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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 115件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2008/11/01
  • 出版社: 筑摩書房
  • サイズ:20cm/235p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-83716-5

紙の本

読んでいない本について堂々と語る方法

著者 ピエール・バイヤール (著),大浦 康介 (訳)

本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ−。「読んでいない」「未読書について語るという状況」にはどんなものがあるのかを説明し、これら...

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読んでいない本について堂々と語る方法

税込 2,090 19pt

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商品説明

本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ−。「読んでいない」「未読書について語るという状況」にはどんなものがあるのかを説明し、これら窮地への対処法を伝授する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ピエール・バイヤール

略歴
〈ピエール・バイヤール〉パリ第八大学教授、精神分析家。著書に「アクロイドを殺したのはだれか」がある。

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書店員レビュー

ジュンク堂書店ロフト名古屋店

読書の重要性が訴えら...

ジュンク堂書店ロフト名古屋店さん

読書の重要性が訴えられる時代です。

しかし「時間がない」「お金を回せない」「目が疲れる」といった諸事情により「読書量を増やせない」とお悩みの方も多いでしょう。

もう心配いりません。この一冊さえ読めばベストセラーでも古典でも何でも来い、読んでいない本についてばっさばっさ気の利いたコメントができるようになるのです!明日からあなたも読書感想王!

なんて本ではない。

本書の内容を説明するには私はまだ熟読と精読を重ねなければならず適切なコメントはできないが、まず言えるのは「かくかくしがじか語るにはあの本もこの本も読まなければならない」と強迫観念的に迫りくる四角四面な読書観から解放し、広大な本の世界とより風通しのよい関係を築く読書体験を導いてくれる本であるということ。

興味を持たれた方は、まずあなたの中で本を「読んだ状態」と「読んでいない状態」との境界をどう線引くか考えてもらいたい。それが本書を読み進める鍵となる。

言い忘れてはならない点。本書の読み方次第では「観たことのない映画」「聴いたことのない音楽」「会ったことのない人」を堂々と語る方法を獲得できるはず。

人文担当 若竹

ジュンク堂書店新宿店

みんなのレビュー115件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

読書とは、なにかを得ることであるよりむしろ失うことかもしれない

2009/02/14 13:05

15人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:abraxas - この投稿者のレビュー一覧を見る

いかにも人を喰った、そこいらに掃いて捨てるほどあるハウツー本のようなタイトルに惹かれて手にとる人がいたら、中身を読んで閉口するにちがいない。たしかに本を読まないで語ることを推賞しているにちがいない中身なのだが、最初に引用されているのがムージルの『特性のない男』。その次はヴァレリーである。

本を読まないで、人前で堂々と語ることができたら、というような虫のいいことを考える人間が、ヴァレリーやムージルが「本を読むこと」について語ることを読まされるのだから、これはよくできたジョークではないか。作者の悪い冗談に引っかかった気で読んでいくと、どうやらこれは冗談めかしてはいるが、案外本気で本を読まないことを推賞しているのではないかと思えてくるからタチが悪い。

だってそうではないか。作者は自分は大学教授だがジョイスなんか読んだことないし、これからも読むつもりはないといいながら、平気で生徒の前でジョイスについて語ることができるということを、これでもか、これでもかという調子で実例を挙げて論証しようとする。

しかもだ。三部構成で各部四章仕立ての各章ごとに一人もしくは一作品を引用しているのだが、最初の二人の後に来るのが『薔薇の名前』のウンベルト・エーコときている。グレアム・グリーンの『第三の男』やハロルド・ライミスの『恋はデジャヴ』のように映画で見ている作品も入っている。引用される作品が面白くてしかもその解説がまた読ませるものだから、読者はついつい先へ先へと導かれる仕掛け。本など読まない方がいい、と言いながら最後まで本を読ませる実にパラドキシカル(逆説的)な読書をめぐる考察になっている。

第一部は「読んでいない」というのはどういうことをいうのかが考察される。一度でも読んだ本は、たとえその大半を忘れていても読んだことになるのか。あるいは、途中まで読んだり、流し読みをした本は、読んだ本の中に入れてもいいのか。考えてみれば、ふつう、本を読んだというのは一応通読したことを意味するわけだが、モンテーニュも書いているように読んだはしから忘れていくこともたしかである。

『特性のない男』の登場人物である図書館司書は館内の本の表紙と目次だけを読み、中身は読まないと断言する。本の渦に巻き込まれないためだ。ヴァレリーは、プルーストを読まずに人の話でプルーストについて語り正鵠を射ている。つまり、本というのは、その中身を全部知らなくても、分かる。それを教養と言いかえてもいい。教養とは、個別の物にくわしくなくとも全体の見晴らしを持つことが肝要なのだ。『薔薇の名前』の中で、バスカヴィルのウィリアムは未読のアリストテレスの『詩学』第二部の中身をホルへ神父に語っているではないか。全体の布置がつかめれば、内容はおよそ知れるものである。

バイヤールは「共有図書館」という概念を提示する。ヴァレリーは、「読んでいない本」をそこに置いているから、読まずともそれについて語ることができたのだ。また、われわれが話題にしている本は現実の本ではない。それは「遮蔽幕としての書物」、捏造された記憶としての書物である。読んだ本が増えれば増えるほど忘れた本やその中身も増えるわけだ。つまり「読書は、なにかを得ることであるよりむしろ失うことである。」そう考えれば、読んだ読まないをさまで気にすることはない。

第一部の「読んでいない」という状況の考察に続いて第二部では、どんな状況下で読んでいない本についてコメントをするか、第三部では、そうした場合の対処法を伝授している。読んでいない本についてコメントを述べるのが『第三の男』でハリー・ライムを探しにウィーンに来て有名な作家とまちがえられて講演をする羽目になる西部劇作家の例である。本を読んでいなくとも、これについてなら語れる人は多かろう。上手いものである。

引用のうまさ以外にも楽しめる仕掛けは十分に用意されている。その一つが「捏造された記憶」である。作者の調子のよい語りに乗って、うかうかと読んでいくとまちがった結末を読まされてしまうことになる(後でちゃんと種明かしをしている)。また、本書に登場する本のそれぞれについて、作者がどう読んだのか、「流し読み」だとか「人から聞いた」だけだとかを示す<流><聞>のような記号や、作者の評価、◎、○、×、××などの略号がある。

幾分かねじれた感もあるユーモアのある語り口ながら、本格的な読書論であり、読書にまつわる既成概念批判の書でもある。各章に採りあげられた作品や作家についての作者の解読は一読の価値あり。近頃、外国で読まれているのかどうか、いろいろと噂に高い夏目漱石の『吾輩は猫である』も縦横無尽に論じられている。どうやら、まだフランスでは日本文学は亡んではいないことを知って一安心した。

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紙の本

読書のもう一つの楽しみ

2018/12/30 16:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る

読書の好きな人には二種類いると聞いたことがあります。まずは本を読むこと自体が好きな人、そして自分がどんな本を読んだのかを他人に話すのが好きな人。後者の読書好きにはもってこいの一冊でしょう。
ただし、タイトルはポップですが、内容は真面目です。

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2009/01/26 00:04

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2009/02/06 00:34

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2009/02/16 21:55

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2009/02/18 00:27

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2009/03/01 06:16

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2009/04/01 22:21

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2009/05/20 13:21

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2009/05/21 01:23

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2009/06/28 14:36

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2009/07/29 21:16

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2009/10/13 06:34

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2009/10/19 14:55

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2010/01/03 03:11

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