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商品説明
明治以降、激増した「宮家」。その背後にあった明治天皇の「不安」とは? 元勲たちの思惑、既得権を手にした皇族たちとの駆け引きを検証し、皇族制度誕生から消滅前夜まで、その姿を浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
浅見 雅男
- 略歴
- 〈浅見雅男〉1947年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。出版社に入り、雑誌・書籍の編集に携わるかたわら日本近・現代史に興味を抱く。著書に「公爵家の娘」「華族誕生」「華族たちの近代」など。
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紙の本
「皇族」誕生といっても
2008/11/16 08:12
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
「皇族」誕生といっても、古代から「皇族」は存在しますので、その起源を書いた本ではありません。
明治維新から始まる皇族の増加と敗戦による減少まで。さらには、皇族の歴史上の役割について書かれています。
本書では、皇位継承という観点から皇族が増加していったと解説しています。つまり、直系の天皇家だけでは、その血筋が絶えてしまう恐れがあるということ。
ん??この話、どこかで聞いたような??
そうです。明治の昔から、現代と同じ悩みを抱えていたわけです。
そこで、「皇室典範」という皇室・皇族について定められた法律の苦心の改正劇があったようです。
中心人物は、伊藤博文。
また後半では、皇族と軍隊の関係についても解説されています。明治以降、皇族は軍人になるのが原則だったということは、初めて知りました。
この本で描かれている皇族は、実に「人間臭い」です。
皇族であるが故の悩み。
(一般人からするとぜいたくな悩み)。
一般人として生きたいという皇族の姿など、知られざる一面も。
高貴な家に生まれるのも大変なのです。
龍.
http://ameblo.jp/12484/
紙の本
まあ、よく書けていますねえ。
2008/09/27 00:46
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久邇宮家三代を描いた「闘う皇族」の次は戦前の宮家の事を書いたわけだ。別に初めて知ったような事は特になかったが、皇族と軍の関係については参考になった。後書きに著者が「紙幅の関係で」朝鮮王公族について描けなかったようだが、この本の中で王公族方について出て来るのは皇族と軍の関係についてだけだ。仏印三国みたいに宗主国が、その地方の君主の存在を認めたりイギリスのように貴族に列する事はあっても、我が国みたいに植民地にした旧韓国の皇族を日本の皇族に準じた扱いをした国はないんじゃないか?そこが読みたかったのに残念だ。張赫宙氏の「秘苑の花」を読んでから、李王垠殿下とは何か、あの当時の朝鮮と日本にとって何だったのか、は、とても知りたいテーマだ。張赫宙氏の作品を復刻したりアンソロジー集を出した勉誠出版かゆまに書房で、朝鮮戦争を描いた「嗚呼朝鮮」と一緒に「秘苑の花」を復刻してほしいものだ。次は是非書いて下さい。本当は朝鮮語が出来ないと無理かも知れないにしろ。
それと著者は保阪正康氏の秩父宮伝の編集者だから、保阪氏が宮妃殿下にお会いした時に同行したらしく、妃殿下の直話が紹介されている。しかし秩父宮殿下の公的な伝記である「雍仁親王実紀」を何故使っていないのだろう。代わりに別の伝記が紹介されている。
この二点が気になるから星一つ減点。