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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2008.9
- 出版社: メディアファクトリー
- レーベル: MF文庫J
- サイズ:15cm/261p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8401-2422-5
読割 50
紙の本
ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)
著者 森田 季節 (著)
「僕、女の子を殺したんだ」—始まりは、思いがけない人物からのそんな電話。どこか満たされない日々を送る高校生の明海は、孤高の歌姫に魅せられた同級生の少年・神野の信じがたいよ...
ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)
ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート
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商品説明
「僕、女の子を殺したんだ」—始まりは、思いがけない人物からのそんな電話。どこか満たされない日々を送る高校生の明海は、孤高の歌姫に魅せられた同級生の少年・神野の信じがたいような昔話をいともあっさりと受け入れてしまう。なぜなら明海も小学生の頃、神野と同じく一人の少女を殺めたことがあるからだった—。よみがえるひと夏の記憶、殺されるためだけに存在する「イケニエビト」の少女、人の記憶を食らう「タマシイビト」からの逃避行。第4回MF文庫Jライトノベル新人賞「優秀賞」受賞作。三人の少年少女によるビター・スウィート・ストーリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
【MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞(第4回)】【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
雰囲気は非常にいいが展開がいまひとつ
2008/10/08 11:17
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
「イケニエビト」と「タマシイビト」という一風変わった設定で展開するストーリー
「イケニエビト」を殺したことのある男女二人と、殺され蘇った「イケニエビト」との三角関係が描かれます
不思議なセンスがあり読ませる文章ではありますが、男女二人の過去の話がメインとなり現在の話は薄く物足りない
不思議な設定は切ない雰囲気を出すのに一役買っていますが、その設定が生かしきれておらず、唐突な尻切れトンボの結末
男女二人のそれぞれの視点で描いてきた物語なのに、男性視点での決着は描かれないまま
また音楽を大きなテーマとして扱っているわりに、結局それをどうしたいのかが見えない
期待させておいて肩透かしを食らわせて「綺麗だけど中身のない話」になってしまっているのがもったいない