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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.8
  • 出版社: 日本放送出版協会
  • レーベル: 生活人新書
  • サイズ:18cm/253p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-14-088264-1
新書

紙の本

日本人はなぜ謝りつづけるのか 日英〈戦後和解〉の失敗に学ぶ (生活人新書)

著者 中尾 知代 (著)

英国軍元捕虜の問題を、謝ってもらっていないと感じる英国と、謝ったと思っている日本。両国の認識のズレを明らかにし、無視される元捕虜たちの思いに向き合い、中国や韓国も視野に入...

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日本人はなぜ謝りつづけるのか 日英〈戦後和解〉の失敗に学ぶ (生活人新書)

税込 814 7pt

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商品説明

英国軍元捕虜の問題を、謝ってもらっていないと感じる英国と、謝ったと思っている日本。両国の認識のズレを明らかにし、無視される元捕虜たちの思いに向き合い、中国や韓国も視野に入れた真の戦後和解への道を探る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

中尾 知代

略歴
〈中尾知代〉1960年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修了。岡山大学大学院准教授。エセックス大学博士課程在籍、元オックスフォード大学客員研究員。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

日本人はなぜ謝りつづけるのか

2008/09/18 18:54

13人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヒヨコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は英国人元捕虜をめぐる問題を扱っているが、今の日本で生じている問題や、私たちの「人間」に対する意識や価値観の危うさを、感じずにはおれない。

 昨年九月、教科書検定意見撤回を求め、沖縄の人びとが立ち上がった。翌日の地元紙の一面には大会の写真が大きく掲載され、かれらの届かなかった叫びや怒りが、こちらに強く伝わってきた。

 本書を読み進めていくうちに、私には、その時の沖縄の人びとと英国人元捕虜が重なってみえた。かれらがここにいるという事実は、無視されているようだ。その存在をしっかり受け止められないまま、かれらの問題も流行もののようにもてはやされ、やがて忘れられていく。むしろ、忘れ去られようとしている。

 だが、日本と英国では、国民の認識に違いがある。最近の日本で「戦争」というと、沖縄での問題のように、事実そのものがかき消されたり、歪められたりする現状にある。一方で、本書によれば、英国では捕虜問題は多くの国民に認知されており、これまでの日本の「お詫び」に違和感を覚え、それを表現している。日本は戦争から目をそらしており、十分に議論できる環境ではないのだ。私はごく普通に学生生活を送っている身だが、私たち若い世代も戦争に無関心なままでいるしかなく、漠然と不安が募っていくばかりだ。ましてや元捕虜をはじめとする英国の国民が、安心して日本の言葉を受け容れられないのも当然な気がする。

「捕虜問題」とはいうが、結局、当事者である英国人元捕虜は、議論の渦中では「いていないような存在」だ。かれらが求めているのは、その生が終わるまで消えることのない、個々人が負っている傷跡や苦しみ、怒り、痛みなどへの気づきだけではない。かれらがそれを抱えて生き、そして今ここに生きていることへの気づきだ。近年、いじめや暴行事件などが報道されると、「相手の側にも落ち度がある」といった意見が聞かれるが、相手を自身と同じ生身の人だと感じられない、他者への想像力に欠けている点では、捕虜問題と同じだ。この点においては、現代の日本に生きる私たちの、「人間」に対する意識や価値観の危うさを露呈している。

 戦争を体験した世代に残された時間は、今この瞬間にも、確実に少なくなってきている。「戦争」について、私たちの置かれている現状に目を向けながら、本書を通じて、今一度考えてみるのはどうだろうか。

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紙の本

勉強になった一冊

2008/09/07 22:14

11人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:白昼のMM - この投稿者のレビュー一覧を見る

 全体を通して非常に納得のいく内容だった。

 とりわけ、「日本人自身が謝ることに対し違和感を抱いている」、という見解は、まさにその通りだろうと思った。
 <白人(あくまでも漠然と白人、あるいはアメリカ人)による一般民衆への無差別の空襲」や、「核爆弾を、実戦で使用された唯一の国、日本」ということは、多くの人が体験したか、もしくは若い世代でも体験談を肉声として耳にしている。また世に多くある第二次世界大戦中(もしくは戦後)を描いた日本を舞台とする物語の多くは、視聴者が、ある種の「白人敵視」の思いを持つに至っても不思議ではないものだ。
 ならば、多くの日本人が、<謝ること>に違和感を抱くのは自然であるし(事実、私も「ただ謝る」だけの気にはなれない日本人の一人である)、そのような想いを抱きながら発せられた<謝罪(あるいは、の、ようなもの)>が、元捕虜の方の心に届かないのは当然であろう。

 そして、だからこそ筆者は、「理由や意見がわかると英国人が受け入れてくれることについて、もっと信頼するべきだと思う」と書き、我々の中にある釈然としない想いを、まず口にするべきだというのである。

 ここを読んだ時、私は、以前、実際に体験談を聞く機会があった、とある元捕虜の方の「私は、あなた方と『話』をしにきました」という、挨拶の一つとして何気なく聞き流していた言葉を急に思い出し、その真意を、今更にして見出したようにも思った(そう言いながらも、語る彼の目は、時おり、目前の私たちを通して、誰か過去の別の誰か、何かに語りかけているようだったが)

 互いに口を開かねば相互理解は為し得ない。

 そういう「当り前」から目を背けてしまっている現実。

 それらを強く意識させてくれた本書は、私には非常に勉強になる一冊だった。

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紙の本

あんた、そりゃ無理というもんだよ

2008/08/20 23:46

28人中、20人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は、どうしても日本人と英国人の間で「和解」を成し遂げたいらしい。きっかけは著者が英国留学中に、ビルマで戦ったという元英国兵に厭味を言われいやがらせを受けたことで、爾来、著者は英国と日本の間の「真の和解」を目指して、元兵士、元捕虜の聞き取り調査=オーラルヒストリーを生涯の仕事としている。まことにもって、ご苦労さんなことである。

それにしてもだ。ちょっと想像力のある人なら、著者の取り組みが如何にむなしく、かなりの確率で徒労に終わるであろうことはわかりそうなものである。早い話、宮崎勤とその被害者の間では永遠に和解などありえない。何をやっても癒えないし癒されない傷というものはあるのであって、それが人間の限界であるということに著者自身、気付いていないようで、可笑しく、そして、悲しい。

最近、死刑判決が出るたびに「解明されない心の闇」などという見出しが新聞紙上に踊る。じゃあ問いたい。今まで、ただの一度でもよい。重大犯罪で犯人の心の闇が解明され、すべてが明らかになったことなどあるのか。私の記憶する限り、そんなことは。ただの一度もなかった。仮に犯人の心の闇が解明されたとしよう。それでも被害者、特に殺された被害者が生き返ったりするわけではない。被害者が生き返り、完全に元の状態に戻らない限り、いくら犯人の「心の闇」なるものが解明されようと、そんなことは知ったことではないし、そもそもそんなことに興味も関心もない被害者家族も多いことだろう。

戦争だって同じことだ。戦争とは殺し合いである。殺されたほうは永遠に憎しみ悲しみを忘れることはない。欧州を見よ。あの、暗黒大陸には憎しみ悲しみが渦巻いている。殺戮は日常茶飯事で、国境を挟んだ「隣人」が、ある突然「殺人鬼」と化す光景を欧州は過去300年ずっと続けてきたし、今日もコーカサスで、コソボで、それは続いている。

著者はドイツと英国の和解をうらやましく思っているようだが、アホちゃうかと思う。ドイツとフランス、あるいはドイツと英国、ドイツとポーランドの間に「和解」なぞ永遠にない。あるのは「和解ごっこ」という政治ショーだ。ドイツとフランスは憎みあって、この100年の間に三度も戦争している。たった一度だけ朝鮮半島や中国大陸に「進出」した日本とはわけが違うし、被害の桁が違う。先の大戦で、ドイツ占領下でドイツ人の子供を孕んだフランス女性は2万人超で、彼女たちはドイツ撤退後ただちに村々の広場に引き出され、ニタニタ笑うフランス人の男たちによって頭を丸刈りにされたあげく「追放」されている。ちなみに、彼女たちが頭を坊主にされている陰で、ドイツ兵に協力したフランス男性たちは裁判なしの即決でその場で射殺されている。同じことはベルギーでも起きた。オランダでも起きた。ヴァイツゼッカー演説を称揚する日本人がいるが、バカも休み休み言え。あんなもの「政治ショー」の類いだ。米国という巨大なる存在の前に団結を迫られた欧州、あるいはソ連という陰惨な敵を前にして結束を迫られた欧州。そのためには小異を捨てて大同につくことが求められ、そのために恩讐を越えてドイツと「和解」することが双方の政府ぐるみで求められた、ただそれだけのことである。ちなみにドイツに殺された英国人に比べ、日本人に殺された英国人ははるかに少ない。それなら忘れるのも早いだろう。

著者がいみじくも指摘している通り、日本人は、もう英国はもちろんオランダにだって謝ることなど永遠にないし、そもそもこれ以上、彼らと「和解」する必要なんてない。和解は極東軍事裁判ですべて終わっている。昔から「罪を憎んで人を憎まず」というだろう。これ以上、言うなら、だれかこの金言を彼らに教えてやるべきだ。

ついでながら本書で「なぜ日本人は、あんなに残酷になれたのか」などとノーテンキな質問を繰り返す英国人が出てくるので、彼のためにわたくしなりの答えを教えてやろう。そもそも日本人が「近代化」に目覚めたのはアヘン戦争という歴史上決して消すことのできない人類史上の恥辱ともいえる戦争によってであった。貿易赤字を麻薬の輸出で解消しようとして、それを中国側の官憲が制止すると麻薬商と軍が結託して戦争をしかけ、見事中国を打ち負かして「麻薬の自由貿易」を認めさせるなんてことを白昼堂々やられてしまえば、日本人が目覚めないほうがおかしい。「この世はすべて軍事力」という当時のルールを身につけた日本人は、その後なんとか植民地化を逃れるのだが、それでもその後何度も英国人らによる度し難い「人種差別」に逢い続け、怒りのこぶしを握りしめ続けてきたのだ。上海の公園には「犬と中国人、入るべからず」という看板が恥ずかしげもなく掲げられいた。日本政府がヴェルサイユ講和会議に提出した「人種差別撤廃決議」はあっけなく却下。こうした積年の恨みつらみが、戦争という非常事態を契機に一気に噴き出したのである。これを理不尽というなら言え。しかし、事実として日本は白人どもを東南アジアからたたき出すことに成功し、結果として「アジアの植民地解放」はなったのである。もちろん日本はアジアを解放するために戦ったのではない。白人どもに替わってアジアを支配し、「善導」しようとしたのであるが。。。

著者は「水に流す」のは日本だけのやり方で、他国には通用しないなどと馬鹿なことを言っている。んなら欧州ではどの国もお互い過去について謝罪しあい理解しあって今日に至っているとでも言うのか。そんなことはない。チェコやポーランドから追放されたドイツ人は今も怒りを内に秘めているし、ソ連に占領されたベルリンで連日連夜ソ連兵に強姦され続けたドイツ女性の恨みは最近徐々に出版という行為を通じて明らかにされ始めている。欧州の闇は遥かに深いのだ。

著者は恵子ホームズさんらによる「民間外交」を、あたかも「真の和解」にとっては障害であるかのごとく難癖をつけている。そしてその証拠として彼女が直接英国人から聞き出した「生の声」を動かぬ証拠して挙げている。馬鹿だなあ。そりゃ、人間だもの。文句のひとつやふたつは言うよ。そして和解したくない人はいるのであって、彼らは私たちが何をしたって絶対に和解なぞしない人たちだ。だから無視するに限る。それより、私は、どういう行為にせよ、それが善意から出たものである限り、やらないよりはマシだと思っている。所詮世の中「目明き千人」なのだから。

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紙の本

やりきれなく、いらだたしい

2008/11/25 11:57

11人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:CB2B6 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この本の議論はおかしい。

 イギリスの元捕虜がいまも非常に苦しんでいるという証言をさんざん紹介しておきながら、でも日本人も謝ることには違和感がある、だから日英でイギリスの植民地支配の責任について議論しよう、というのはおかしな話だ。

 著者は思い出してほしいのだが、これまでも閣僚の問題発言などで英米の植民地支配を批判したものはあった。その結果、日英和解が進むどころか、中韓の批判を浴び、英米に白眼視され、とどのつまりは発言を撤回し、しなくてもよい謝罪までするはめになったのである。

 ようするに、この本の議論は、肝心なところで、全然別の方向にねじれてしまっているのだ。元捕虜の悲惨な証言を紹介しながら、途中から、英米の植民地支配に批判的で、謝罪を行なう日本政府を快く思わない日本人に、むしろこびる内容になってしまっている。しかも著者はそれにまったく気がついておらず、自分こそ元捕虜の唯一の味方で友だと思い込んでいる。

 長年にわたって元捕虜に聞き取りをしてきたことを「売り」にするなら、彼らの側に立って、もっと謝罪や補償について問題を掘り下げることができたのではないか。だが、著者は、元捕虜の証言を自分とは見解や立場の異なる人びとを攻撃するために利用はするが、肝心なところでは彼らの証言を切り捨てている。やりきれなく、いらだたしい本である。


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2009/05/15 05:22

投稿元:ブクログ

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2011/05/31 06:56

投稿元:ブクログ

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