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紙の本
叔父殺人事件 グッドバイ (講談社文庫)
著者 折原 一 (著)
叔父が死んだ。ネットで呼集された男女四人がワゴン車内で練炭集団自殺を図った。その中に“僕”の叔父の四郎がいた。リーダー格の女性だけが命を取り留めたが意識不明。叔父のふだん...
叔父殺人事件 グッドバイ (講談社文庫)
叔父殺人事件 グッドバイ
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商品説明
叔父が死んだ。ネットで呼集された男女四人がワゴン車内で練炭集団自殺を図った。その中に“僕”の叔父の四郎がいた。リーダー格の女性だけが命を取り留めたが意識不明。叔父のふだんの言動から偽装殺人を疑う叔母の厳命で、関係者を調べ始めた“僕”に、黒い影が忍び寄る。折原叙述マジックが冴え渡る。【「BOOK」データベースの商品解説】
〔「グッドバイ」(原書房 2005年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
騙されないぞと思っても騙される叙述ミステリーの王道
2008/12/12 16:37
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
叔父が自殺した。ネットで集められた男女4人の手段自殺だった。偽装殺人を疑った叔母は、主人公に事件を調べるように命令する。
折原一の得意といえる叙述トリックの作品。
読み始めから、叙述トリックなんだとかまえて読んでるので、あれはあれなんだよな、とちょっと予測はつくんだが、それを自殺前に「集団自殺をする人のルポしている」という記者という、主人公とは別の視点をいれることで、見事に混乱させてくる。
わかっているのに、騙される快感。
将棋とか囲碁での見事な一手を、見せられるような、そんな快感がここにある。
でも、ちょっと人物造形が惜しいかなと思わないでもない。
まぁ、これ以上いぢるとトリックそのものが崩壊しかねないので、なんともいかないのだが、カタルシスがあるであろうシーンがなんか半端なので結局は、なんか嫌なヤツばっかりだったなぁという印象ばっかり残るのであった。
それでもいいんだけどね。