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紙の本 |
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収録作品一覧
或る朝 | 9−16 | |
---|---|---|
真鶴 | 17−25 | |
速夫の妹 | 26−67 |
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紙の本
「焚火」は本当に良い作品
2020/09/30 22:11
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本に掲載されている芥川龍之介氏の死を悼んだ「沓掛にて」の中で、志賀氏はこう書いている「一体芥川君のものには仕舞で読者に背負投げを食らわすようなものがあった。これは読後の感じからいっても好きではなく、作品の上からいえば損だと思うといった」、本人を前にして言ったのである。その例としては、主人公が死んでみたら実は女だったという「奉教人の死」を挙げている。そうか、だから志賀氏の短編は読みやすくて、面白いのかと納得してしまった。志賀氏の短編小説はストレートなのだ。この短篇集には、岩波文庫で読んだ「小僧の神様」「范の犯罪」「焚火」なども掲載されているのが、半分以上のものは未読であった。志賀氏がけっして私小説化ではないことはこの本を読めば明らかなのだが、私は私小説に近い「焚火」「盲亀浮木」が好きでたまらない