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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.7
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/772p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-214806-1

紙の本

青銅の悲劇 瀕死の王

著者 笠井 潔 (著)

天皇の病状悪化が伝えられる1988年末。東京郊外頼拓市の旧家、鷹見澤家には奇妙な事件が続発した。鷹見澤家の長女、緑から相談を持ちかけられた探偵小説家、宗像冬樹とフランス語...

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青銅の悲劇 瀕死の王

税込 2,420 22pt

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商品説明

天皇の病状悪化が伝えられる1988年末。東京郊外頼拓市の旧家、鷹見澤家には奇妙な事件が続発した。鷹見澤家の長女、緑から相談を持ちかけられた探偵小説家、宗像冬樹とフランス語講師ナディア・モガールは不審人物の存在を知ることに。不穏な空気の中、冬至の日に執り行われた会食の席上、当主、鷹見澤信輔が突然倒れる!それはトリカブト毒を使った毒殺未遂事件だった…。昭和の最期、鷹見澤家を襲う悲劇とそれに纏わる因縁に迫る。【「BOOK」データベースの商品解説】

1988年末、東京郊外の旧家、鷹見澤家に続発する奇妙な事件。鷹見澤家の長女から相談を持ちかけられた探偵小説家・宗像冬樹たちは不審人物の存在を知る。そして冬至の日に執り行われた会席の席上、当主の信輔が突然倒れ…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

笠井 潔

略歴
〈笠井潔〉1948年東京生まれ。「オイディプス症候群」と「探偵小説論序説」で本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を同時受賞。ほかの著書に「ヴァンパイヤー戦争」シリーズなど。

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みんなの評価3.3

評価内訳

紙の本

必ず保存しておきたい1冊。「矢吹駆」シリーズと、名探偵推理小説への決別の宣言作品ではないのだろうか。

2009/02/05 16:53

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:書子司 - この投稿者のレビュー一覧を見る

巻頭、扉ページに「私は日本へ戻ってきた。矢吹駆を殺すために。  N.M.の日記より」とあるのは、字句通りの意味なのではないだろうか。
この作品では、頼拓市の旧家に起こる連続殺人事件に意味はない。というか、殺人とその解明に意味はないのではないだろうか。解明の過程で探偵役をする作家宗像や、ナディア・モガールの論理的な推論に意味があるのだと思う。これは、今までにない事件の解明であり、ミステリーの形だと思う。終章でナディア・モガールは、推測と推論に差異、名探偵による解決のいい加減さ、さらには矢吹駆の本質直感もまた、誰かが耳元で本質を囁いていたのだろう、と言い切っている。(、それは当然の話で、作者が神となって囁いているのだから……。でも、ある意味読者はそうと知りながらも、名探偵の鮮やかに推理を楽しんでいたのだ。)名探偵の推理は、今の時代性とはあわないのだという宣言のように思える。そして、推論を積み重ねることによって謎の真相に迫る、これまでにない作品になっているように思える。
まさに、矢吹駆——名探偵を殺すために書かれた一作。しかし、その価値は大きく、21世紀の新しい本格の嚆矢となる一作、ずっと手元に置いておきたい歴史的な作品とも思えた。これから、もしも矢吹駆シリーズが日本編として書き継がれるとしても、それはこれまでのシリーズとはまったく違った形になるように思える。それは、それできっと魅力ある、21世紀にあった本格のような気がする。そういう意味でも、必ず保存しておきたい1冊だと思う。

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紙の本

初めての評価保留。読んだ印章は悪いです。小難しい堂々巡りでページ数稼ぎ。それに全体的に古色蒼然。でも、評を書きながら思い出すと、なんとなく捨てがたい。もしかしてそんなに悪くない・・・?

2009/01/15 20:30

7人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

書店でこの本を見た時、その厚みに畏れを感じました。しかも色が色でしょ。内容から言っても黒っぽいのが似合うには分かるんですが、ちょっと安直かな、なんて思います。それにしても講談社さんは好きですよね、分厚い本が。こちらも京極夏彦で慣れてはいるんですが、でも今回は大げさかなって。

でも、これが分冊されていたらこの迫力はなかった。ま、それゆえに敬遠する読者もいるはずで、ここらの販売戦略は難しいなあ、なんて思います。装幀担当の坂野公一(welle design)の意図を聞きたいところです。でも、この分量、

2002年小説現代増刊メフィスト9月号~2007年9月号まで掲載されたものに加筆訂正を加えたもの。

という注を読むと肯けるものではあります。なんたって足掛け6年の連載ですから、頁数が増えるのもいたし方ありません。出版社のHPには

矢吹駆シリーズ 日本篇 待望の第1作!
論理小説の臨界!21世紀本格探偵小説の新地平を切り拓く巨編!

天皇の病状悪化が伝えられる1988年末。東京郊外頼拓(よりつ)市の旧家、鷹見澤家には奇妙な事件が続発した。鷹見澤家の長女、緑から相談を持ちかけられた探偵小説家、宗像冬樹とフランス語講師ナディア・モガールは不審人物の存在を知ることに。不穏な空気の中、冬至の日に執り行われた会食の席上、当主、鷹見澤信輔が突然倒れる!それはトリカブト毒を使った毒殺未遂事件だった……。昭和の最期、鷹見澤家を襲う悲劇とそれに纏わる因縁に迫る!

とあります。そうか矢吹駆シリーズにこれで幕を引くんじゃなくて、日本を舞台にした新シリーズが始るのね、でも一時代前だったら胸ときめかせたようなニュースでも、今となっては「まだ矢吹駆で稼ぐんだ」と皮肉りたくもなってしまう、ああ、いやだいやだオバサンの繰り言・・・

とはいえ、私が笠井潔に惚れこんだのも矢吹駆が登場する『バイバイ、エンジェル』なのですから、つれないことばかり言ってはいられません。早速読むことにしましょう、と目次を覗けばそこには五文字で統一された章のタイトルが12個並びます。ご覧の通り真中に「の」を挟んで作家の意気込みが伝わってくる。

序章  濃霧の湖畔
第一章 硝子の家族
第二章 冬至の神事
第三章 推論の迷宮
第四章 天啓の教団
第五章 土蔵の毒薬
第六章 円家の殺人
第七章 双子の文書
第八章 黒衣の従姉
第九章 神器の真相
第十章 宿命の自死
終章  薄暮の広場

ただし、こうやってみると五章と六章のタイトルの頭と尻尾「土」と「人」の字が画数が少なくて何となく間抜け。いやはや、作家たるもの字の姿も考えてタイトルをつけるべきでは? なんて思います、はい。内容紹介は出版社の言葉を借りておしまい。謳い文句だけを見ると結構緊張感があるように思えるんです。

でもボリュームの割りに事件の数は少なくて、大半がどうどうめぐりのような推理と、学生運動がリンチ事件で終焉をとげる記述と昭和天皇への断罪に費やされていて、途中からは早く終われ、そんな無駄話はいいから、なんていう気分になってしまい、読み終わった時は、もうこのシリーズ、卒業、なんて思いました。

ところがです、メモを取るために色々な箇所を読み直すと、ディテールが書き込まれているせいか、思わず惹きこまれてしまう部分が幾つもあります。これは物語の背景が、1988年末ということにあるのかも知れません。でも、そういう時代を感じさせる部分を別にすると、推理合戦は少しも面白くありません。

私が団塊の世代を嫌うのは、空理空論を弄び、自分たちはさも高等である、とふんぞり返る、彼らの愚かさにあるのですが、まさかこんなところで笠井がその世代の本性を見せるとは思いもしませんでした。今時の若い読者にとって、哲学論なんて面白くもありません。むしろ何十年も前に出版された中井英夫『虚無への供物』のほうが遙に新しい。

同じ年に出た舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』、伊坂幸太郎『モダンタイムス』、古川日出男『聖家族』が文学の未来を予感させるのに対し、笠井のこの作品には過去の残滓しか感じられません。平野啓一郎『決壊』のもつ破壊力にも太刀打ちできない。頁数で勝っても、内容では以上四作の後塵を拝する結果に終りました。半分に絞り込めば、もっと凄い作品になったのに・・・

とはいえ、即断は出来ないかもしれません。今、こうやって貶し終わってスッキリすると、逆に不安になってきます。ある意味で、20世紀のミステリの幕引き役に相応しい作品ではないのかと。うーむ、そういう意味では読み直したいけれど、ボリュームを見るとやはり遠慮したくなります。最後は登場人物紹介。

鷹見澤信輔:鷹見澤家の当主で緑の祖父にあたります。家が明治まで代々鈷室神社の神主を務めてきたせいか、熱狂的な天皇の信奉者です。今も広い土地を所有する資産家で、息子の浩輔に神主の地位を引き継ぐ神事のあとの宴の席でアコニチン入りの酒を飲み奇禍に合います。

鷹見澤浩輔:緑の父で、天堂大学の46歳になる文学部教授。評論家でフランス現代思想の翻訳も手がける著名人で、八年前の祖父・宋輔の82歳での死以来、父信輔への反発を強めています。

鷹見澤緑:鷹見澤家の長女で中学三年生。

鷹見澤洋輔:緑の兄で高校生で、響の同級生。高校三年の夏休み以降、登校拒否を二ヶ月以上続け、引きこもりをしているが、まったくの孤独、というわけでもありません。進学のことで父親と対立しています。

鷹見澤隆夫:緑の叔父です。左翼過激派の暴力事件で逮捕起訴され15年以上も拘置所や刑務所にいて、今は仮釈放中の身。鷹見澤家で暮らしています。総じて登場人物の年齢がはっきりしない物語なので断言できませんが、43,4歳でしょう。

北澤風視:雨香の双子の姉で、学生運動家。北澤工業本社ビル爆破グループ壊滅後、自殺しています。作家の宗像は全共闘時代の仲間です。北澤家は戦前は4大財閥に次ぐ経済界の新興勢力で、鷹見澤家とともに東京郊外頼拓(よりつ)市の旧家です。

宗像冬樹:探偵小説家で伝奇小説家でもある、というあたりは『バイバイ・エンジェル』で登場し『ヴァンパイヤ・ウォーズ』でブレイクした笠井の投影と考えてもいいでしょう。1971年に23歳とあるので、この話の時は40歳になります。

ナディア・モガール:四月から天堂大学で教鞭をとる予定のフランス語講師で、どうみても20歳くらいにしか見えないとあります。このシリーズのメインキャラクターの一人です。

蜜野亜紗夫:27、8歳の謎めいた前衛画家。実は警視庁管内の頼拓(よりつ)署の署長で、警視。本名は水野朝雄です。

斑木飛鳥:学生運動が盛んな頃、大学のリンチ事件の主犯として逮捕され、刑期を終えた後、渡仏します。そして矢吹駆と呼ばれるようになります。その辺りについては私が読んでいない『熾天使(してんし)の夏』に詳しいようです。早速読まねば・・・

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2008/07/28 09:56

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2008/09/18 23:23

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2008/12/22 12:43

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2009/08/14 11:50

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2011/06/08 02:52

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2009/12/30 21:08

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2016/02/24 19:43

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