ひとはこの手の本を手にとって読んでみたい衝動に駆られがちだが、手にしてみればやっぱりあまり真剣に読む気にはならないし、読む必要もなかったと後悔することが少なくない。 この手のモノゴトに「読んだ通りやればうまくいく」ことなど皆無なのだ。その点では本書も多かれ少なかれその例に漏れない。 ただし、山崎元という人の反抗的態度というか、体制や権力に(おおむね)こびることなくすっぱりとモノ申す姿勢や言葉に元気や(ときには)勇気をもらえるという効用がこの本にはある。 といっても、巨悪をあばくというほどの物々しさはない。そのあたりの、良くも悪くも市民的良識的態度に真実味があり、共感を覚える向きは少なくなかろ…
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