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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2008.12
- 出版社: 東京創元社
- サイズ:21cm/339,6p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-488-01525-1
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商品説明
松本清張が頭角を現した1957年から、綾辻行人の登場する1987年までの約30年間。この時期に書かれた本格ミステリ作品に焦点を当て、記念碑的傑作や幻の名作などを徹底的に紹介するブックガイド。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
千街 晶之
- 略歴
- 〈千街晶之〉1970年生まれ。北海道出身。立教大学卒。著書に「水面の星座水底の宝石」など。
〈市川尚吾〉1963年生まれ。静岡県出身。静岡大学理学部数学科卒。探偵小説研究会会員。
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紙の本
ボリュームたっぷり、本格ミステリファン必読のブックガイド
2015/09/27 18:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
1957年から1987年(綾辻行人デビュー)までの30年間の本格ミステリのブックガイド。
この時代は本格ミステリ冬の時代と言われていて、実際いろいろな制約が有ったのでしょうが、それでも本格ミステリのスピリットはさまざまな形で書き続けられてきたのだな、ということが実感できます。
いわゆる新本格、第三の波以降の作家・作品については現役の作家が多いことも有ってブックガイドに類するものはそれなりの数がありますが、この時代の作家を本格ミステリという切り口でまとめたものは、殆どありません。貴重な一冊です。
この時代の本格ミステリを読みたいが、どれから読めばいいのかわからない、という私のような人にピッタリです。
作品数が膨大な人気作家も、丁寧にセレクトされており、入門手引きとして役立ちます。
紹介されている代表的傑作以外の作品や著者の略歴などもきちんと記述されています。
唯一の欠点は……本書に紹介されている実に面白そうな作品群、現在では入手困難になっているものが少なくないことでしょうか。おかげで、空腹なのにレストランのメニューだけ見させられて、実際の料理が出てこないみたいな気分になります(泣)。まあ、この本片手に古本屋めぐりをするのも楽しいですが。