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- カテゴリ:一般
- 発売日:2008/12/25
- 出版社: メディアファクトリー
- レーベル: MF文庫J
- サイズ:15cm/293p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8401-2600-7
紙の本
緋弾のアリア 2 燃える銀氷 (MF文庫J)
著者 赤松 中学 (著)
東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵—通称『武偵』を育成する特殊な学校。強襲科の超エリートでSランクの最強武偵・アリアと、そのパートナーに選ばれてしまった(普段は)ただ...
緋弾のアリア 2 燃える銀氷 (MF文庫J)
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商品説明
東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵—通称『武偵』を育成する特殊な学校。強襲科の超エリートでSランクの最強武偵・アリアと、そのパートナーに選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジの今回の使命は、超能力捜査研究科の期待の星で、キンジの幼なじみでもある白雪を誘拐魔・デュランダルから護衛すること、つまりボディーガードだ。しかしキンジの目には白雪が狙われているようには見えず、やがてアリアとの仲の亀裂が入り…。忍び寄る敵!!緋色の巫女に秘められし力が魔剣を斬り裂く、大スケールアクション&ラブコメディー第2弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
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武装巫女が弾けまくる!
2008/12/25 18:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
とんだ隠し球である―――星伽白雪。この核弾頭をあえて本巻まで控えていた作者もなかなか意地が悪い。そう、前巻でちらっと顔見せだけだったキンジの幼馴染みが今回弾けまくっている。普段はお淑やかで慎ましい大和撫子だが、キンジのことになると我を忘れ、ひたすら尽くし、寄り付く女子には容赦が無くなる困った娘である。一途と言えばこれほどの一途も無い。そして明記こそされていないが実は巨乳であり、そして少し黒い。時折「黒雪」になる。少々ヤンデレかも。白雪の勢い余る言動にはかなり笑わせて貰った。ただ、白雪がなぜにここまでキンジ一筋なのかは、彼女の生い立ちも踏まえてきっちり書かれている。本巻は白雪の人と成りを綴りながら、彼女を狙う組織との戦いを通じて、彼女が抱えるしがらみからの解放を描き出したものである。二転三転する展開に翻弄され、己の至らなさ、未熟さを痛感するキンジ。一度は別行動をとりながらも任務を最後まで遂行するアリア。敵の驚異的な強さに自らの封印を解く白雪。三者三様の立場と思惑を交錯させながらも仲間を助け合い、チームとして機能させていく展開が巧みで、あっちこっちに張り巡らせた伏線もしっかり、それも効果的に回収していく流れも秀逸である。そして、思うにキンジくん、ヒステリアモードはそろそろ正直に話すべきでは?確かに言いにくかろう、トリガーがアレだし。でも女の子に甘過ぎる(しかも少しキモイ)キザなセリフもこのままでは誤解の元になるばかり。それに何よりそのために白雪を邪険にしては可哀想である。その前に、あれだけストレートな白雪の想いに気付かないニブチン振りにもほどがあると思うが。そんなだからヒステリアモードを逆手に取られるピンチ(?)をエピローグで招いてしまうのである。ところで本巻では絵師さんのグッドな仕事振りも特筆もの。カワイイ挿絵が多かったが、その中でもP.271の白雪には感謝御礼である。