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商品説明
荒城の探偵事務所に届けられた、伝説の犯罪者・夜叉姫からの挑戦状。それはヨーロッパへと向かう、豪華客船エリス号の乗船チケットだった。船上で勃発する連続殺人、次々と発見される夜叉姫からの挑発的メッセージ。荒城、真野原、そして殿島は、夜叉姫の正体とその目的を、暴くことができるのか。探偵たちが豪華客船上で繰り広げる、新感覚の推理活劇。シリーズ第二弾、堂々完成。【「BOOK」データベースの商品解説】
豪華客船の船上で勃発する連続殺人、次々と発見される伝説の犯罪者・夜叉姫からの挑発的メッセージ。荒城と真野原は、夜叉姫の正体とその目的を、暴くことができるのか。美形探偵と義手探偵の活躍を描く、シリーズ第2弾。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
山口 芳宏
- 略歴
- 〈山口芳宏〉1973年三重県生まれ。横浜国立大学卒。ゲームプランナー、シナリオライターとして活躍後、2007年『雲上都市の大冒険』で第17回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。
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紙の本
ワクワクとして、懐かしく、続編を読みたくなる1冊。
2009/04/21 17:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:書子司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに、読み終わって「なんか良かったなぁ、続編読みたいな」と思ってしまった。時代は戦後も少しした、昭和28年頃でしょうか。登場するのは白のスーツに紫のシャツという美形の探偵‘荒城咲之助’と、学生服姿の義手の探偵‘真野原玄志郎’。ワトソン役が弁護士・殿島という3人組です。というと、京極夏彦の京極堂、榎木津探偵が活躍するシリーズを思い浮かべてしまいます。でも、真野原の義手には茶こしや、鳥もち発射機が取り付けられるなど、ちょっと荒唐無稽で、時代考証はかなり杜撰だと思います。トリックもけっこう大雑把で、「本格ミステリー」からすると無茶苦茶かもしれないし、京極堂シリーズほど重くはないです。でもでも、これが面白い。「雲上都市の大冒険」に続く第2弾で、今回は、‘夜叉姫’という大犯罪者も登場します。死体が氷漬けされたり爆発で身体が千切れたりと、けっこう残虐な描写も多いのですが、それほどおどろおどろしい感じは無く、言わば大人版の「少年探偵団と怪人二十面相」。昭和初期の探偵活劇のようで、読みやすく、けっこうワクワクとして楽しめる1冊でした。
紙の本
前回より荒城君がパワーアップした?
2009/01/15 06:38
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kako - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔懐かしい雰囲気がてんこ盛りの探偵小説です。
すごくドロドロしいぃ感じがするわけでもなく、冒険活劇をのぞいているかのような錯覚を思い起こさせます。
なんといってもこちらのシリーズの醍醐味はダブル探偵。
なんでもありのハチャメチャ真野原と格好つけしぃの荒城とが、互いを馬鹿にしあいながら・・・いぇいぇ切磋琢磨しあいながら事件を追いかけていきます。
真野原が主に出ている時は探偵という仕事に対するプライド、重さを全面的に出し、荒城がメインの時にはコミカルに何でもありな様相へと話は様変わりをしてしまいます。
今回の舞台は豪華客船。
限られた空間での殺人事件が、「夜叉姫」というこれまた懐かしく一昔前に流行ったような名前の名の下に行なわれます。
船に招待されなかった真野原、船に乗ってしまった荒城。
そして今回もやっぱり巻き込まれざるをえなかった弁護士君。
なんともいえないトリックを混ぜながら物語は展開していきます。
子どもの頃に読んだ児童小説を思い起こさせる、そんな気持ちになる一冊でした。