紙の本
儲からない事業は悪である。
2009/03/16 16:26
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブライアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読むことはおススメしません。世の中の経済の様々な仕組みが分かってしまい、ただコーヒーを飲むだけでもいろいろ損得を勘定してしまうようになりますから(笑)
一生懸命働いているのに、生活は一向にラクにならない。。金融危機で売上げも給与もどんどん減っているのにどうしよう!じっと手を見るだけで何か変わるのでしょうか?そんなビジネスパーソンに対して、この本は1つの解を示しています。顧客の収益性を上げて、その顧客を維持できればビジネスは非常に安定します。そんなビジネス戦略が具体例を伴って体系的に紹介されている本です。
この本のメソッドは、むしろソーシャルベンチャーに必要な内容かもしれません。社会的に必要であるにも関わらず、ビジネスモデルがよくない、資金調達ができない、、といった理由で退場していく事業が多いのは、私たちの社会の損失なのですから。 幸いにも、著者の竹内さんはホームページを開設していて、そのノウハウを無料で提供しています。
あなたはどうして、コーヒーを売っているカフェでサンドイッチなどの軽食が売られているか、分かりますか?
紙の本
経営の法則を豊富なデータと寓話から解説した本。
2009/02/02 22:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
経営の法則を豊富なデータと寓話から解説した本。
著者は竹内正浩さんという若いコンサルタント。
大企業の成功モデルの紹介という性格が強いため、経営書をある程度読んでいる人であれば知っている話が多いです。
マクドナルド
デル
スターバックス
東京ディズニーランド
リッツ・カールトン
ヒルトン
など
せっかく専門性の高いデータを示して解説しているのであれば、もう少しレベルを上げた方がよいです。したがって経営の初心者向けの本だと言えるでしょう。
しかし、寓話はひどい出来です。
言わんとしていることが、正直よく分かりません。
たぶん著者は一生懸命なのでしょうが、それが空回りしているのかもしれません。もう少し現場で経験を積んで、書籍からの知識だけではなく現場に則した知識で書いてくれればと思いました。
年に一回は、こういう本にあたります。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
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利益の増やし方にいろいろあることの理解ができた。
特にキャッシュフローについては、理解できる内容だった。
例の小話も興味を持ってよめた。
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商売 世の中の収益の仕組み
を知ることができる一冊だと思いました
お客様の要望に応える
という気持ち は大切だけれども
収益モデルがないと それは 損を生む顧客になってしまう
あぁ そうだねっと
実例 と たとえ話が多く
理解しやすすくよめる本でもありました。
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目から鱗という内容はなく割と普通の内容なのかもしれないがコンパクトにまとまっているように感じた。たくさん出てくる童話風(?)のたとえ話はわかりにくいけれども(苦笑)
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会社の利益の出し方(儲け方)について書いてある本です。
知識系の本なので知っている内容は(ふーん)って感じです。
ただ後半の章は知らないことが多く載っていて、
・自動車ディーラー (自動車売ることではあまり儲からない)
・ホテル (宿泊ではあまり儲からない)
・保険会社 (保険ではあまり儲からない)
・マック (ハンバーガーはあまり儲からない)
・ソフトウェア会社 (ソフトではあまり儲からない)
といった会社の仕組みを知ることができたのはとても勉強になりました。
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《4コマ図解・読書録゛(ログ)》No.88
http://archive.mag2.com/0000255083/20090924210000000.html
竹内正浩【著】
『コーヒーとサンドイッチの法則』
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■顧客の収益性にまつわる3つの法則
・20%の顧客が150~300%の利益を生み出している
・70%の顧客は、ブレークイーブン(収支トントン)
・10%の利益を生まない顧客で50~200%の利益を「失っている」
■顧客の収益性が議論されない理由
・「お客様は神様」だとされているから
・企業が個別の顧客の収益性についてほとんど把握できていないから
■満足している顧客の4つの特徴
①満足している顧客は、何度も購入してくれる
②満足している顧客は、そうでない顧客よりも購入額が高くなる
③満足している顧客は、時間の経過とともにかかるコストが低下する
④満足している顧客は、その企業を他の潜在顧客に紹介してくれる
■顧客維持率を高める4つの方法
①顧客満足
②ロイヤリティ・プログラム/特別なサービス、プロモーション
③スイッチングコスト
④失った顧客を取り戻す
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「損する」顧客を「儲かる」顧客へと変えることだ。(p32 5行目~)
・プロセスを改善させる
・利益が出るように顧客との関係性を変える
・価格を変更する
3つのプロセスで顧客に対し負担を強いない様にいろいろな工夫を考えるべきだ。
「買う側」の立場になると、その物、サービスが受けられない場合のデメリットが見えてくる。
顧客からの視点からニーズを考え取り入れていけるようにしていきたい。
満足している顧客の4つの特徴(p47 8行目~)
・満足している顧客は、何度も購入してくれる
・満足している顧客は、そうでない顧客よりも購入額が高くなる
・満足している顧客は、時間の経過とともにかかるコストが低下する
・満足している顧客は、その企業を他の潜在顧客に紹介してくれる
「顧客主体」の満足度を高める事で引き出せると考えられる。
目先の利益を優先するよりも、先々へとつながる信用、安心を売っていける事を目指したい。
製品ラインを構築する4つのステップ(p93 11行目~)
・顧客のニーズを分析する
・産業全体の製品ライン戦略を分析する
・経営戦略とのフィットを考える
・収益シュミレーションをする
事業を進めていく上ではもっとも重要な事だが、トライ&エラーばかり重ねると戦略が進まなくなる。
長期的に見ることも経営には必要だ。
内向きの資源(p116 1行目~)
自分の持っている物を多角的に見ることで新たな発見がある。
2次的、3次的な活用が大きな利益(win-win)となるニーズを掘り起こしたい。
外向きの資源(p126 4行目~)
自分の立地、インフラを最大限に利用する。
「商品A」を求める顧客に対し、「商品B、C」もサービスとして認めてもらえる様に戦略を立てよう。
コーヒーと砂糖とミルクの法則(p129 10行目)
独りよがりになりがちな事業計画に待ったをかけてくれた。
確かにのの通りである。
顧客のニーズを掘り起こし、付加価値を高めたサービスの提供が必要に思われる。
シンプロットの第一法則(p176 5行目~)
他社の強みを利用する事で自社の利浮きにつなげ、共存共栄をはかる。
全てを自分で行う事は不可能だ。
適切な戦略的パートナーを選ぶことで、実績となり、信頼性を獲得することができる。(p199 3行目)
適切な戦略的パートナーを見つける事は、自分だけでなく相手を共に成長できる可能性がある。
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経営は両輪・・
攻撃と防御⇒すなわち・・売り上げ増加と費用の抑制だ。
竹内さんは素晴らしい御仁だと思う(*^^)v
攻撃(売上増進)や経営の良化に必須な一冊!
思想の転換で経営はバラ色に!
社長業・経営業・コンサルタントならば読むべし!
王道!皆通道!の一冊!
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・忙しいのに儲からないのは?
→20%の顧客が150~300%の利益を生み出している
→70%の顧客は収支トントン
→10%の顧客は50~200%の利益を失っている。
*すべての顧客は平等ではない!
・年収1000万の税理士の例
日給:41,667円 時給5,208円
→月額15万の顧客に対して月10時間(=52,080円) +
→月額1.5万の顧客に対して月6時間(=31,248円)-
・損する顧客から「儲かる」顧客へ
① プロセス改善:手間の省略化、
② 関係性改善:例)訪問→メール、電話/過剰なサービスの削減など
③ 価格改善:適切な価格を請求
・ほとんど仕事をしなくても儲かっている経営者の秘密
→満足している顧客の4つの特徴
① 何度も購入 ②購入額が高い ③時間とともにコストが下がる ④他の顧客を紹介
→既存顧客を満足させるのは新規の1/5のコスト
→継続期間の違いが大きな利益の差になる
・顧客維持を高める4つの方法
① 顧客満足 ②特別なサービス(会員制サービス) ③スイッチングコスト(例:携帯)
④ 失った顧客を取り戻す
・ラインナップを増やす理由
→2種類の時は真ん中のカメラ50%
→高額カメラを追加したら21%が選択、真ん中のカメラ57%、安いカメラ22%
→松竹梅のメニューの場合、他のコストを考慮すると梅が顧客にとって一番お徳!
★製品ラインナップの4つのステップ
1) 顧客のニーズを分析
2) 産業全体の製品ライン戦略の分析
3) 経営戦略とフィットを考える
4) 収益シュミレーションをする
・収益源化までの期間の短縮
←自社の持つ資源を分析し、活用を検討した上で実行する。
・キャッシュフローをよくするために
→在庫を最小限に抑え、支払いを伸ばし、売上債権を早く回収して現金化
→バーターを活用する
→代金回収から代金支払いまでのフロート期間を持つ
・自分の成功にともなって利益を得る人を見つけると、自分ももっと成功できる
・コスト削減
→他社と戦略的提携 例)旅館を開きたい男と元料理人の男
・ライオンのゴミをとったサルが狼に毛づくろいを依頼される
→ライオンという信頼にとるに足りる存在との取引が信頼を生む。
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スターバックス
コーヒーとサンドイッチ、その他物販の売上・利益の割合。
マクドナルド
ハンバーガーとポテトなどのサイドメニューの利益率の違い
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自分は会社を経営しているわけではないのですが、キャッシュフローの辺りが1番面白かった。
思い付いたのは、モノポリー。
全然下手くそですぐに負けてしまうのだけど、現金の大切さや自分の資産をうまく回したりしなければいけないなど、勉強になった。
モノポリーじゃなくて実生活にも生かしたいところ。
こういう、いわゆるお金に関する話ってあまり読んだことがなかったため、新鮮だった。自分の知らない法則ってたくさんあるんだなぁ。知らないことばかりだったよ。
例えも分かりやすくて、読みやすかった。
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タイトルの軽さとは裏腹にビジネスにおいて必要だとされる事(顧客選別、価格設定、プロセス改善等)が寓話を交えて書かれています。基本を再確認させられます。
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前回見た」年収3000万を実現した…」もそうだけど、統計を元にした検証結果を反映させるビジネスの読み解き方は、目を見張る物がある。
・同じ車なのにグレードが複数あるのはなぜか?
・喫茶店でサンドウィッチを売っているのはなぜか?
・保険引き受けで赤字の保険会社が利益を出すのはなぜか?
・なぜ多くの会社がよく提携するのか?
について主に言及している。