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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 21件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.10
  • 出版社: 角川書店
  • サイズ:20cm/254p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-873907-8

紙の本

あげくの果て

著者 曽根 圭介 (著)

これが格差社会の末路なのか!?貧困大国となった日本の、恐るべき高齢者排除計画—それぞれの理由を抱え、もがく人々に救いはあるのか。黒い笑いと切なさに満ちた、新感覚エンタテイ...

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あげくの果て

税込 1,650 15pt

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商品説明

これが格差社会の末路なのか!?貧困大国となった日本の、恐るべき高齢者排除計画—それぞれの理由を抱え、もがく人々に救いはあるのか。黒い笑いと切なさに満ちた、新感覚エンタテインメント。【「BOOK」データベースの商品解説】

これが格差社会の末路なのか!? 貧困大国となった日本の、恐るべき高齢者排除計画。それぞれの理由を抱え、もがく人々に救いはあるのか。鮮やかに世界を反転させ、人を狂気へと誘う3つの物語を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

熱帯夜 5−62
あげくの果て 63−168
最後の言い訳 169−254

著者紹介

曽根 圭介

略歴
〈曽根圭介〉1967年静岡県生まれ。早稲田大学商学部中退。サウナ従業員、漫画喫茶店長を経て、その後無職に。「鼻」で第14回日本ホラー小説大賞短編賞、「沈底魚」で第53回江戸川乱歩賞を受賞。

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みんなのレビュー21件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

いい意味で読者を欺く小説

2008/12/03 13:33

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

曽根圭介は江戸川乱歩賞と日本ホラー小説大賞の
ダブル受賞作家なのですが、本書はホラーの『鼻』系統の話。
得意のクロスカッティングを多用しながら
読者を独特の世界に導いていきます。

冴えわたる世界観を見せる3編の中編小説集。
あまりのうまさに、騙されたことも気にならず
表題作に震撼し、絶望を感じます。
このまま日本はダメになるのか?

「熱帯夜」
借金の返済に窮した青年実業家熊田は
別荘に妻と友人を人質に取られたまま
妻の実家に金を無心に行き、交通事故に遭います。
一方、数年前に妹を連続殺人犯によって殺され
その犯人が逮捕されたとニュースで聞きながら
看護師は、夜道、車で人をはねてしまいます。
読者の想像を裏切り続ける秀作。

「あげくの果て」
約30~40年後の近未来。
高齢化社会と不況によって貧乏国となった日本は
老人の徴兵制があり、リストラで働き盛りは職を失い
若者の就職難に見舞われています。
その3世代を通して、鬱々とした未来を描き出します。

「最後の言い訳」
役所の苦情係りの「僕」はゴミ屋敷のゴミ撤去に向かいます。
「僕」の小学校時代と現代をクロスカッティングさせ
世界は人間と蘇生者に分かれ、徐々に蘇生者が多くなり
やがて蘇生者の食料である人間も養殖されるようになる過程が明らかに。
思い出の中に小田切愛という印象的な女の子が登場します。
太っているがゆえに、いじめられっ子だった「僕」を
常に「言い訳するな」と叱咤し、暗に励まし続けた彼女。
しかし世界は容赦がない。理不尽小説。


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紙の本

人間の持つ狂気

2009/02/25 22:04

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カフェイン中毒 - この投稿者のレビュー一覧を見る

公安の男たちを描いた『沈底魚』を読んだとき、娯楽作としてとても楽しめたのですが、
当時多くの評価にあがっていたように、ありがちな感も否めませんでした。
それでも物語のまとまりは良いし、著者の器用さは伝わってくる作品だったと思います。

著者が同時にホラーを書いているということを、意外にあとになって知り、
さっそく読んでみました。
『鼻』も気になったのですが、まずは昨年の秋に出版された『あげくの果
て』から。

3つの短編(中編?)からなる本書で、読者はページを繰るごとに裏切られます。
一度慣れると、そっち方向ではないか?という予測もつくのですが、
まず最初の物語で、激しく翻弄されました。


学生時代の友人夫婦を追って、貸し別荘へやってきた男。
そこへ、たちの悪い借金取りが乗り込んできます。
金を工面してくるという友人を送り出し、恐怖に慄く夫人とともにその場に残る男。
男はもともと付き合ってた夫人を、卑怯な手段で友人に取られたことを根に持っています。
ところが…。


満70歳を迎えると、検査を受けなければならない社会。
結果によって兵役義務が生じるのですが、いまだに自国がどこの国と戦争をしているのかも定かではなく、
それでも骨になって戻ってくる老人たち。

同時に若年層の職もなくなり、生きることに切羽詰まった人たちが、
社会という仕組みの中で崩れていく姿。
そういう中でも、人を思いやる心を持った人はいるのです。
それをあざ笑うかのような運命に、浮かんだ涙が引っ込んだりと忙しい。
貧困社会のモデルケースのひとつかもしれません(もちろんフィクションのです、そうであってほしい)。


ゴミ屋敷を片付けるために、現場に出向く役所の男。
彼は幼い頃、蘇生者たちの暴動で父を食べられるところを見てしまいます。
ゴミ屋敷のある町は、その過去を、そしてほのかな初恋を思い出させてしまうのですが、
物語が進むにつれ、こちらが思っている以上に進んでしまった社会と、その結末に目を奪われます。
タイトルの『最後の言い訳』がピリッときいている不条理なお話。


どの作品にも人間の持つ狂気が描かれていて、普段あまりホラーを読まない私としては、
こういう現実の延長線上に起こりうる設定のほうが、恐怖を駆り立てられました。
いえ、一度死んだ人間が人肉に惹かれるなんていう現実はありえないのかもしれませんが、
「もしかしたら」と思わせる物語の運びと細部の描きかたが秀逸です。

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2008/12/25 14:09

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2009/02/12 20:01

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2009/06/13 21:07

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2010/01/05 23:56

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2010/01/14 23:49

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