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商品説明
栗橋北中学校3年B組を卒業した7人の男女。10年ぶりに届いたクラス会の通知が、受け取った者の不快な記憶を呼びさます。沈黙と恐怖に支配されたクラスルーム。どす黒い怒りを秘めた不気味な教師。誰もが記憶から消し去ったであろう、あの地獄のような日々。幹事の名前に誰一人見覚えがなく、会場が夜の校舎であることが、さらなる不安を掻きたてる。クラス会まで、あとわずか。忌まわしい過去への扉が、いま開く…。はたしてこれは現実なのか、妄想なのか。読むものを不安におとしいれる『タイムカプセル』の姉妹篇。【「BOOK」データベースの商品解説】
栗橋北中学校の卒業生男女7人に届いた、10年ぶりのクラス会の通知。だが幹事の名前に見覚えがなく、会場は夜の校舎。忌まわしい過去への扉が、いま開く…。戦慄のノスタルジック・ミステリー。「タイムカプセル」の姉妹編。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
折原 一
- 略歴
- 〈折原一〉1951年埼玉県生まれ。旅行雑誌の編集者を経て、「五つの棺」(のちに「七つの棺」に改題)で小説家としてデビュー。「沈黙の教室」で第48回日本推理作家協会賞受賞。
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紙の本
『タイムカプセル』の続編じゃあなくて別のお話なんですが、共通する人間も登場するし、年齢も同じということは同時期の事件なんです。やっぱり、前の事件の影響を受けないっていうのは、人物が共通するだけに不自然かな、と・・・
2008/12/31 17:07
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーYA!シリーズの作家としては山田正紀、皆川博子に続く大物ではないでしょうか。とはいえ、ブックデザインは決して大物ぶっていません。守先正+輪湖文恵のブックデザインも、谷山彩子のマークイラストレーションも軽やか。そして何より、顔が描かれない人物たちが、不気味ではなく、なんとも愛らしい、そんな装画はトヨクラタケル。
当然、書き下ろしだそうです。カバー折り返しの文章を写しておきますが、実際は、文字列がうねっていて、読む人の不安感を誘います、はい。
栗橋北中学校3年B組を卒業した7人の男女。
10年ぶりに届いたクラス会の通知が、
受け取った者の不快な記憶を呼びさます。
沈黙と恐怖に支配されたクラスルーム。
どす黒い怒りを秘めた不気味な教師。
誰もが記憶から消し去ったであろう、
あの地獄のような日々。
幹事の名前に誰一人見覚えがなく、
会場が夜の校舎であることが、
さらなる不安を掻きたてる。
クラス会まで、あとわずか。
忌まわしい過去への扉が、いま開く……。
はたしてこれは現実なのか、妄想なのか。
読むものを不安におとしいれる
『タイムカプセル』の姉妹篇。
ふむ、私が以前絶賛したお話の続き?って思いましたが、どうも違います。なぜかといえば、前作で事件に出合ったのは同じ栗橋北中学卒業生でも、A組の生徒でしたが、今回はB組の生徒が当事者です。ただし、どちらのお話にも三輪美和が登場して、このお話でもA組の生徒でボーイッシュとありますから、同じ人物でしょう。
ついでに書いておけば、『タイムカプセル』は登場人物が25歳になった時に謎の手紙が六人の元A組卒業生のもとに舞い込みます。今回、元B組の七人にクラス会の通知がきたのは中学卒業後10年、とありますからやはり25歳のはず。同じ時期に事件が起きています。どちらにも美輪がでてくるので、お互いの話がもっとリンクしてもおかしくはありません。
でも、断っておきますが現時点で二つの物語は独立しています。内容についてはこれ以上触れません。とりあえず構成は、プロローグ、第一部 通知、幕間があって、第二部 クラス会、エピローグ、あとがきです。三輪を含めて主な登場人物について紹介をしておきます。
三輪美和:A組のボーイッシュな人気者で、B組の佐久間百合の友だち。事件に巻き込まれはしないが、印象的な存在。
佐久間百合:B組出身。母の元を出て、東京で一人暮らしをしているデザイナー。性格的には優柔不断、自分ではとりえのない普通の女性だと思っているが、周囲は魅力的だと思っている。
長谷川達彦:卒業10年を記念するクラス会の幹事。招待された人間も、A組の三輪も覚えがない、という謎の男。勿論、卒業アルバムにも彼の名前はない。
青野ミチル:B組の学級委員長。成績も優秀、運動も得意な勝気な美少女。高根の花的存在だが、先生に逆らったり、クラスの男子を押さえつけるような短慮な行動はしない。公務員志望で、目的を達成。独身。
秋葉一平:B組の副委員長。気が弱く、人望もないが成績がいいため、いつも副委員長に選ばれる。
松尾太:B組のボス。会社経営の父は有名なクレイマー。それをいいことに、授業の妨害、いじめなどすき放題なことをやる。青野も秋葉も彼を抑えることはできない。
早瀬健治:B組で、松尾の手下の一人。必ずしも松尾に信服しているわけではないが、自分の身が可愛い。
寺之内裕一:B組で、松尾のもう一人の手下。ある意味、本当のチンピラといってもいいかもしれない。
熊谷秀和:B組のいじめられっ子。松尾たちの標的だが、今は地元のコンビにの店長。とはいえ、昔の同級生が店に来ることは望んでいない。
峰岸良子先生:B組の担任だが、妊娠して担当を外れる。人望があつく、松尾たちも峰岸先生の存在があったから、自粛していた部分もある。
桜木慎二:峰岸の後任。33歳の社会科教師。いつも竹刀を片手に校内をうろつき、授業時にも手放さない暴力教師。B組の空気を変えてしまったストーカー。
等々力校長:来年の定年までなんとか無事に過ごしたいと思っている人のいい、しかし桜木の暴走を抑えられない老人。
玉沢老人:学校の裏山のかつての所有者で、学校の裏の掃除などをしていた不思議な存在。10年前に60を過ぎていた?
三宅智花:数学担当教師。
繰り返しますがB組の生徒たちは、現在、全員、25歳です。
紙の本
ラスト期待したんだが
2018/10/22 22:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中まで楽しく読んでたんだが、ラストが期待したほどでなかったな。もっとすごいものがくるかと。物足りぬ。
A組の物語も本で出てるんだな、読んでみるか。
ちょっとネタバレになるか?
こちらの物語には別にA組関係ないよね、惑わされた。