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商品説明
切手が語る政治・経済・外交・文化−。1945年朝鮮解放から2008年李明博政権誕生まで、「郵便学」で朝鮮半島の現代史を読み解く。300点以上の切手・郵便資料を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
内藤 陽介
- 略歴
- 〈内藤陽介〉1967年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。切手の博物館副館長。切手等の郵便資料から、国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究・著作活動を続けている。
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紙の本
切手で見る韓国史。
2012/06/03 00:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の支配から解放されてから李明博政権成立までの韓国史を切ってみた本である。
この本で初めて知ったのは大韓民国臨時政府を承認した国家が中国、フランス、ポーランドの3国があった事である。1943年まで国民政府はヴィシー政府を承認していたから、このフランスは自由フランスの事を指すと思うが、国民政府がヴィシー政府と断交して自由フランスを承認してからだろう。ポーランド亡命政府にしても昭和16年まで日本と国交を結んで、おまけにポーランドは「満洲国」を承認していたから、戦争末期だろう。
「北朝鮮事典」にも登場する人民軍の方虎山将軍を描いた北朝鮮の切手は今の北朝鮮では存在しない事になっていると言うが、粛清された他の人物を描いた北朝鮮の切手はないらしい。
切手のデザインに中央庁になってからの旧朝鮮総督府が登場する。完成したのが大正15年なので、朝鮮総督府庁舎として存在したのがちょうど昭和の年号と同じだ。韓国の中央庁としての歴史の方が長かったわけだ。今も中華民国総統府として健在な旧台湾総督府ほどではないにしても。