紙の本
体験談としてもおもしろかった
2008/10/20 17:10
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みさるさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の周りには40前後で独身の方がわりと多いため、興味を感じました。
結婚をさまたげる要因として、高望みをする傾向が挙げられていますが、納得してしまいました。
外観や性格など相手に対して厳しすぎるような気がしましたが、作者もこれも体験ゆえなんでしょうね。
大学教員をされている方のリアルな体験談としてもおもしろかったです。
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うーん、
明日はわが身。
ていうか、
今日もすでにわが身。
いかんいかん、もう後がないのじゃ。
本気で結婚活動しないと。
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近頃のおいらの最も有能な秘書は、ネット上の県内公立図書館横断検索エンジンです。
とにかく本を増やしたくない寧ろ減らしたい現在、少しでも興味のあるものは彼女に聞く。で、借りに行く。(長らく積読になっている本も、彼女が見つけてくれたものは処分するべきだとわかってはいるけれども流石にそこまではちょっと思い切れない)
市町村合併が初めておいらに具体的に恩恵をもたらした事例とも言えます。それぞれタイプの違う、しかも車に乗れさえすればさして地理的に遠くない図書館が三つも利用可能! うわあい♪
で、予約していた本が届いたよと教えてもらったのでそれを受け取りに行ったついでにこんな本を見つけて、しかも館内で読了してしまった。
…おかしいな、なぜこんなことに。
この本を書いたのは心理学の大学教授。41歳独身。
社会学的な見地から少子高齢社会を俯瞰して増え続ける高齢独身者のありようと今後を展望する…という内容、ではありません。
自分自身を結婚弱者の一員であるとし、その婚活(就職活動の結婚ver.みたいなものね)の有様を赤裸々に綴った体当たりレポート。
や、本当なんだってば!(笑)
館内で読み終えてしまったので借りてはこなかったんですが、これがまぁ、面白かった。
図書館の中でなかったら、読みながらうへうひゃと品なく笑い転げていたところです。
例えば、こんな主旨のこと。
「20歳のときに100メートルを15秒で走れなかったひとが、将来(30歳・40歳になったとき)、100メートルを10秒で走る! 走れるようになってるはず! 走れるといいな! …なぁんて言ったところでせせら笑われるだけなのと同じように、20歳の頃に周囲に異性の影がない子がその後モテるなんてことはまずもって有り得ない。
例えば某子さんという20歳の女子大生がいて、彼女の環境にはこれまでのところ、将来結婚相手や恋人になりそうな異性の影がないとする。
本人及びその周囲(ご両親とかね)は、『いずれ来る適齢期には今よりもキレイになっていて、自然と異性とのお付き合いもできるようになっているだろう』と考えているかも知れないけれど、いやいや20歳にして某子さんは既に『売れ残り』なのである。本人及び両親がそんなことを夢にも考えなかったとしても」
例えば、こんな主旨のこと。
「(お見合いパーティのときにカップルになって、会場外でもデートしてみて、デート後のメールに「またお会いしたいです」と書いてくれた女性について)自分を気に入ってくれたということが嬉しくて『次』をOKしそうになったけれど、よくよく考えてみれば彼女は、それまでの人生をただ何となくの娯楽で過ごしてきて、そのまま歳だけとっただけの女性のように見える。そもそも『将来の結婚相手になるかも知れない相手』に会うのに遅刻してきた。持っている資格も看護士ではなく准看で、しかしながら現在就いている職業はこれまで勉強してきた医療とは全く違う業種だ。この人生の中で何をして生きていきたいのかが経歴や言動から殆ど推し量れず、全体的にルーズな印象を受ける。物凄くルーズに見える。こんなにいろいろな点で自立しているとは言い難い女性とこのまま付き合いを続けていずれ結婚に至ったとして、僕らは厳しい現実を生き抜いていけるのか? …と考えて、交際をお断りした」
例えば、こんな主旨のこと。
「できればいろいろな人に会ってみたいと思ったので、ある日より相手の女性の職業条件欄を『無職・学生OK』としてみたところ、びっくりするほどたくさんの紹介を受けるようになった。けれども送られてきた紹介状をよく見ると学生は全くいず、且つどこかしら『ヘン』な女性ばかりだ。他人の意見を『全く』気にしないとしてあったり、実家がそれほど裕福である様子もないのに、一度も就職して働いたことがなかったり。…恐らく彼女は親族一同のなかでも厄介者で、要するに早くどこかの男に押し付けたいと思われているだけなのじゃないか?」
因みに、こういう女性のことを著者は「社会不適応無職高齢女性」と書いています。
どうです、グッとくる単語でしょう。…あ、あれれ? おいらだけ???
結婚相談所やお見合いパーティは、「ナンだかんだ言ってもそこに行きさえすれば最終的には相手が見つかるはずの場所」と思われているけれどもとんでもないよ? とか、双方ともに崖っぷちの婚活をしている筈なのに、次に会う予定を取り付けるメールに一週間以上経ってから了解メールが返って来るとかどうよ? とか、高齢になればなるほど(あ、この場合の「高齢者」の定義は、女性は33歳以上です。男性は忘れた。40歳程度だったかと)「理想の人」への思い入れが強すぎて、実際眼の前に現れて自分を気に入ったと言ってくれている相手を、理想の人に出会う道を妨げる悪魔か死神の如き者として攻撃的な態度に出たりすることもあるんだよ? とか、そりゃアンタ、そういう御仁は肉体年齢だけ重ねて、実年齢は本当の意味で子どもなんでしょうよ。どっちみち結婚なんてできる準備が整っているとは思えないししない方が多分幸せだよ…? と、「この」おいらですら思うような事例が紹介されていたりします。
何となく、BGMは鬼塚ちひろ嬢の「月光」でお願いします。生まれてはみたけれど、この世が気に入らなくてグズグズしていたら取り返しがつかなくなりそうなことに今更急に気がついてでも危機感の本気度が絶対的に足りなくて自分でもそれをわかっているんだけれども今前向きの行動をしてる真っ最中なんだもん! と言い訳し続けている人々、の図。
うん、おいら、全ッッッたく、人様のこといえた義理じゃありませんね!(笑)
おいらの要約だけだと随分バッサリ斬ってる本みたいな印象になるかも知れないけど、著者は純粋に、素朴に婚活をして、そこから見えてくるものを、あくまでも彼なりにまとめているだけです。
かようにおいらは大変楽しんだけれど、参考になるかどうかはよくわからない。
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著者の実体験によりまとめた結婚相談所とお見合いパーティの実態と出会いの分析。
この本を出版を機に、新たな出会いが生まれるかもしれない。
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めちゃくちゃ面白い本です。副題に30代40代の結婚活動入門とあります。年が年なので婚活本を良く読むのですが、いままでの本の著者は大抵勝ち組なので、イマイチ納得出来ませんでした。
この本は違います。本書は著者がお見合いパーティーと結婚相談所を極めた上で書いた結婚弱者目線の本です(著者自身も結婚弱者)。本書を読むと自分でも薄々感じていた選ばれない理由がズバリとわかります。身近に崖っぷちの人がいる方は本書を贈ってあげましょう。
もちろん既に結婚している人や彼氏彼女のいるひとでも著者の体験談は面白く読めると思います。
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婚活のを実際にやっている人から見た婚活の状況が書かれている。
‘婚活’と騒がれているが、結婚相談所で実際に結婚に至った男女は約1割強という事実を知って驚いた。
高いお金を払ってやっているのだから、もう少し割合が高いものだと考えていた自分は愚かであった。
お見合いパーティなどは参加する人がかぶってくるということを知った。
また、女性が求める条件は決して低くなく女性が断るケースがほとんどということをあらためて知る。
変化が激しい時代かつ、年齢別人口構成比が偏っている現代。
社会の歪はこういうところで表れているのだなと感じる。
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人づきあいが苦手な心理学者(大学のセンセイ、執筆時年齢40代始)が、高齢独身者で結婚を望む人とその親御さんに対して自身の崖っぷちの結婚活動体験を通して体感したことどもをアドバイスする不思議な本。結婚と一口に言ってもいろいろな形があると思いますが、樋口さんの場合は高齢だからか、結婚=子孫を残す、ということに限定されてます。しかし、結婚というものに対して憧れているのか割り切っているのか、真剣なのかそうじゃないのかイマイチ良くわからず、そのあたりの不思議感というか違和感というか悲壮感がまたたまらない感じ。お相手の条件をとやかく言う資格は自分にはない、と潔く断言しながらも、きれいじゃないのに遅刻してきて何様かと思った、とかの正直な心の叫びが満載で興味深かった。結婚という制度に乗るか乗らないか、相手はどういう人がいいのか、ということに当事者たちの自由度が上がってしまったので、イロイロ問題が複雑になっているかも。
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条件を洗い出し過ぎてかえって自らの範囲を狭めていくようだ。
http://takoashiattack.blog8.fc2.com/blog-entry-1081.html
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[ 内容 ]
人づきあいの苦手なあなた。
理想の相手を待ち続けているあなた。
「妥協すればゴールインできる」と考えているあなた。
そんな皆さんは適齢期を逃すと、「高齢独身者」の仲間入りです。
運命的な出会いを信じて、ズルズルと歳を重ねて結局結婚できなくなるよりも、「結婚活動」を始めて人生を前向きに生きてみませんか。
著者は5年間でお見合いパーティ(114回出席)と結婚相談所(68人とお見合い)を体験し尽くしており、数々の成功例・失敗例をもとに、高齢独身者の結婚を妨げるさまざまな要因を指摘していきます。
本書を、すべての結婚弱者・コミュニケーション弱者の皆さんに捧げます。
[ 目次 ]
いますぐ結婚活動を始めよう
1 お見合いパーティ編―114回の参加でつかんだ傾向と対策(お見合いパーティの基礎知識 お見合いパーティ・実践編 お見合いパーティの上級知識)
2 結婚相談所編―5年間で68人とお見合いした私の成功と失敗(結婚相談所の基礎知識 結婚相談所・実践編 結婚相談所の上級知識)
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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著者は41歳で婚活を始めた大学の先生。
114回お見合いパーティに出席、68人とお見合いをしたそうだが、うまくいかない。でもここまでリサーチしたら立派な研究書が出来る。
読んでいて気の毒になってくる。そんなに結婚相手を見つけるのが難しいのか。
彼女や女友達はいないのだろうか?
この本にあったけど18歳の時モテなかったら絶望なのだそうである。うん、なるほど。じゃ、私はまだ希望がもてるかな?
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筆者は、考え方によっては自分の恥ずかしい経験
(カップリングパーティーの参加やお見合い相談所の利用)に基づいて、
実態をあからさまに書いている。
女性に対する外見へのこだわりが強すぎる点が少し気になった。
しかし、人としてたいせつなもの、「優しさ」、「気配り」、「誠実さ」などが、
結婚弱者に欠けていることが、多々みられるという指摘は真面目に考えなければいけないと思う。
結婚するためには、当然であるが人としての魅力をあげることが重要であるという事実が再認識された。
若者でも気をつけないと将来的には同じ状況になる可能性があると感じた
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めちゃくちゃ面白い本です。副題に30代40代の結婚活動入門とあります。年が年なので婚活本を良く読むのですが、いままでの本の著者は大抵勝ち組なので、イマイチ納得出来ませんでした。
この本は違います。本書は著者がお見合いパーティーと結婚相談所を極めた上で書いた結婚弱者目線の本です(著者自身も結婚弱者)。本書を読むと自分でも薄々感じていた選ばれない理由がズバリとわかります。身近に崖っぷちの人がいる方は本書を贈ってあげましょう。
もちろん既に結婚している人や彼氏彼女のいるひとでも著者の体験談は面白く読めると思います。
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一瞬で読み終われる感じ。
こんなレポートあるんだなぁという感じ。
タイトル的に、独居老人的な話かと思って手に取ってみれば、なんと結婚弱者、お見合いパーティの話でした(笑)。
読んでいると、そら恐ろしく、虚しく、精神世界に落ち込んでいく感じです。。
でも、やはり、よほどモテる人以外は(モテる人でも延ばし延ばしにして考えずにいたらいつの間にか陥る世界はある、というのが作者の言いたいことではあると思うが)、ある程度、結婚するぞ、と意識してなきゃいけないんだろうな、と思いました。
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お前は俺か状態で読んだ。とても面白かった。状況が辛いと、一歩引いて観察者としての役割に徹しているうちに、それが楽しくなってきたのでは。本人はもう結婚する気はなく、『結婚できない男』という役割を演じている気がする。いずれドラマ化されると思う。
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こ れ は ひ ど い。
持てない男性はなぜそうなのかを
克明に記したもの。
悪いところがある人もいるけど
それをフォローできないのはまあ痛い。
紛糾するのは簡単、
フォローしてお互いを高めることは難しい。
著者はこれができてない。
ほかの著書もあるけど
正直お前が言うな。
あまりにイライラして読み飛ばし。