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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.7
  • 出版社: 光文社
  • サイズ:20cm/253p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-92618-2

紙の本

妃は船を沈める (火村シリーズ)

著者 有栖川 有栖 (著)

所有者の願い事を3つだけ、かなえてくれる「猿の手」。“妃”と綽名される女と、彼女のまわりに集う男たち。危うく震える不穏な揺り篭に抱かれて、彼らの船はどこへ向かうのだろう。...

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妃は船を沈める (火村シリーズ)

税込 1,760 16pt

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商品説明

所有者の願い事を3つだけ、かなえてくれる「猿の手」。“妃”と綽名される女と、彼女のまわりに集う男たち。危うく震える不穏な揺り篭に抱かれて、彼らの船はどこへ向かうのだろう。—何を願って眠るのだろう。臨床犯罪学者・火村英生が挑む、倫理と論理が奇妙にねじれた難事件。【「BOOK」データベースの商品解説】

所有者の願い事を3つだけかなえてくれる「猿の手」。「妃」と綽名される女と、そのまわりに集う男たち。不穏な揺り籠に抱かれて、彼らの船はどこへ向うのか−。臨床犯罪学者・火村英生が挑む、倫理と論理がねじれた難事件。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

有栖川 有栖

略歴
〈有栖川有栖〉1959年大阪府生まれ。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞、「女王国の城」で本格ミステリ大賞を受賞。

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みんなのレビュー103件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

いつも通りのおもしろさ

2008/08/11 00:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る

この著者の作品はどれもおもしろい。本格ミステリーであって、少しユーモアがあり、それでいて品がある。

この作品の特徴は、中編の二作品から構成された長編作品であること。言い換えると連作中編集か。一粒で二度おいしい。

もう一つは、魅力的な女性刑事が登場してくること。ひょっとすると、作中では独身の有栖川か火村とのロマンスがうまれてくるのかも。

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紙の本

「猿の手」の力

2008/08/31 21:38

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とりたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る

ウィリアム・W・ジェイコブズの『猿の手』を読みたくなった。魔法がかかった猿の手が3つの願いをかなえてくれるというものだが、同時に災いももたらすという話だそうだ。作中でその解釈をめぐって議論がなされている。事件の謎ときもこの話と絡んでくる。
妃とあだ名される一風変わった金持ちの女性は、若い男を身の回りにはべらせ心の安定を保っている。だが、一般に想像されるような酒池肉林の世界ではない。不思議な均衡を保っている世界は、やがて様々な悲劇をもたらしていく。ちょっと現実離れな世界がやがて崩壊していくのは必然のように感じた。
話の筋とは全然関係ないが、「北摂の真ん中に県境があるのがおかしい」「明治政府による摂津国の胴切りには、いまだ承服しかねる」というアリスの話に興味を持った。

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2008/07/19 06:11

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2008/07/22 20:20

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2008/07/29 13:08

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