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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.9
  • 出版社: 宝島社
  • レーベル: 宝島社文庫
  • サイズ:16cm/299p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7966-6358-8
文庫

紙の本

ナイチンゲールの沈黙 上 (宝島社文庫 このミス大賞 田口・白鳥シリーズ)

著者 海堂 尊 (著)

ナイチンゲールの沈黙 上 (宝島社文庫 このミス大賞 田口・白鳥シリーズ)

税込 524 4pt

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みんなの評価3.4

評価内訳

紙の本

芸能界が絡んでくるので華やかな感じがしますが、実はこのお話、色々な意味で重いです。それにしても憎き男よ・・・であります。しかし、この話があんな形で書き継がれるとは、私は主輪ア買ったぞ! ご立派、海堂さん・・・

2011/03/05 22:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

海堂の本で読み残していたのがデビュー当時の作品で、もう読まないで死にのかも、とあきらめていたところ、偶々『チーム・バチスタの栄光』を読む機会があって、それならと意地を張らずに手にしたのがこの『ナイチンゲールの沈黙』です。ちなみに、私が読んだのは文庫の三刷のものですが、下巻に載っている上巻の目次に「第二部」って書いてありますけど、当然「第一部」の間違いですね、初版ならともかく三刷なら直さなくちゃ・・・ね、宝島社さん!

で、赤津美和子のカバーイラストの印象のチープさは、単行本をそのまま引っ張っているのでいたし方ないとして、カバーの紙質くらいもう少しいいものにならなかったのでしょうか。それと上下巻に分けたことの妥当性。確かに、ページ数から見ると各巻300頁っていうのは、分けて売ってもおかしくはない分量です。でも、本文の紙が薄いせいか、見た目には230頁くらいのボリュームしかありません。一冊にしてもよかったかな、カバーデザインの松崎理さん!

お話の内容紹介は、あとでカバーの文章を引用するといういつもの手で逃げることにして、今回は私が最も楽しんだ点について書きます。やはり、浜田小夜の歌のエピソードが一番面白かった。ま、他の意味でも彼女はこの物語の中心的存在ではあるのですが、文章を読んでいるだけでゾクゾクしてきます。私が連想せずにいられないのはサラ・ブライトマンですが、この本が出たのが2006年、海堂の脳裏に彼女の歌声が響いていたか気にはなります。

それと水落冴子です。彼女は大量吐血で東城大学医学部病院に緊急入院した伝説の歌姫です。吐血の原因は、彼女が浴びるように飲む酒で、そのために肝臓を傷めています。20年前のデビュー時は鳴かず飛ばずでしたが、最近、にわかに注目を集めていますが、彼女のライヴを聴くのは本当に至難の業といいます。そう、彼女はゲリラ・ライヴで思わぬようなところで謳ったりするのです。

そして、小夜はたまたま、酔いどれ迦陵頻伽こと水落冴子のコンサートを聴くことになり、そこで歌まで披露してしまうのです。それが彼女の運命を変えていくことになるのですが、それがお話の一つの柱。シンデレラ・ストーリーですが、彼女が看護婦であるということがポイントです。そう、もう一つの柱、それが小夜の担当患者である網膜芽腫の子供たちです。

中でも忘れられないのは、佐々木アツシでしょう。5歳の小児科入院患者で、眼の癌、網膜芽腫に罹っていて、コミックス(「ケロロ軍曹」)のしゃべりのくせがついているのであります。同室の瑞人にも懐いているし、悲しさをケロロしゃべりで紛らすことも知っているし、なかなかしっかり者でもあります。ハイパーマンに出てくるシトロン星人の大のファンであります。ちなみに、彼は2010年に出た『モルフェウスの領域』で、再びその姿を見せてくれます。

もう一人が、同じ小児科入院患者の牧村瑞人で、14歳、中学三年生です。彼もレティノブラストーマ(網膜芽腫)に罹っています。頭がよく、容姿にも恵まれていて、いつも本を読んでいる。とくにミステリを好んで読みます。迷惑をかけないことを原則に、病院内の規則をうまく解釈していつも病院内をふらついています。その彼が最も憎むのが、無責任な父親で、「殺す」と常日頃公言していますが、読者の大半はそれに反論できないはずです。

そして、瑞人のプリンスに対し、プリンセスといわれるのが杉山由紀で、彼女も小児科入院患者です。彼女の場合は同じ癌でも、血液の癌。二度にわたって白血病骨髄移植をした16歳の高校二年生の美少女ですが、移植が失敗し、自分の未来が閉ざされているのではないかと思い始めている女子高生で「白雪姫」と呼ばれている。いつもひっそりと読書をしていますが、読んでいるのがプルーストというのが偉いです。

ちなみに、今年に入って私はようやくプルースト『失われた時を求めて〈1〉スワン家のほうへ1』を読みました。岩波文庫版は文章も平易で、それでいながら格調が高いという離れ業のような訳文なので、一応は誰でも読めそうなんですが、ストーリーが追いにくい。由紀が読んでいるのは時代から言っても岩波本ではないはずで、そうなるとかなり難しい本なのだろうなあ、偉いなあ、なんて思います。

実は、もう一つ、この話には柱があって、それが殺人事件なのですが、新旧二人の歌姫と、病棟の王子と王女、そして健気に病に立ち向かうアツシの話が面白くて、霞み気味。ま、全く無関係なストーリー展開はしないので、重要なことに間違いはありませんが、でも華やかなスポットライトを浴びることはないといっていい。こんな三つの流れに、グチ外来の田口、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔、警察庁から出向中の加納警視正、冴子のファンと豪語する速水、ガンガントンネルの魔人とアツシくんに呼ばれる放射線科の助教授・島津、無神経な女医の内山聖美たちが複雑な波紋を描いていくのです。

最後は、カバーの案内文。今回は上巻だけ

第4回『このミス』大賞受賞作、300
万部を突破した大ベストセラー『チ
ーム・バチスタの栄光』の続編が登
場。大人気、田口・白鳥コンビの活
躍再び! 今度の舞台は小児科病
棟。病棟一の歌唱力を持つ看護
師・浜田小夜の担当患者は、眼の
癌――網膜芽腫の子供たち。眼
球摘出をせざるをえない彼らに心
を痛めた小夜は、患児のメンタルケ
アを不定愁訴外来担当の田口に
依頼し、小児愚痴外来が始まった。

目次は以下の通り。

第一部……天窓の迦陵頻伽(第三刷の下巻には上巻の目次に「第二部」って書いてあります、間違いですね)

序章 剖検室夜
1章 病棟のナイチンゲール
2章 酔いどれ迦陵頻伽
3章 ドア・トゥ・ヘブン(天国への扉)
4章 極楽病棟
5章 オレンジの黄昏
6章 廊下トンビの襲来
7章 悪の華
8章 ミニボトル・コレクション
9章 屋上の貴公子
10章 天窓の黙示録
11章 がんがんトンネルの魔人
12章 吊し上げカンファレンス
13章 小児愚痴外来
14章 暗闇の迷宮
15章 ハイパーマン・バッカス
16章 デジタル・ハウンドドッグ
17章 隠密捜査
18章 地下室カノン

第二部……ナイチンゲール・ラプソディ

19章 虚飾の歌声
20章 小児愚痴外来の異星人
21章 火喰い鳥vs.電子猟犬
22章 デジタル・ムービー・アナリシス(DMA)
23章 マリアの肖像
24章 ふたりの歌姫
25章 マタイ受難曲
26章 曼珠沙華
27章 若き闘牛士
28章 幼き容疑者
29章 硝子の檻
30章 ラプソディの告白
31章 対決
32章 C'est la vie
33章 La Mer
34章 クリスマス・キャロル
35章 堕天使と聖天使
終章 窓

解説 東エリカ

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紙の本

第二弾も相変わらずのテンポ!!好きです。

2012/01/13 14:42

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

先日、超遅ればせながら『チーム・バチスタの栄光』を読んで、一瞬にして海堂尊のにわかファンになったわたし。その続編が文庫で登場したというので、早速読んでみた。あ、まだ『チーム・バチスタの栄光』を読んでないひとがいたら、本作品を読む前に『チーム・バチスタの栄光』を読まれることを強くお勧めします。

前作と変わらず、物語の展開のテンポ、強烈なのにどこか憎めないキャラクターの設定、そして登場人物たちの掛け合い、すべてが素晴らしい。ただ前作がとてつもなくリアルで論理的な展開だったのに対して、本作はほんの少しだけ、論理だけでは説明できない部分が混じっているので、リアルを追求する読者には少し釈然としない感もあるかもしれない。わたしもこの点を考慮して、今回の評価は星4つとした。


物語の舞台は、バチスタ・スキャンダル(『チーム・バチスタの栄光』)から九ヵ月経った師走の東城大学医学部付属病院。看護師・浜田小夜が勤務する小児科病棟は悪性の腫瘍レティノブラストーマ(網膜芽腫)の治療で有名で、14歳の牧村瑞人と5歳の佐々木アツシがこの病気で入院している。この病気の治療方法は眼球の摘出のみ。眼球摘出という事実と立ち向かわなければならない幼い子どもたちのメンタルケアが、不定愁訴外来の田口公平講師に依頼される。田口公平講師と患児たちの面談が進む中、瑞人の父親が自宅で何者かに殺害される。しかも解剖のように臓器を取り出された状態で。このショッキングな事件の中、警察は、父親から虐待を受けていた瑞人に疑いの目を向ける。

物語は小児科病棟を中心に展開していく。前作でも主要な登場人物であった高階委員長や不定愁訴外来の看護師・藤原、そして厚労省の変人役人でロジカル・モンスターの白鳥も登場する。今回は、白鳥の大学時代の同級生で白鳥級に扱いが面倒な加納警視正が登場し、殺人事件の調査にあたるから、無茶苦茶さは二倍だ。そしてその分、面白さも二倍(読み手によってはむかつき度二倍になることもありそうだけど)。


前作『チーム・バチスタの栄光』は映画化もされ、この秋からはドラマ化もされる。そのどちらも白鳥役は男前の俳優が演じているが(映画では阿部寛、ドラマでは仲村トオル)、原作では、まったくもってあんなにかっこよくはない。白鳥について田口が本作品中においてものすごくわかりやすくまとめているので、白鳥の紹介も兼ねて引用する。「厚生労働省では落ちこぼれ大臣官房秘書課付技官という閑職にありながら、同時に医療過誤死関連中立的第三者設置推進準備室室長という最前線のトップに返り咲くというウルトラC級を決めたエイリアン。二つの肩書を持つ男、コードネームは日喰い鳥。並べ立てると仰々しいが、その実態は単なる小太りの中年男だ。」そ、その実態は阿部寛でも仲村トオルでもなく単なる小太りの中年男。この彼がほんとにいいキャラクターをしている。その周りにいて振り回される田口や藤原看護師は本当に迷惑そうだけれど、読者としてはこれほど面白いキャラクターはいない。ロジカル・モンスター白鳥と弱気な医師の田口のコンビをこれからもずっと見ていきたい。

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2010/05/18 00:41

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2008/09/07 13:36

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2008/09/07 22:13

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2008/09/21 20:00

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2008/09/24 11:45

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