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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.10
  • 出版社: 東京創元社
  • サイズ:20cm/233p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-02438-3

紙の本

黒百合

著者 多島 斗志之 (著)

「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友...

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黒百合

税込 1,650 15pt

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商品説明

「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死—一九五二年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。【「BOOK」データベースの商品解説】

美しい季節、明るい光の降り注ぐ池のほとりで、3人の少年少女は出会った−。1952年夏、六甲の避暑地で、少年たちはかけがえのない時間を過ごすが…。繊細な技巧が駆使された、瑞々しい情感にあふれたミステリ。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

多島 斗志之

略歴
〈多島斗志之〉1948年生まれ。早稲田大学卒。国際謀略小説、本格推理、時代冒険小説、文芸作品など様々なジャンルの小説を発表。著書に「離愁」「症例A」「感傷コンパス」など。

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著者/著名人のレビュー

 一九五二年、二人の...

ジュンク堂

 一九五二年、二人の少年は光のふりそそぐ池のほとりで少女と出会う。少年たちの初恋はまた、ひとつの事件の発端でもあった。ところどころに仕掛けられた巧妙な布石がゆったりと動き、静かな終末へと向かう。
 抒情に満ちた表現とミステリーの常道をはずした結末、技巧派の著者ならではの傑作であろう。

みんなのレビュー55件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

本格ミステリーとしても青春小説としても一級品の上質な作品。出来れば2度読みたい。

2009/03/14 20:35

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

このミス7位作品。
メインとなる舞台は1952年の神戸・六甲。
東京で暮らす14歳の寺元進が夏休みに古い父の友人である浅木の別荘に遊びに来たことから始まる。
そこで浅木の息子で進と同じ年の一彦と別荘近くの池に遊びに行った時に運命の出会いが起きる。
美少女(という表現あったかな)でヒロイン・香との出会いである。

その後物語は進の父親が登場する過去(戦前)のベルリンの話に遡ったりで、読者としたら現在(1952年)とどういった関連性があるのだろう、そして現在の恋物語はどうなるのだろうと、ほとんどの読者が二つのことを同時進行形で考えながら、どっぷり読書に嵌ることを余儀なくされるのですね。
主人公と言っていいだろう、進の視点が初々しくて爽やかである。
拙い日記形式で冒頭が語られていてこれはかなり成功ですね。
彼の物語全体を支配して豊穣な雰囲気を醸し出している。

それと作者の文章の上手さは確かで保証しますわ。
瑞々しい筆致がたまりません。
本当に1952年の世界に戻ったような気分にさせられます。

読みながら二つのことが気になるのですね。
まず、淡い恋心の行方。
現代小説では味わえない純真無垢な部分が巧みに表現されてます。
読者はどうしても進に肩入れしちゃいますよね。

あとはミステリー部分。これは読んでのお楽しみということにしときましょうか。
凄くミスリードしてますのでご注意を、流し読みは禁物です。
詳しくここで語れば興趣をそぎますが、一言“六甲の女王に騙されるな(笑)”

--------------------------------------------------------------------------------

私的な読み方としては、まずは前述した主人公・進の“純真な恋心”に背筋を伸ばさざるを得なかった点。
逆に香やベルリン時代の真千子に代表される“女性の不幸な部分”にゾクゾクと来た点。
両者のコントラストが凄いと思ったのですね。
ちまたで言われてるミステリー部分も確かに凄いのですが、それよりも女性達の凛として生きているところに感動。

健気にかつ一生懸命生きている姿が胸を打つので、ラストで香の近況が語られるが、彼女が真千子のようになって欲しくないなと思って本を閉じたのであるが、旦那があの人なんで大丈夫だよね。
自分に言い聞かせてます(笑)

こう言った読み方された方他にいるかなと思ったりするのであるが、それほど個性豊かにかつ魅力的に描かれているのですね。
時には謎めいて、でもかわいい少女ですわ香は。

ちょっと変わった結論かもしれませんが、それは本作と同じでご容赦を(笑)
私的には香がタイトル名のように“黒百合”的な生き方をしてないことを願って本を閉じたのである。

何はともあれ、とにかく楽しませてくれた作品です、満足満足。
特に関西人のかた必読かも、関西弁が心地よいですわ。

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2008/11/26 00:00

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