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紙の本
稀覯人の不思議 長編本格推理 (光文社文庫)
著者 二階堂 黎人 (著)
手塚治虫愛好会の会長が自宅の離れで殺され、貴重な手塚マンガの古書が盗まれた。しかも、その部屋は完璧なる密室に仕立てられていた。犯人は、やはり手塚マニアなのか?また、どんな...
稀覯人の不思議 長編本格推理 (光文社文庫)
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商品説明
手塚治虫愛好会の会長が自宅の離れで殺され、貴重な手塚マンガの古書が盗まれた。しかも、その部屋は完璧なる密室に仕立てられていた。犯人は、やはり手塚マニアなのか?また、どんな方法で密室を創り出したのか?愛好会の一員である大学生・水乃サトルは、持ち前の頭脳と博識で、真犯人を追いつめてゆく、鮮やかな論理とトリック!スリリングな傑作長編。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
漫画コレクターの殺人事件
2016/02/17 17:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山好きお坊さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本のメインは、この世に2冊しかない手塚本の1冊を所有しているものが、稀少性を絶対化するために、もう1冊の所有者を殺し、本を燃やしてしまうのだが、昔、本のコレクターが同じことを実際に実行した記事を何かの本で読んだ記憶がある。狂気の部類だろうが、いそうである。
推理小説的には、いわゆる密室殺人もので、推理をきくとなるほどと納得してしまうが、犯人は二人組みであったなんて、肩すかしぎみの不消化さが残った。あまり、推理小説は読まないので、さもこれがトリックの真実であると作者から押し付けられる感じが残り、後味はすっきりしない。これからも、本に絡むものは読むが、単なる殺人事件的なものには食指が動きそうも無い。