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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.10
  • 出版社: 中央公論新社
  • サイズ:20cm/302p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-12-003983-6

紙の本

学問の下流化

著者 竹内 洋 (著)

うけ狙いのポピュリズム化とオタク化の進む学界、紋切り型の右翼・左翼から抜け出せない論壇、書店にあふれるお手軽な新書…。書き手として、読み手として考える、「教養主義の没落」...

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学問の下流化

税込 2,090 19pt

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商品説明

うけ狙いのポピュリズム化とオタク化の進む学界、紋切り型の右翼・左翼から抜け出せない論壇、書店にあふれるお手軽な新書…。書き手として、読み手として考える、「教養主義の没落」後の教養。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

竹内 洋

略歴
〈竹内洋〉1942年新潟県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。関西大学文学部教授、放送大学客員教授、京都大学名誉教授。専攻は歴史社会学、教育社会学。著書に「大学という病」など。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

地に落ちた出版社のモラルと、それに便乗する「学者」の品性

2008/10/22 00:15

22人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず最初に断わっておくが、私は竹内洋が好きである。彼の著作「立身・苦学・出世」「学歴貴族の栄光と挫折」「丸山真男の時代」「教養主義の没落」他、彼の著作の大半は購入し、目を通している。その竹内ファンである一読者として言わせてもらうと、本書は彼の人生の汚点のような仕上がりとなっている。何より「学問の下流化」というタイトルがいただけない。これは書き下ろしの著作につけるタイトルである。帯にも「書き手として、読み手として考える『教養主義の没落』後の教養」などとある。こうくれば、てっきり、今や教育学会の重鎮の一人となった竹内洋教授が、渾身の力を込めて書いた「教養主義の没落」の続編と思うではないか!

ところが、ところがである。開けてみれば、本書は書き下ろしとはおよそ似ても似つかぬ掌編の寄せ集めでしかない。特に目立つのが「書評」だ。今や教育評論家としても売れっ子となった竹内教授は朝日、日経、毎日、読売の各紙に書評や時評を多く書くこととなっている。本書はこうした新聞雑誌の記事を寄せ集めた「評論集」にすぎない。昔の編集者だったら読んで字のごとく「竹内洋教育評論集」とでも名付けたであろう。現に私の手元にある1996年中央公論社刊の「高坂正尭外交評論集」はそう名付けてある。昨今、「教育の商品化」を嘆く自称教育者は多い(馬鹿かと思うが)。んなら、こうした連中の頂点に君臨する竹内教授が先陣を切って「教育の商品化」に身を投じてどうするんだといいたくなる。本書ははっきりいって「羊頭狗肉」である。学問の下流化を論じたページは5ページから18ページにかけてのみである。後は、基本的には「学問の下流化」を論じたものはなく(かなりむりやりこじつければ、現在の大学およびそこの跋扈する大多数の教授ならぬ教員の大半が下流化しているので、大学教育を論じればそれは学問の下流化を論じたことにならんでもないと言い張れないこともないかもしれないが、それこそ屁理屈であろう)。要するに出版社が悪いのである。編集者が悪いのである。「売らんかな」「売れればいい」という商業主義の権化が出版社でありジャーナリズムであることは百も承知だが、昔はそれでも出版社には矜持なるものが少しはあって、本書のような羊頭を掲げて狗肉を売るようなまねは恥ずかしくて出来なかったものである。それが今や万事カネの拝金主義者になり下がった売文業者ブローカーになり下がった出版社が、教育論をも消費対象として商品化している見本のような本が本書である。にもかかわらず、著者の竹内さんは「あとがき」にて、「本書は、わたしがここ数年来発表してきたエッセイや書評、評論を、若い編集者の小野一雄さんが、ジグソーパズルを嵌め込むようにして構成案をつくってくれた」などと自画自賛している。正直言ってがっかりである。売れれば何でもありなのか。読者を馬鹿にするなといいたい。

もちろん竹内さんの著作である。「鋭い!」と思わずにはいられない指摘が随所にあることは論を待たない。たとえば大学院をさして「暗くてダサい社会的不適応者の収容所(229ページ)」などというくだりを読むと思わず膝を打って大笑いしたくなる。これは竹内氏自身の経験から出た言葉でもある(竹内氏じしん京都大学卒業後、一旦安田生命に入社しているが、そこで目が出ず大学に舞い戻ったサラリーマン落ちこぼれという意識を持っている)。

「大学教師は、いま17万人。旧制中学校教師数のほぼ2倍。そのせいだろう。『高いとおもっているが低いのは』、いまの大学教授の教養である。学生に教養がないと嘆くのは、もうよい」という指摘も大笑いだ。竹内氏は指摘する通り、大学というぬるま湯に浸りきって、葦の髄から天井覗くような自称知識人がなんと多いことか。日本の大学のレベルがここまで落ちたのは、「大学とは、すぐには役に立たないものを教えるところである」などとふんぞり返った世間知らずが他の批判に耳を傾けないまま戦後60年を空費した結果であると思っている。

日本の大学に最も欠如しているもの、それは教授間の競争であり、大学を経営するという概念そのものである。経営とは何もコマーシャリズム万能をさすのではない。「知」という大学がもつほとんど唯一の商品の価値を如何に磨き育て、将来にわたって優秀な生徒をひきつけ、高い学費を喜んで納めさせ、卒業生を優良就職先に陸続と送り出すことで、さらに優秀な生徒を吸引し、大学という知の生産現場を活性化することが現在の日本の大学に課せられた使命である。「経営感覚」や「競争」という大学の質的向上に不可欠な要素に対し、むやみに「新自由主義」などという本人も内容を理解できていない未消化なレッテルを張って「愚者の楽園」を維持しようと血眼になっている教員が大学には多すぎる。竹内さんにはこのあたりについても、ぜひ論じてもらいたかった。

昨今、文部科学省以下日本の教育関係者のモラルハザードが著しい。文部科学省はつい最近まで「OECDが出した教育関係予算のGDP比統計を持ち出して、日本は先進国中教育にもっとも金をかけていない教育貧困国などという議論はおかしい。日本はアメリカと並んで世界で最も消費税が低い国であり、小さな政府の国である。GDP比で論じれば、教育予算に限らず政府歳出のほとんどすべてが日本は先進国中最低である」であると大論陣を張っていた文部科学省じしんが、今やこのGDP比を掲げて教育予算(中でも義務教育費予算)の増額を確保しようと必死である。気でも狂ったか、文科省!平成元年には1500万人いた生徒は、今や1000万人を切るところまで急激に減少しているにもかかわらず、日本の教師の数はほとんど減っていない。どうしてこんな無駄が許されようぞと思うのがまっとうな神経の持ち主であろう。これについても竹内さんに大いに論じてほしかった。

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2009/02/23 21:21

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2009/03/02 21:17

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2013/03/18 14:20

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2015/12/20 15:16

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