紙の本
なるほど
2013/12/22 08:25
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投稿者:マリノスケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
俊輔ほど、良くも悪くも劇的なサッカー選手は、いないだろう。壁にぶち当たった時に、なにを考えどうしたかが、考えさせられ参考になる。
紙の本
俊輔的メンタルの強さ
2008/06/29 11:40
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうどう - この投稿者のレビュー一覧を見る
サッカー日本代表の司令塔、「世界の」ファンタジスタ、中村俊輔のエッセーだ。中村選手が単なる天才ではなく、努力の人であることが分かる1冊である。
中村選手の素晴らしさは、単なる「闘争心」とは異なるメンタルの強さにあると思う。「メンタルの強さ」というと、苦しみながらもEURO2008で決勝戦に進出したドイツのサッカーを形容する時によく使われる言葉だ。それは闘争心と勝利に対する貪欲さを意味する。もちろん、中村選手にこの意味での「メンタルな強さ」が欠けているというつもりは全くないが、別の面の「メンタルな強さ」を持った選手だと私は思っている。
それは、「謙虚でありつつひたむきな向上心」とでも表現したらいいだろうか。
そんな中村選手を作り出したのが、高校2年のときにサッカー部の先生から勧められて始めた「サッカーノート」であるようだ。その日の試合のこと、練習のこと、テレビで見た海外リーグのこと、心に残った言葉など、サッカーについて書き綴ってきた。毎日ではないが、今でも「日記のように」つけているという。「サッカーノート」に書くことでサッカーについて考え、反省し、頭を整理する。それが成長の糧になり、クレバーでファンタスティックな俊輔のプレーを生むのだ。「書くこと」=「思考すること」が、よりいっそう中村選手を強くする。
ところで本書では、サッカーマニアだけではなく、幅広い層に読んでもらいたいという編集者の思いからだろう、ビジネス書、自己啓発書の体裁を整えるべく、「察知力」という語を書名にしたり、「成功へ向かうとき、必要なものが『察知力』だ」という章題を付けたり、という処理を加えている。また、とってつけたように文中に「察知力」という語を散りばめている。
しかし、中村選手が本当に強調したかったのは、「“引き出し”を増やす」ということだったのではないだろうか。“引き出し”を増やすことが、人間としての幅を広げ、サッカーでもプレーの幅を広げる。そのためにサッカーノートを書き続け、反省し、思考することで、挫折さえも“引き出し”のひとつにして乗り越えてきた……。
まあ、「引き出し力」では陳腐で目新しさもないので、タイトルとして採用しがたかったのだろうと察知するのであるが。
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飽くなき向上心を持つ男。
世に言う天才ではなく努力の人。
壁に追われてるくらいがちょうどいいって言ってたけど、俊輔が壁を追っているくらいに感じる。
全てのことをプラスにとらえていくモチベーション、メンタル半端じゃないと思う。
見習いたい。
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プレーはもちろん好きだけど、常に考え、向上心に溢れている部分。
本書で見られる哲学的な俊輔の一面が好きだ。
しかし、まさか、自分で本を出すほどだったとは…。今まで何年も前からプレーを見てきた、ファンを続けてきたけれど
あの場面で何を思っていたのか。彼の言葉で聞けたことがとてもうれしかった。
何度かリフレインが為されていて「またかよ」と思ってしまう場面もあったけど全てが一流の舞台で活躍してきた
一流の選手の言葉であり、当たり前のようなことを言っているようだが、
その重みがまるで違う。(普通の人が言うのと比較して)
目の前にあるのは壁じゃない。トビラなんだ。トビラを開こう!!(…は、トヨタのCMですね。)
自己啓発本もたまに読むなら悪くないなと思った。
(2008.6.11)
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大好きなサッカー選手の中村俊輔が本を出したので思わず買いました。
自分より大きな選手、足の速い選手などと対等にサッカーをやっていくため
には事前に何が必要か察知して、他の選手が動き出す時には同じ
スタートラインに立つか、先に行ってなくてはならないと言っています。
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今やサッカー日本代表のエースともいえる中村俊輔選手が書き下ろした
この一冊。
”察知力”
日本のファンタジスタとも言われ、非常にサッカーの華やかなエリートコースを
歩んできたかのようにも思える彼の泥臭い努力そしてキモチの持ち方が書かれた
本です。
日韓ワールドカップでの代表落選、イタリアサッカーでの挫折。
彼はそんな苦境を全てポジティブな心構えで乗り越えてきました。
そして彼のすごいところはどんなにうまくいってるときも満足せず、
常に自分に大きな課題(壁)を作り、それを乗り越えるというサイクルで自身を成長
させていってるってとこ。
中村選手は”サッカーノート”といわれる手記を書き続けているようです。
その時、自分の感じたことを書き綴ることで自分を客観的に見れるようです。
これが察知力というタイトルにもなった所以かもしれませんね。
”前向きなキモチ” ”向上心の大切さ” ”継続することの必要性”
を教えてくれる一冊です。
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FKの名手中村俊輔のさまざまな「察知力」は非常に興味深かった。
以下、特に参考になった点。
○細かいことを感じるか、感じないかで成長が変わってくる
○平均的にいろんなことができる、というのは武器になる
○壁に当たったときこそ、過去のサッカーノートを開く
○監督に不満を抱くのではなく、自分に何が足りないかを察知する
○監督に怒られないようにするだけでは成長しない
○「ミスはその場で指摘しないと直らない」(ドゥンガ)
○チームとしての11人を観察する
○レベルの高い選手から盗めるものは何でも盗む
○ベテランこそ「考える力」空気を読む力で勝負
○目標や夢は一つじゃない、現状を察知し、軌道修正を何度も繰り返してもいいはず。
【2008年7月15日購入】
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周りの選手の特性や監督の考えを察知して、どうすればいいかを常に考えている。
ノートを取り、反省し、失敗から学ぼうとする気持ちを忘れない。
年下なのに学ぶところが多い方です。
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中村俊輔はプロフェッショナルだと思った。
スッと自分の中に言葉が落ちた。
日本語表現は稚拙かもしれないが、内容は万人に通じるプロ道だと思う。
グローバルに活躍する人間のプロ意識の高さは並ではないなと思い知らされた。
「妥協しない姿勢」
こう言い切れる彼は一流だ。
サッカーファン並びに大学生必読の一冊。
2010年ワールドカップがますます楽しみになりました。
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シュンスケってやっぱすごいなーって思いました
やっぱ努力してるよね。勉強になりました
そして、いかにもシュンスケっぽい口調で書かれてたんですが・・・
これでゴーストライターとかだったらめっちゃいやwww
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若い世代には、とってもいい指南書になっているみたい。20代のベストセラーになってくれないかな。オジサンは「負けるもんか」と一念発起させられた良書です。
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察知力という言葉が沢山出てきた。サッカーに限らず幅の広い分野で応用の聞く内容なきがした。ハウツー本な気もした。777円というゴロのよさも気になった。
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2008/7
著者のサッカー人生を振り返っている本。ま、こんなものだろうなと思ったくらいの内容。読みたければ読めば、という感じで、わざわざ買う必要はない。
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彼は変化に対応するための仕組みを自分の中に確立している。
文章は多少稚拙かもしれないけれど、そこに思いを感じます。
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マリノスユースを落とされたこと、これが彼の人生の転換期だったんだな。
俊輔を知ったのは高校選手権からだけど、華々しい活躍の裏でこんなに色々なことを考えているとは驚きました。
自分にとって不利な状況になったとき、ただクサってるのではなく、そこから考えること、学ぶことが重要なんだと思った。
たしかにサッカーも、人生も先を読む力=察知力が重要で、それをもっているからこそプロになれるんだろう。
俊輔とまではいかなくとも、人生プラスに変えていかなくちゃな・・・クサってる時間こそ無駄と思える1冊だった。