プラネット・グーグル

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グーグルの凄さを紹介した本です。
マイクロソフトを反面教師にして、目立たないように覇権を握ろうと画策する様を成功面のみならず、失敗面も含めて包括的に述べているのは評価できます。ただ内容は結構専門用語と言うかグーグル用語が当たり前のように出てくるので軽めな装丁ほど取っ付き易くは無いです。

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最初にgoogleを使ったとき、あまりの検索性能の良さにびっくりした記憶がある。
「グーグル」か「ゴーグル」か読み方も分からなかったあの時から約10年。ブラウザには「googleツールバー」を入れ、メールは「Gmail」を使い、好きなサイトのチェックは「googleリーダー」、仕事のメモは「googleノートブック」、乗り換えは「googleトランジット」。とにかくgoogle漬けだ。

そんな人間にはたまらない「google萌え」な一冊。内容はあくまで中立で、googleのミスや欠点もきちんと書いている。でも、だからこそ、よりgoogleが好きになる。これから先、この会社とサービスがどうなっていくか見届けたい。

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・世界中の情報を整理するという理想
・検索連動広告
・情報へのアクセスを巡るフェイスブックとの戦い
・リニアにスケーリング可能なハードウェアとデータセンタ
・人の手を介さない，学習アルゴリズムのみによる検索結果
・世界全ての本のデジタル化
・動画検索への遅れと見えないビジネスモデル
・台頭してきたプライバシーの問題
・人の手による検索とアルゴリズムの対決，再び

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最初の印象は「何だこの表紙は」です。このあまりにチープな感じがあまりにもマーケティング的にも問題があるのではと思い、(日米同時発売とされている)原著の方を確認しました(以下のリンク参照)。

http://www.amazon.com/dp/141654691X

こっちの方が何倍かいいというのは個人の好みでしょうか。あとは帯の「遺伝子から惑星まで、あらゆる情報の一元支配を賭けた宇宙規模の戦いが始まる」も問題があるかと思います。原著の副題"One Company's Audacious Plan To Organize Everything We Know"をそのままの方がいい表現かと思います。

とりあえず編集上の疑問はこの辺りまでにして、内容ですが、グーグルの取組みについてそれなりに新しいトピックスまでカバーされています。グーグルデータセンター、グーグルニュース、統計的機械翻訳、グーグルブック検索、ユーチューブ買収、グーグルアースとグーグルマップ、ストリートビュー、Gメール、グーグルアップス、などなど。情報としては、いろいろなソースから手に入るものが多いですが、よく知らないという人にとっては通しで読むのはいいのかもしれません。
ただ、もう少し著者の見解を含めた将来見解についての踏み込みがあってもよかったかと思います。もしかしたら表紙の印象があるからかもしれませんが

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このプラネットグーグルはあまりにも多種多様な論点からGoogleを探ろうとしている書籍で、情報量は非常に多いので一見、ああすごいとなりがちだが、結果的に、何も分からないという状況に陥ってしまう、駄目本。

たしかに、検索アルゴリズムがAI構築と同じである点はそうであるし、そういった脳科学とか、人工知能工学のDr.が多数参加していることも理解している。

ならば、その方向でもう少し学術論文的な仕上げ方ができたであろうに、インターネットとはみたいな下りは必要なかったであろう。

Googleに野望など無い。純粋無垢な子供のような目標は存在している。

たとえ、Gmailに広告をリンクするのを母親役のメリッサは嫌がるかもしれないけれども、大きな息子たちは楽しくて仕方が無いのだ。

そういう会社だということを理解しておけば良いのだ。

Appsにしても、本格普及は2010年からだし、彼らの計画を理解しないのにどうして表面的な取材だけで書けるのだろうか？

そう思ってしまう。

だが、Googleの内情を深く知りたい方にはおすすめなのかもしれない。

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Googleの歩みを、豊富な開発秘話を交えて語ってくれる。マイクロソフトやヤフーを引き合いに出し、Googleがいかに先見性を持っていたか、いっぽうで引き起こしたトラブル、失敗したサービスなど、光と影の両面をバランス良く書き出しており大変面白く読めた。
個人的に一番楽しめたのは、GoogleがYouTubeを買収するまでの経緯を書いた章。アルゴリズムを第一に考えていたGoogleと、ユーザーによる無償の投稿、評価で急成長したYouTube。考え方のまったく違う二つのサービスが、当時のそれぞれの事情から手を取り合ったというくだりにはドラマ性を感じてしまう。
ほかにも、グーグルプリントやグーグルビデオストア、グーグルアンサーズなどの黒歴史も知ることができるなど、にわかGoogle通の気分に浸るにはぴったりの一冊。

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グーグルも本当に大きくなったな。この本が書かれた頃はまだアンドロイドも出ていない時代だった。
グーグルが求めているのは、単に高い教育を受けている人ではなく、極めて高い教育をうけた人材である。採用した100人のエンジニアのうち40人が博士号を持っている。
グーグルの最大の武器はオープン性でFacebookの最大の弱点と思われるソフトウェア環境の閉鎖性をついた。
グーグルにとって一番重要なのはビジネスでなく、コンピュータサイエンス。
グーグルは情報をすべて収集しようとしれは、その量は人間が管理できる超をはるかに上回ることを主なライバルであるヤフーやMSNが気が付くよりもはるかに速く理解していた。
Youtubeは法定では立ち向かえないような大企業を敵に回したと気づいたまさにそのときに、グーグルは自社のグーグルビデオのサービスがYoutubeにはとても太刀打ちできないと気がついた。Youtubeが買収に応じる構えを見せるとグーグルはすぐに飛びついた・

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google の歴史と戦略について。検索については時期的に最適のタイミングであったこと。Yahoo! の人手でのインデックス化は、それを始めた当初では最適なやり方であったが、Web が拡大していく中では google のやり方が最適となった。また、YouTubeの成功も、ブロードバンド、ドットコムバブルの崩壊による帯域コストの低下、flash による動画サポートのタイミングが重なったことが大きな要因。新しいサービスを考える際には、これらのタイミングを事前に読み取ることは必要。それを逃さないように素早く動くことはもっと重要。
あとは、viral 的なものをどうやって取り入れていくか。

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グーグルを横断的に見た本。検索についてはあちこちで書かれている通りで、手作業だとデータが多くなるほど作業が困難になるが、アルゴリズムによる分類ではデータが多くなるほど有益な分類が可能になる。そのため、高性能のWSを一つ買うよりも安価なLinuxマシンを多数つなげてゆく方が拡張しやすいということに初期から気付いており、これを実現するためのハードウェアの設計思想こそがその強みだという。「データは多ければ多いほど良質」という時点で哲学が違うんだとか。他の事業は買収したものが多い。YouTubeはユーザーが好き勝手にアップロードするという仕組みであり、アルゴリズムによる自動化という検索の思想とは全く異なっている。MAP、Appも買収で手に入れたもので、これらが今後、世界中の情報を整理するというグーグルの使命にどう関わってくるのか、楽しみではある。・YouTube はデータ転送量が多いため、回線使用料だけで一日１００万ドルかかっている・著作権・プライバシーについてストリートビュー：公共の場所なのでプライバシーは保護されないYouTube：アップロードした後、著作権者からの抗議があれば削除するということでOKになっている■世界がこれほど小さく感じられるようになったのは、コンピュータ技術がそれを可能にしたからなのだ。そして、その技術に「元に戻す」ボタンは付いていない

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2008年秋に出た気鋭のライターのグーグル本。
仕事で、プライベートでGoogleを利用したり、かかわったりしている人にとって、どこまでGoogleを当てにしてよいのかと思案するときの目安を与えてくれる本。
Facebook、Google Apps、Earth、Gmailをどうやってグーグルが手に入れたか、その仔細が内幕話とともに解説されている。お勧めの一冊。

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巨人マイクロソフトや最近ではアップルなども携帯電話事業で競合し、フェイスブックなどのSNSの挑戦をGoogle+で再度受けて立ち、人知とアルゴリズムの果てなき競争を続けるグーグル。その軌跡です。

自分自身もまたグーグルのサービスをよく使っているので、ということと、先日読んだグーグルの本の参考文献として読み始めたいくつかの文献のひとつがこれでした。

ここではGメールの開発時のエピソードや勃興し始めたころのフェイスブックにオーカットをぶつけていたり、まだまだ巨人となりながらも爆発的な成長を遂げる姿が描かれておりました。この会社に集う頭脳の優秀さと、
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」
というシンプルにして壮大な野心であり夢を本気で追求しているんだなと改めてそんなことを感じてしまいました。

しかし、この会社の宿命でもある情報とプライバシーとのせめぎあいや、検索アルゴリズムの事に関してはずっとこれからも続いていくでしょうし、アルゴリズムについては個人的にはSEO業者とグーグラー(グーグルの従業員)とのいたちごっこはこれからも頭を悩ませるのでしょう。ですが、あまりに彼らの提供するサービスに依存しすぎるのはよろしくないかもしれませんが、一ファンとして、これからも私たちをあっと言わせるようなサービスを考え出してくれることを望んでおります。

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逗子図書館で読む。正直、期待していませんでした。この企業の本の中で、一番好きです。特に、動画に関しては面白かったです。どんなに知能指数が高くても、解決できない問題なんですね。

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部分的に面白いところもあったが，全体に非常に読みにくい．
原著の問題か翻訳の問題か分からないのだけれど．

2回目
やはり以前も読みにくかったか・・・

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アメリカのIT企業について書かれた本はできるだけ数多く読むようにしています。特に超成長企業のGoogleについて書かれた本ですので、非常に気付きの多く、そしてヒントの多い１冊でした。