱稿)

遙か太平洋上に 父島(昭和55年8月22日脱稿)

北方の激浪に揺れる島々 択捉・国後・色丹・歯舞(昭和55年9月20日脱稿)

そこに石油があるからだ! 尖閣列島(昭和55年10月22日、11月17日脱稿)

初出 「すばる」昭和55年1月号~昭和56年1月号に連載

最後ですが、本の案内文は
         *
日本の島々、昔と今。

北は天売・焼尻へ、南は波照間・与那国へ飛び、
種子島では鉄砲伝来とロケット基地を、隠岐
ではイカ釣船の水揚や流人の歌を島誌に探る。
八〇年当時の領有権、日韓大陸棚、二百カイ
リ問題とは?海も政治も激変したが日本は
どこまで日本なのか。昔の問いは今も新しい。
         *
カバー=中野達彦、カバー写真=本橋成一撮影、大変ためになる海図は海上保安庁図誌利用第210001号の許可による複製、だそうです。

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