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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに惑わされる人間はいまだにいるのだろうか。
ノベルズ版の表紙には英訳がデザインで入っているのだが、これが美しい。
内容は「いかにして立花美樹は死神になったか」の一部。
これでも一部なんだよなぁ……。
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『パラダイス・クローズド』の続編です。
今度は学園祭。
引き篭りの筈の美樹が結構アクティブですw
正直メイントリックは分かりやすかったです(´д`;;)
前座の方が面白かったって・・・;;
内容は、前半はグッピー、後半は一卵性双生児とか、劣性遺伝とか・・・。
個人的には924円で買った割には(中身が)重かったです。
ってか、グッピーばっかりです!大体どのページにもグッピーについて書いてある、ってすごい!
ミステリの方はイマイチですが(ry、キャラクター小説としてはかなり作り込んでいる感じ。
双子の兄と弟のお互いをどう思っているかを、前作よりも掘り下げて書いてあります。まだまだネガティブになりそうですね!楽しみだ!
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死神体質の美樹、“探偵”真樹の双子が再びのタナトス(死神)シリーズ第2弾!
今回の表紙「魚」はグッピー。
そして絶海の孤島、とかいう非現実的な舞台ではなく、真樹の通う高校で、文化祭を前にした盛り上がりとか、生物部vs科学部、いじめへの復讐などなど、設定は普通…と思いきや、起こった事件は死者○名の「爆破事件」。
事件までの伏線での美樹の魚についての語りっぷりは、一体何ページに及ぶやら…そういう意味でもビックリな作品でした。
グッピーなんて、よく見かける熱帯魚だなぁ、と思うところが奥が深い…。
美樹と真樹の過去や家族の事情がさらに明らかになり、最後のほうはなんだか色々精神的に追い詰められてしまいました…。
願わくば、美樹に友人ができて、その人たちが死にませんように。
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ぶっちゃけグッピーの話とか難しくてついて行けないって・・・。
理科は苦手の苦手。
てか、
前作の方が楽しかった。
これは前フリが長すぎた気がする。
死に神に初めての友だちってところでしょうか?
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前作『パラダイス・クローズド』よりは、理解が及んだ。
なんと言ったって、観賞魚の王様『グッピー』がこんかいの薀蓄だからwww
薀蓄小説としては、かなりのレベル
おそらく、魚好きは“ウンウン”とうなずく場面も多いはず・・・
だけど、生憎私は、魚にそこまで愛着がないので・・・
単純に、ミステリーとしては、はっきり言って二流かな?
前作のほうが、面白いイメージ
まだまだ、二作目だからというのもあるだろうけど、次もこのレベルならもう手に取ることもないかもしれない・・・
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前回とは違い、今回は身近な『学校』という場所。
まさか前回ほど死体は出ないだろう…と思っていたら
前回よりも多めに出てきました。
うち、名前がついて出てきているのは1名だけなので
それからいうと少ない…?
魚についての解説が非常に長いです。
多分憶えたら、やたらに使わない知識が増えるかと…w
私が覚えて使えるといったら、最初のフィルターの話だけですね。
あまり事件と関係はないので、その辺りは飛ばして読むと
楽かと思われます。
しっかりと読みましたけど(笑)
爆笑で終わった前回と比べ、今回はそれほども…という感じです。
少々ややこしい感じがしなくもないですが
回答編が長いのが、少し辛いです。
まだ関わってくる?! という感じでした。
刑事さんが、ものすごく色々と達観してきてますw
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第37回メフィスト賞作家の2番目の作品。
相変わらずの魚マニアぶりである。
ただ、前作品では、この魚トリビアはいらないと思ったが、今回は話と有機的に結びついており、必要なものになっている。
ミステリ部分はやや前作品に劣るが、話としては良い。
魚トリビアの他に、随所に『ハムレット』の一節が引用されている。
これは『ハムレット』のある種のパシュティーシュなのだろう。
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事件はいつ…?と思ってしまうくらい後ろの方。そして駆け足(苦笑)
凄惨な筈なのに淡々と読めてしまうのは真樹たちの目線だからか…
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2010.05.05読了
後悔。つまらなかった。
キャラに依存しきったストーリー展開っていいのか?
最後まで読み切りましたが、どこにも面白いと感じる要素が一つもない。
魚の蘊蓄を語るのはいい。蘊蓄は嫌いじゃない。でも変な言い方だか蘊蓄の使い方が下手すぎる。正直言って前半の魚の蘊蓄はほとんど関係なかったし、読み手を選ぶ書き方すぎる。京極夏彦で蘊蓄慣れしすぎている私には、説明の下手さ加減と、全体の知識量が物足りなすぎた。
シェイクスピアを使いまわしすぎ。
やたら死神を強調されている美樹と探偵役の真樹だが、
え、死神で探偵役の美樹じゃないの?って感じだった。
前作未読だったので真樹のどこらへんが探偵なの理解不能。
個人の趣味なんでしょうが、あと何年かして読み返したら古臭く感じるだろう言葉の言い回しは、残念としかいいようがない。
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ミステリーとして読むか、学園ものとして納得するかといったところでしょうか。
キャラクターの面白さはなかなかです。
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5/28 舞台が孤島から学校に移った所為か、前作と印象が結構変わりました。双子がますます好きになった。(人でなしだけど)
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立花兄弟2作目。前半のほのぼの(?)した事件の導入から
中盤の魚(今回はグッピー)の病的な蘊蓄、知識披露を
経て、いきなり殺伐とした事件へとなだれ込む。
えっ!? マジすか!? という唐突な展開で、少々ビックリ。
学園祭中に爆弾テロって! 恐るべし立花(兄)。
その死神と呼称される立花(兄)のキャラも前作よりも
明確になってきており、その異常性と萌え属性が
立ってきてますねー。流石「タナトスきゅん」w。
その解決に錯綜する名探偵立花(弟)のキャラも素敵。
「柳の木」のコスプレをした美少年名探偵は、剣道部
主将でなくても萌えてしまうw。
今作は犯人やトリックはうっすら分かる展開ですが
その反則スッレスレの動機と様々なキーワードの
「グッピー」「双子」「シェイクスピア」を絡ませた
発想と行動が一本勝ち...か?
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『死神』と呼ばれる少年美樹と、その双子の弟で高校生探偵の真樹が活躍する『THANATOSシリーズ』の2作目。
デビュー作となった作者氏の前作『パラダイス・クローズド』よりもオーソドックスに感じました。舞台が前作の様な“絶海の孤島”ではなく真樹が通う学校なので、同級生との絡みもあって「学生っぽさ」「現代の若者っぽさ」がより出ていたのが良かったかなと。
三人称とも、または高槻刑事の一人称ともつかない独特の地の文も違和感無く読み進められて面白いです。
作中で美樹によって語られる魚薀蓄は…残念ながら読後は1/4も頭に入っていませんが、あの長い時には数ページも割いて滔々と語られる長話も、このシリーズの味として面白く感じられてしまう、不思議な魅力がありますね。
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ネタバレあります
○感想
今度の章題は映画からの引用だろうか。確信はない。
真樹が通う学校の文化祭に美樹が出かける……美樹は対人恐怖症というわけではないらしい。死人を増やさない為に自重している、ということなのかどうかはよく分からない。結果的に爆弾事件が発生したあたりが美樹の美樹たるゆえんかと。
真樹の言動に惚れこんだ剣道部の少年ののろけを読んでいるうちに、なるほど、と思った。真樹はある種の理想形だ。
彼は彼の現実の中にいて、精一杯動いている。
きれいは汚い、汚いはきれいの出典がわかって嬉しかったり……どうなんだろうなぁ、ミッシングツイン。
ところで、真樹の本棚が気になるのは僕だけだろうか。読書中毒者のはしくれとして未だに読んでいない本に惹かれるのだが……腹腹時計は別に読まなくていい気がする。
汀こるものさんの知識にはアングラなものも含まれるので、というよりアングラとアクア知識を基礎にしている感じなのでバランス感覚を保ちながら読むという注意が必要。だが、4ページに及ぶグッピーとメンデルの遺伝の法則についての美樹の独壇場には息をのんだ。ワトソンとクリックは二重螺旋構造だろう、という知識しかなかったが遺伝は好きな分野なので楽しかった。
ところで、今日も真夏日だったが…日本のどこかで水槽が凍ったりしているのだろうか。
phをはかる理由を知って、川の水は煮沸しない限り飲むまいと思った。
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今回は真樹の高校の文化祭でのクラスター爆弾事件。相変わらず美少年双子の能力炸裂。
犯人当てモノではないので、お魚の知識で犯人特定。証拠とか良いんで、お魚薀蓄を堪能。って感じでとても楽しめた。