紙の本
いつもの柳さんです
2019/06/02 08:03
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投稿者:nyagonyago - この投稿者のレビュー一覧を見る
発想が面白い。柳さんの知識自慢もかいまみえるけれどこの作品ではそれが押さえられていて嫌味な感じが少しはまし。いつも通り面白いです。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
ザビエルにまつわる人が出てくるたびに、
そういえば資料に載ってたとか、思い出した、とか。
そのくせやたらと詳しく知ってたり。
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2009/1/10 近所のブックオフで購入。
2016/8/24〜9/1
2年半ぶりの柳作品。で、現在のところ唯一のブックオフ購入本。
柳さんの得意な歴史上の人物が登場するが、今回はちょっと設定が違い、ザビエルの周りの人物に主人公の意識が乗り移るという、SF的な展開。宗教論争なども書かれており、なかなか深い。しかし、ザビエルってそういう来歴の人だったんだ。知らなかった。
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面白いー。歴史ミステリーとはいいつつ、基本は
現代が舞台だし、そのSFチックな設定上、当然
謎解きに於ける思考経路も現代ミステリーな訳で...。
ヘンテコだけどかなり面白い作品です。
そのミステリーの表面下には宗教に対すること、
善悪についてなど、興味深い作者の言葉も
しっかり盛り込んであり、伝わってきます。
一気読み系の面白さ。
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聖フランシスコ・ザビエル。日本にキリスト教を伝えたその人の首が、あるはずのない鹿児島で発見されたという。彼の首と、目を合わせてしまった修平の意識は、聖人が立ち会った四百年以上前の殺人の現場へ跳ばされる-。時空を超えて、誰もがその名を知る歴史上の人物にまつわる謎を解く異色ミステリー。
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どうしても・・・どうしてもしっくり来なかった・・・。
詳しくはブログにて。
hhttp://bookwormblog.seesaa.net/article/118738881.html
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なんだか、途中まで読んだことあったような…?
巻末を見たら、冒頭~第2章まで『メフィスト』掲載だったとのこと。
図らずしも、約5年ぶりの邂逅を果たしたという形になる。
タイムスリップ・ミステリの秀作。
「いかにも」な歴史背景と人物描写が巧みだよなぁ。
まだ3作しか読んでないけど、柳さんは長編より短編の方が好み。
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単純に読むとちょっと不思議なお話。で終わってしまうけど、どうも考え込んでしまう。もしかしたら…の言葉が出てきて仕方がない。普通にさらっと読むと笑うんだけどね。
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歴史の教科書で名前を知っているぐらいだったフランシスコザビエルをクローズアップした作品。ザビエル本人ではなく周辺の人物に憑依するところが面白い。
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貸し出し中のため引用できず。
これはねぇ。。。。。
『キング&クイーン』で感じたのと同じ感覚だ。。。
残念系。。。が続いてしまった・・・。
アイデアとしては面白いんだけれど、エンターテイメント系に収まってしまった・・・。
根本的な謎の解決にはならなくて、なんでザビエルと彼がつながったのか、が明確でなかった。。あれ?私が読み取れてないだけ?
そして、ラストの、彼の回顧録的なところになったところで、なんだか最近こういう本読んだことあるような気が・・・
と思えば、『叫びと祈り』(梓崎優)に似てるんだよねぇ。
最後の展開が。。。
ふたを開けてみたら、自分の気付かなかったものと対峙しておりました。というのが最近の常套手段なのかしら、と少々意地悪に思った次第なのでした。
いやいや、他作品も読みますよ。どんどん読むよ!
【9/7読了・初読・個人蔵書】
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ミステリ雑誌でライターをしている主人公、修平。
彼の取材先は、「ザビエルの首」が発見されたと言う隠れキリシタンの里。
彼は眉唾物の話と村おこしをする気十分の村役場の人間に辟易しながら、
「ザビエルの首」と呼ばれるミイラの頭と対面する。
ふと、ミイラの首と目が合ってしまう修平。
次の瞬間暗闇に落ちたかと思うと、目の前にはあの、フランシスコ・ザビエルがいた……。
以前読んだ「吾輩は~」に続き、歴史上の人物が登場する異色ミステリです。
起こる事件はやはり、本格推理っぽい密室やダイイングメッセージ。
これは面白い!と、読み進めると、案の定一筋縄では行かない展開を見せます。
社会派の記事を書いていた、と言う主人公の過去。
ザビエルは何の為に、過去の事件を修平に解決させるのか…。
「吾輩は~」と比べるとメッセージが強く感じます。
身近な問題なので強く印象に残るといったほうが正確かな。
個人的にはこのくらいアクが強い方が好きです。
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内容自体はまぁまぁ面白かったけど・・・
文章がラノベっぽい。
いきなりアフガンのエピソードが出てくるのも唐突過ぎる。
結局謎も謎のままだし・・・
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2011.10.31
オカルト雑誌に記事を寄せているフリーライターが「ザビエルの首」と称される生首ミイラの取材をしに辺境へ。そこで「ザビエルの首」と目が合ってしまった彼の意識ははるか過去、ザビエルが宣教師として生きていた時代の人間に「寄生」させられ……
最初は「これ、ミステリになるの?」と思ったけど、何度も何度もザビエルの意思(?)によって過去へ飛ばされる主人公がその先々で異なる人間の中に入り込んでは目の前で起こる事件の謎解きをすることになり、ミステリらしくなっていく。
その展開自体はあくまで「探偵もの」をやるための単なる舞台設定という感じがするんだけど、やがて主人公が「なぜ自分なのか? なぜザビエルは自分を呼ぶのか?」というさらに大きな問いの中へ取り込まれてゆくことによって、物語はまた違う色の展開をみせてゆく。
やがて主人公が手繰り寄せた一つの記憶、そして幾つもの謎の死の向こうでミステリアスに微笑むザビエルの影。
[以下軽くネタバレ?]
9.11の事件とその後のアメリカ政府による武力介入が出てくるんだけど、それとは無関係なところでなされる「おまえが殺した。おまえがこの地に悪をもたらしたのだ」という糾弾が、また深読みできそうで気になる。
たぶん好みが分かれる作品だと思うけど、私は好きでした。
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フランシスコ・ザビエルの首が現代の九州で発見された。あのザビエルだ。欧州の貴族の家に生まれイエズス会の宣教師としてアジアに渡り戦国時代には日本でも布教活動に勤しんだあのザビエルの首のミイラが九州で発見されフリーライターの男が取材に向かう。そして彼は首に導かれ過去へとその意識を飛ばし、そこで起きる事件を探偵よろしく解決に導く。いや、解決するのは彼ではない。首となった名探偵、ザビエルだ。あっちこっちに時空を越え自らの過去が呼びよせたザビエルに翻弄される男の物語だ。ミステリとしては第一章の事件が好きだ。信仰の盲点をついたような動機に惹かれた。どの話も面白く続きがあるならまた読みたい。
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短編連作集。
この方とても上手だという印象があるのですが、何故かとっつきにくいというか。読み始めれば読みにくさもないのになんででしょう。
この作品自体はいまひとつ。他の作品をお薦めします。