バランスボール基本のレッスン ボールでコア筋肉が鍛えられる！ （セレクトＢＯＯＫＳ）

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投稿者：めだかの兄弟　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　バランスボールを母から譲り受けたものの、いまいち扱い方がわからない。子どもたちの遊び道具しか使い道がなく、大きくて置く場所に困っていた。だから、処分も考えていたが、せっかく有る物だし、バランスボールの良さを知ってからでも遅くはないだろうと思い、本書を手に取った。

　「10年ほど前から日本でバランスボールが普及し始め、最近ではどこのスポーツクラブでも重要なトレーニングアイテムとなっています。メディアに登場することも増え、何かのきっかけで購入したバランスボールが自宅においてあるという人も多いことでしょう。でもいつのまにかあまり使わなくなっていませんか？　」。著者が、バランスボールが日常に欠かせないエクササイズパートナーになることを願うのは、《健康と美》をつくることができるものであるからだろう。
　【バランスボールはなぜ良いの？】－バランスボールは、当初、神経系に障害がある子どもたちの治療目的として使用された。理由は「バランスボールで体を不安定な状態にすると小脳が働き、その周囲の血行が良くなります。脳の血行が良くなれば、脳に多くの酸素と栄養素が送り込まれ、低下していた機能が活性化する」からである。それなら、対象を障害を持った子供と限らずに、健常な成人の身体矯正にも役立つはずだ。そこで、一般へと普及した。「インナーマッスルという筋肉が強化され、ゆがんだ骨格を正常な位置に引き戻す役割」など、バランスボールの優れた効果を認識していくと、処分する気持ちはまったくなくなっていた。
　【Part1 ウォーミングアップ：9種類】、【Part2 バランスを養うエクササイズ：11】、【Part3 筋力トレーニング：15】、【Part4 ストレッチング：16】、そして、バランスボールの注意点など【Nakano’s Column】に載っているので飛ばさずに読むようにしたい。スポーツで行うウォーミングアップと違って、バランスボールでのウォーミングアップは「普段動かしていない関節を動かしてあげること」とか、インナーマッスルの働きが理解できる。

　脳にも体にもプラスになっているバランスボールは、今では、我が家の隅ではなく、常に中心にいる存在に、格上げされている。