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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2008.12
- 出版社: 求龍堂
- サイズ:17×18cm/63p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7630-0834-3
紙の本
本日のスープ
小さな黒ねこがたどり着いた4番目の場所。そこで待っていたのは猫ぎらいのねこ、パン。小さな黒ねこは“スープ”と名付けられた。パンが走ればスープも走る。パンが眠ればスープも眠...
本日のスープ
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商品説明
小さな黒ねこがたどり着いた4番目の場所。そこで待っていたのは猫ぎらいのねこ、パン。小さな黒ねこは“スープ”と名付けられた。パンが走ればスープも走る。パンが眠ればスープも眠る。黒ねこスープの写真集。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
目ぢから
2009/11/14 21:26
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:marekuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
スープという名前の黒猫の写真集です。
まず、表紙のまんまるな目をしたスープに
目を奪われました。
まるでビー玉のような目…と表現すると
いかにもという表現になりますが
中を見ていくと、ビー玉のような目をした
黒猫がいます。
そして、黒猫の写真はどこか、おかしくてかわいい。
本の帯にもあって、本書評のタイトルにもなっている
目ぢから
中を見ていくと、確かに”目ぢから”だなと
妙に納得できる写真が収められています。
評者も黒猫と生活しています。
この写真集に影響され、自宅の黒猫を
撮影しましたが、ただの黒い固まりにしか
見えません…
自分でやってみて、あらためて
この作者の写真がすごいなと思った次第です。
ちなみに作者さん宅では2匹の黒猫がいて
一匹は本書にも出てきているスープ。
このスープは後から来た黒猫だそうです。
では先住猫は?というと
同じく黒猫でパンという名前の猫だそうです。
二匹そろってパンとスープ。
何かかわいいですよね。
黒猫が好きな人は見ると心が癒されます。
黒猫好きにおすすめです。
紙の本
黒猫爆弾へ愛をこめて
2009/12/26 18:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
この子が『本日のスープ2』とともに
我が家にやってきたのは、12月23日のことだった。
2冊いっぺんにやってきたのは、贈り主によれば、
1冊は私が賭けに勝った戦利品で、
もう1冊はクリスマスプレゼント・・・なのだそうだ。
最初に、読んだときの気持ちは、
きゃ~×3♪ くろねこだ~♪
だけだった。
これでは、さすがに「書評語」に変換はできないので、
あえなく、撃沈ということで、書評にするのはあきらめようと思っていた。
浮かんだ言葉が「黒猫爆弾」では、たんなるお得意の名付けで終わってしまう。
ところが、数日経ってくると、どうも何か言いたくなってくる。
「横のものを見ると縦にしたくなる」のが翻訳者魂なんだそうだが、
「読んだものは自分の言葉にしたくなる」のがネット書評家魂なんだと勝手に思う。
しかし、言葉にする、と言っても、
すでに私がここにつづった文字量が、
本書の文字量を超えているというくらい、
本書は文字が少ないのだ。
本の中の文章を追って追って、
自分なりの言葉に組み立てていくタイプの書評書きは、
どうせいっちゅうねんという心境にもなる。
あと、自分が使うもうひとつの方法は、
「写真や絵を見て語る」があるが、
今回は、それしかできない。
本書は黒猫スープの写真集であり、主役はスープの写真。
テキストはないページの方が多いくらいだ。
あっても一言だったり、「!♪」とか「♪~」だったりする。
一番長かった本文テキストがこれなのだ。
やって来た夜、人が怖くて大急ぎで隠れた。
家にはパンがいた。嬉しくて何度も呼んだ。
スープに驚くパンは応えてくれない。
一晩中パンを呼びつづけた。
パンとは、スープよりも先住の黒猫である。
スープの特徴だが、目が本当に真ん丸い。
起きると目が開いて、寝せると目が閉じる人形のような目をしている。
表紙のスープの写真。
窓に映りこんでいるから、瞳の中に自分自身が写っているのだ。
かわいらしいだけじゃなくて、
なんて高度なことをさりげなくやっているのだろうと思う。
写真に短いテキストを付けたんじゃなくて、
短いテキストの通りにスープが演じてるんじゃないか
と思ってしまうような雰囲気がなぜかある。
いや、中にニンゲンが入っているようにさえ見えた。
生き物のようで生臭さが抜けているような、
まるでぬいぐるみのような雰囲気も漂わせている。
オマエ何者だよ!
個人的には、「充電中・・・・」が好きな1枚である。
本当に黒い塊になってしまったように
何かが抜けていってしまっているスープにコンセントが刺さっている。
数枚後で、屹立して、「復活」。
こんなんだから、テキストが先にあるんじゃないかと思ってしまう。
ダメだ・・・撃沈。
ウルトラマン並みに「書評語」が続かないなぁ。
「本日のスープ」というタイトルが立っているページ。
これがあとがきにあたるのだろうと思う。
この1ページに込められた、凝縮された、
ここにやってくるまでのスープの猫生。
ここも短いのに、
この奥の、向こうのスープのことをいろいろと想像してしまう。
ところで、黒猫は、本当に不思議な生き物だなぁと思う。
といっても、私のところには、リアル猫は一匹もいないから、
イメージで「黒猫」や「猫」を語っているのだが。
黒猫本人(本猫?)にしてみたら、
生れ落ちたら、たまたま毛が黒かっただけの話で、
なんでそんなに、黒猫、黒猫と言われ、
イメージが付加されているのか
意味がわからないかもしれない。
例えば、黒猫が暗い部屋の中でろうそくの火を見ていたとする。
煌々と輝いているのはろうそくの方だ。
なのに、漆黒の黒猫の方を見てしまう。
お前の目は何を映しているのだろうと思わせる。
それが黒猫。
黒猫、それは、ブラックホール。
心地よく魂を吸い取っていく。
スープ、オマエはまさに、そんな種を生きてるんだね。
紙の本
黒猫
2018/11/15 17:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
黒猫スープの写真集。
黒猫って写真撮っても真っ黒けになりがちだからモノクロ写真なんですねー。
スープは確かに絵になる猫だなと思います。