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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.12
  • 出版社: 草思社
  • サイズ:20cm/220p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7942-1681-6

紙の本

霞が関「解体」戦争

著者 猪瀬 直樹 (著)

日本の権力構造のど真ん中に、猪瀬直樹が切り込んだ! 妥協・手加減、一切なし。地方分権改革推進委員会を舞台に繰り広げられた官僚とのスリリングな論戦を大公開。日本再生へのヒン...

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霞が関「解体」戦争

税込 1,760 16pt

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商品説明

日本の権力構造のど真ん中に、猪瀬直樹が切り込んだ! 妥協・手加減、一切なし。地方分権改革推進委員会を舞台に繰り広げられた官僚とのスリリングな論戦を大公開。日本再生へのヒントがぎっしりつまった一冊。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

猪瀬 直樹

略歴
〈猪瀬直樹〉1946年長野県生まれ。作家。政府税制調査会委員、東京工業大学特任教授等幅広い領域で活躍。2007年、東京都副知事に任命される。「ミカドの肖像」で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

政府審議会の議事録で本が出来てしまう不思議

2008/12/08 20:33

19人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

猪瀬直樹は良い商売を見つけたものだ。そもそも猪瀬直樹と政府との関係は、小泉首相によって彼が道路関係四公団民営化推進委員に任命されたことが始まりだ。この時における彼の八面六臂の活躍は、彼の著書『道路の権力』『道路の決着』参照のこと。ここで注目しなければならないのは、政府内(特に財務省)における猪瀬の評価が跳ね上がったということだ。彼の重厚なる論理構成と正面突破力は既得権を打破し、政府のムダを削除しておきたい財務省にとっては得がたいツールと映ったのだ(その反対に評価を大きく下げたのが桜井良子、田中一昭である。桜井は「道路を所有しないと、責任ある経営なんかできるわけがない」などと、いまどき「持たない経営」が主流で本社ビルや工場設備のリースが大流行の昨今、その評価を暴落させたし、田中は意味不明の対猪瀬個人攻撃ばかりを乱発して会議の進行を無用に混乱させ、関係者をあきれさせた)。政府の信任厚い彼は、その後、政府税制調査会委員、地方分権改革推進委員と次々とお座敷がかかる。

こうした過程を通じ、彼は、ある重要なことに気がつく。それは東大法学部等卒の超エリートが集う日本最大最強のシンクタンク「霞ヶ関」を、政府委員は手足のごとく自由に使え、政府が集めた貴重な情報を読み放題見放題というアクセス権を手に入れられるということだ。それまでのアシスタントを使っての取材とはわけが違う。日本の最高の知性を備えた秀才軍団を顎で使える快感を彼は知ってしまったのだ。

本書は、このうち地方分権改革推進委員会の議事録をフル活用して得た情報の集大成である。ただ、そのつくりは安直だ。道路公団民営化の時以来、政府の審議会の模様は公開が原則と成り、ほとんどの審議会は速記者を入れて議事録が作成され、その全貌は内閣府や首相官邸のホームページに公開されるようになった。本書は、いわば政府の金で作られた議事録の抜粋で、議事録丸写しが9割超。猪瀬のコメントは1割にも満たない。これで本が出来上がって印税は丸取りなんで、文字通り「坊主丸儲け」の世界である(政府の議事録には著作権はないんだそうだ)。しかし、こうした手法は何も猪瀬の発明品ではない。なだたる大学教授が既に発見し実践していたれっきとした「商法」だったのである。日本の大学教授の中には本業そっちのけで政府の審議会に出席している連中が多い。なかには政府の審議会委員が本業みたいになっている「教授」すらいる。

本書を読むと、日本という巨大で強大な国家に如何にムダが多いかを知ることが出来る。日本の消費税は5%である。日本の国民負担率は35%で、これはアメリカと並んで先進国中もっとも低い負担である。それでもこんなにムダがあるんだから、これ以上政府を大きくしたら日本全国の寄生虫がよってたかって政府予算の簒奪に走り、日本は文字通りムダの塊のような国になってしまうことだろう。日本では神野直彦のように「スウェーデン型の国家を目指せ」などと馬鹿なことをいう連中がいる。消費税5%でもその「逆進性」についてブーたれている奴等が、どうして消費税25%、国民負担率75%を受け入れられるのか。それとも相変わらず今の消費税5%で福祉だけ北欧並みにしろなどと虫の良い考えをもっているんじゃあるまいか。それにだ、北欧諸国の人口は一番多いスウェーデンでも900万人前後、あとは軒並み500万人前後の小国ばかりである。500万人なら東京都の半分以下の数字である。こんな小国と1億人を超える大国日本とをそもそも比べること自体がナンセンスである。それにだ。北欧諸国は19世紀に一度国家として崩壊している。寒冷地で日照時間の少ない人間の居住に適さない土地を人々は捨て、陸続と祖国の土地を捨てる運動が19世紀の北欧で起きた。そして祖国を捨てた多くの人々は希望と栄光の地アメリカ合衆国へと移り住んでいったのだ。このことは諸君も覚えていて損はない。

それにしても今、政府は本当に多くの審議会を主催している。その数は首相官邸や内閣府のホームページを見ただけでは不十分で、各府省が抱えている審議会まで入れるとその数は膨大なものになる。なぜ政府がこれほど多くの審議会を抱えるようになったのか。ひとつには日本の官僚社会が転換期に差し掛かっていることがある。これは行政府に限らず民間の会社もそうで、民間の会社がリストラや事業の再構築を行う場合、内部だけでは駄目で、必ず外部のコンサルタントを入れて、その指示を仰ぐ形を取ることが多い。あなたもそうだと思うが「自分の悪いところは自分が一番分からない」のである。農林水産省や厚生労働省が審議会を多く持っているのはそのせいである。もうひとつは、以前のように日本経済が二桁の高度成長を遂げていて政府の仕事といえばありあまる「自然増収」の配分であった時代とは打って変わって、むしろ負担をどう分け合うかが政府の仕事となったこともある。文部科学省のように「少子化も(PISAで図った」日本の学力低下も全部GDP比でみた日本の教育予算が足りないせいだ)みたいな狂人の戯言をわめくような連中をいさめるには「審議会の威光」を借りないと調整がつかなくなっていることもあろう。

猪瀬には「偽悪」趣味がある。普段接している際は、腰が低く丁寧で極めて常識的な人なんだが(それが故に政府高官や高級官僚のウケは概して悪くない)、いざ、公の場やテレビカメラの前に出ると態度はがらりと変わって横柄になる。これは一種の役作りと見てよい。あと、事務局への当りも最悪だ。事務局の若手官僚には、猪瀬を深く恨んでいる者も多いと聞く。

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2009/10/13 13:18

投稿元:ブクログ

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2009/10/23 05:12

投稿元:ブクログ

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2012/07/30 14:30

投稿元:ブクログ

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