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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2008/09/05
  • 出版社: 小学館
  • レーベル: 小学館文庫
  • サイズ:16cm/699p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-09-408134-3
文庫

紙の本

20世紀の幽霊たち (小学館文庫)

著者 ジョー・ヒル (著),白石 朗 (ほか訳)

奇妙な噂がささやかれる映画館があった。隣に座ったのは、体をのけぞらせ、ぎょろりと目を剥いて血まみれになった“あの女”だった。四年前『オズの魔法使い』上映中に一九歳の少女を...

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20世紀の幽霊たち (小学館文庫)

税込 1,026 9pt

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商品説明

奇妙な噂がささやかれる映画館があった。隣に座ったのは、体をのけぞらせ、ぎょろりと目を剥いて血まみれになった“あの女”だった。四年前『オズの魔法使い』上映中に一九歳の少女を襲った出来事とは!?(『二十世紀の幽霊』)そのほか、ある朝突然昆虫に変身する男を描く『蝗の歌をきくがよい』、段ボールでつくられた精密な要塞に迷い込まされる怪異を描く『自発的入院』など…。デビュー作ながら驚異の才能を見せつけて評論家の激賞を浴び、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞の三冠を受賞した怪奇幻想短篇小説集。【「BOOK」データベースの商品解説】

【ブラム・ストーカー賞】【英国幻想文学大賞】【国際ホラー作家協会賞】〔「ブラック・フォン」(ハーパーBOOKS 2022年刊)に改題,改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】

奇妙な噂がささやかれる映画館で隣に座ったのは、体をのけぞらせ、ぎょろりと目を剥き、血まみれになった“あの女”だった。4年前『オズの魔法使い』上映中に19歳の少女を襲った出来事とは!?(『二十世紀の幽霊』)。そのほか、ある朝突然昆虫に変身する『蝗(いなご)の歌をきくがよい』、ダンボールでつくられた精密な要塞に迷い込む怪異を描く『自発的入院』など……。デビュー作ながら驚異の才能を見せつけて評論家の激賞を浴び、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞の3冠を受賞した怪奇幻想短篇小説集。【商品解説】

収録作品一覧

年間ホラー傑作選 白石朗 訳 23−69
二十世紀の幽霊 白石朗 訳 71−113
ポップ・アート 大森望 訳 115−157

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みんなのレビュー44件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

五感を刺激する贅沢なテーマパーク

2009/12/11 03:05

7人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:浸透圧 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジョー・ヒルがこしらえたこのテーマパークでは、泣いたり笑ったり、

叫んだり吐いたり、とにかく忙しい。冷や汗とあぶら汗でシャツが汚れるので
新陳代謝の激しい方は着替えが必要かもしれない。
抜群の刺激でお客様をシビレさせるアトラクションの数々をご堪能あれ。

『年間ホラー傑作選』
作中小説は主人公が狂喜するほどかと感じるが、ラストは見事。
疾走の目眩と高揚。残虐な作品を僕自身知りすぎたせいか、

キルルが(この名もすぐわかるだろ、キルユーと)考えた最初の案も
さほどショックを受けず少々残念。
しかし、面白い。ホラー作品としても、人間に関する読み物としても。

『20世紀の幽霊』
先に怖い話『年間~』があり、てっきりこれも途中からどうしようもなく
怯えるかと期待するが、違った。映画に関わる人生を送る者にだけ現れる
幽霊、映画へのオマージュをこめ、ラストに大団円のある大衆的な内容。
少年の映画への愛、幽霊への屈託、最後のオチまで伏線をしき心憎い。

『ポップ・アート』
謝辞で絶賛されるように素敵な作品ではある。
風船人を最初は主人公の妄想の友かと思うが、違う。
実在するという設定で、主人公が光の世界へ踏み出すまでを描く。
途中、風船人の死で、この美しいファンタジーはクライマックスを迎えるが、
その後の顛末は果たして必要か。
オチがそれまでの洒脱な展開に比べ凡庸だ。しかも最後のセリフはくさい。
遺体がみつかろうと風船人が空を抜けたことを象徴するシーンであるくらい
読者はわかっている。それをわざわざ最後の決めゼリフにするのは野暮。
ところでなぜ風船人はユダヤ人なのか。ユダヤ人はそれほど美しい民族か。
イスラエルで起きていることを思うとき、風船人である資格など全くない。
艱難を背負う民族ではあっても、アメリカで力をもつのは彼らで、
おかげでパレスチナの人々は虫けら同然の扱いを受け続けている。
ユダヤ人を美化すべきでない。この1点で僕はこの作品を絶賛はできない。

『蝗の歌をきくがよい』
途中、先の頁を繰ったら「父の贓物」とあり、読むのを一旦やめる。
とってもグロテスク。しかも愛する友人をまず殺っちゃうなんて。
もちろん父は過失致死でも、その内縁の妻は……もうなんというか。
そして友人を殺って、祈り続ける女生徒を見逃し、また殺しに戻るあたり、
いいねえ。その節操のなさが実に昆虫的でリアル。
虫を食べる子どもとして評判を集める前半からして吐き気を催すが、
どこまでも詳細に表現し切るグロテスクな描写は見事。
バロウズとカフカと映画『放射線X』の三角関係から生まれた私生児か。
読者を震撼、不安にさせるという意味でホラーは一番小説的かもしれない。
実際、不安定になりました、ありがとうございます、といった具合。

『アブラハムの息子たち』
アブラハムといえば、三大宗教の始祖。
最後の書斎のシーンから、もっと酷いことが起きるのではと不安に苛まれる。
しかし読み切ると、それほどおかしな話でもないのだ。
彼の作品は残虐でありながら抑制が効いている。その加減がいい。
とはいえ、どうにも困った話なのだが。
吐き気をこらえながら残酷描写を味わってつくづく、人間はグロテスクなもの、
目をそむけたくなるものが好きなのだと痛感。

この短篇集、誤解されそうで人に薦めにくい。しかし、この作家は実にうまい。

『挟殺』
ヒルの作品は絶望的な場所からラストで、すーっと浮上し始める展開が多い。
しかも、どちらかというと、はずれた人間が隅っこに追いやられている背景を
背負って始まる。ただ、この半端者たちは決して自己憐憫に陥らない。
この作家の、はずれた人間に対するスタンスが好きだ。
ラスト、彼は殺人の汚名をきせられるか?いや、きせられないだろう。
そして、子どもの命は助からないかもしれないが、確かに光へ進むのではと
予感させる。挟殺という、走っても絶望の未来しか見えないときに光がさす、
しかもほんの少し。ジョー・ヒルの作品は乾いていて、なお温かい。

『おとうさんの仮面』
デヴィッド・リンチにぜひ映画化させたい映像的で不気味な作品。
氷の仮面をつけた父が記憶を失い、家ごと骨董商に売られる。
その仮面は子どもに引き継がれ、仮面をつけたままいわく「ぼくの顔だもん」
ただ、ファンタジーは、へたすると異議を逃れられる危険をはらむ。
シュールで構わないが、裏にきちんとした理論を構築してほしい。
曖昧さを内包した作品もありだが、書いたもの勝ちになる。
たぶんジョー・ヒルだ、ちゃんとした裏打ちくらいあるんだろ?
そういうことにしておく。

『自発的入院』
実に不安をかきたてる作品。
前述の『おとうさんの仮面』より、ずっと不安感が強い。
理屈を通しながらどこかで破綻している。
しかし、そんなことなど気にならない強靭さがある。
モリスの作る要塞。そこへ消えた親友。モリス自身も消える。
そして主人公は、道が残されていることに安堵すら感じる。見事だ。
これも映像化してほしい。どこかしら泣きたい気持ちにさせる作品でもある。

『黒電話』
通じないはずの黒電話に殺された子どもたちからかかる。
この手の話は先を知りたい一心で読むため、作品の良し悪しの判断が
ぶれる。まあ、別にぶれていいんだが。僕の主観でしかないし。
この作家の美質は、ディティールですら軽く読者の予想をかわすところ。
くるかと待ち構えても、こない。そのはぐらかし加減が、うまい。
そうして何度もかわしながら、読み手を予想外の場所へ導いてゆく。
それでいて結末で驚かす手法をとらない。展開に小さな予想外を重ね、
すべてを主題に向わせる。たぶんラストはおまけなのだろう。
結末で驚愕させたければ、いくらでも方法はある。
この作品なら、上階で兄弟が殺し合い、地下は永遠に忘れ去られるとか
姉も捕まり姉弟が地下で暮らし続けるとか…素人の考える安易な結末だが。
とにかく、そういった絶望的で猟奇的なラストは避けているようだ。
その手の気味悪さはめざしていない。
そんな薄気味悪さは現実世界にまかせておけばいい。


「削除部分」について。
これはあったほうがいい。
未解決の事件、みつかっていない子どもたちからの電話ということで、
かなり余韻がよい。事件の罪深さと深淵を感じさせるなら、
削除しないほうがよかったのでは。

ジョー・ヒルの作品は絶望的でない。どれも最後はわずかな光へと踏み出す。
たとえ一見、絶望的なラストの『年間~』でも、永遠に逃げ続ける姿が
象徴的ですらあり、他の作品同様、奇妙な一縷の望みは残されている。
純文学で成しえることをホラーで成しえた点を評価したい。
サービス満点のアトラクションの数々、ご満足頂けること間違いなし。

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紙の本

ホラーの宝石箱。

2009/01/26 10:52

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

もし、怖い小説で最も好きな作品を一つだけあげよと問われたら、そうさな…ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』をあげる。映像だったらデヴィッド・リンチ監督の『ブルーベルベット』のオープニングかな。またはこの本にも登場してくるジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』とか。

純文学のホラー文学化とホラー文学の純文学化が叫ばれているが、あるいは純文学とホラー文学の結婚(マリッジ)とか。その最たるものの一つが、この作品といえるだろう。短編がぎっしりと詰まっているが、どれとて同じ味わいはない。七色の変化球の如く、読み手を手練手管にとってしまう。小うるさい読み手は、すぐに自分が過去に読んだことのある作品から分析・判断しようとするが、似て非なるもの。

短篇とてそこに使われる素材やスパイスは、たぶん長篇と変わりはないはずで。作者は、惜しげもなく短篇に仕上げるために、枝葉を切り捨てていく。むろんベースには、ホラーがあるんだけど、多彩な味付け。ともすると素材やスパイスにこだわりすぎて、それこそ複雑怪奇な味わいになってしまうものも、たまにあるが、そんなことはなくって、都市伝説と括ってしまえる題材を、文学に昇華させていく。霊感といっしょで異界の入り口も、見える人には見える。霊感なぞ持ち合わせていないぼくは、この作品を万華鏡のように扱って異界を愉しむ。

スティーブン・キングチルドレンと銘打とうと思ったら、ほんとのチルドレンとは。ぼくは、スティーブン・キングのは幾度となくトライしたけど、ワンポンドステーキのように分厚く途中でギブアップしてしまった。こっちはちょうどよい。いやあ実に小説巧者。村上春樹も嫉妬するだろ、きっと。

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2008/10/23 23:23

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2008/11/10 14:18

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2008/12/04 04:00

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2009/09/29 23:23

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2008/12/11 14:02

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2009/01/01 14:52

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2008/11/27 23:49

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2008/11/10 18:10

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2009/02/25 23:45

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2009/03/04 01:20

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2009/05/25 17:08

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2009/10/01 16:58

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2010/01/18 20:53

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