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紙の本
黒笑小説 (集英社文庫)
著者 東野 圭吾 (著)
作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。一方、編集者...
黒笑小説 (集英社文庫)
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商品説明
作家の寒川は、文学賞の選考結果を編集者と待っていた。「賞をもらうために小説を書いているわけじゃない」と格好をつけながら、内心は賞が欲しくて欲しくてたまらない。一方、編集者は「受賞を信じている」と熱弁しながら、心の中で無理だなとつぶやく。そして遂に電話が鳴って—。文学賞をめぐる人間模様を皮肉たっぷりに描いた「もうひとつの助走」をはじめ、黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集。【「BOOK」データベースの商品解説】
東野圭吾が描く、「黒い笑い」
平静を装いながら文学賞の選考結果を待つ作家、内心では「無理だろう」と思っている編集者――。文壇事情を皮肉たっぷりに描く短編の他、笑いをテーマにした作品を収録した傑作短編集。(解説/奥田英朗)
【商品解説】
収録作品一覧
もうひとつの助走 | 9−33 | |
---|---|---|
線香花火 | 35−64 | |
過去の人 | 65−84 |
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なるほど「ブラックラフィング」か
2016/12/31 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
解説から読んでもいいのでしょうが、作家ではない私は、最初から最後まで黒い笑いに包まれました。小説だけど、漫画を読む様な感覚になる、不思議な爆笑してしまう本です。
さすが東野作品!!もっとドロドロな笑いを下さい(爆)。
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実体験?
2020/07/08 14:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の連作物は、もしかして実体験を料理しているのでしょうか?
乱歩賞以後ヒットが出るまで長かったですものね。
単話物ではシンデレラはいいなぁ。
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ブラックユーモアたっぷりの13編
2018/05/04 08:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
幾度となくノミネートされながらも、受賞に至らない作家の姿が笑いを誘います。文壇の裏事情を、虚実織り交ぜながら描くところも良かったです。
紙の本
裏に隠されたコト。
2008/05/03 06:41
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから想像するに、いわゆるブラックジョーク短編を集めたものか、
と思いきや。そんな単純な作品ではなかった。
さすが東野圭吾、とうならされる作品もいくつか。
そう本作品は、黒い笑いを誘われる、13の作品からなる短編集である。
ただ内容は大きく三つに分けられると思う。
最初の4編はいわゆるオムニバス形式で文壇の悲喜交々が描かれている。
作家なら誰しもが夢見る、文学賞。受賞の連絡を待つ数人の作家と、
それを取り巻く編集者の腹の探りあいが描かれている。
そして、ちょっとした間違い?で新人賞を獲ってしまった、
新人作家の慢心も面白い。建前と、ホンネ。
それが二重構造のようになって語られるのだが、
これは東野圭吾だからこそ書けた物語だろう。
受賞経験の無い作家がこれを書いては、シャレにならない。
しかしこの作品を読んで一番笑えるのは、
編集のお仕事をしてらっしゃる方々なんではなかろうかw。
中盤の4作は、少々お色気モードに入る。本領発揮、だろうかw。
「巨乳妄想症候群」「インポグラ」などというタイトルからも分かるように、
そうとうそちらに傾倒しているのだが、決して下品な作品ではなく、
人々が日々悩んでいる事をすごく面白い視点から作品に仕上げている。
後半戦の5作はちょっと不思議な物語。シュール、というのが近いだろうか。
中でもまず目を引くのが「シンデレラ白夜行」。このタイトルを見て、
「お?」っと思った人はまず読んでみて欲しい。
そう、現代版シンデレラというか・・・シンデレラ版白夜行というか・・・。
これこそ黒笑小説の面目躍如!な一作。
そして最後を飾る「奇跡の一枚」。これはラストに唸らされた。
さすが・・・と、その一言。主人公の女性はちょっと可哀想だが、
こんなハートフルな締めが待っているとは思いもしなかった。
非常に盛りだくさんで読みやすく、さらさらと読めてそれなりに笑えてそれなりに胸に来る。GWに時間が出来てしまったアナタ、にぜひオススメです!
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東野さんのブラックユーモア。は…ちょっとひねりがなさすぎかもね。
2011/07/11 11:29
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒い笑い。
ブラックユーモア。
タイトル通り、皮肉たっぷりのシニカルコメディ短編集。人間のいやらしさが描かれている。
…なんだけれど。
なんのひねりもない。
この手の作品は案外、描く作家さんが多くいて、お上手なひともたくさんいるわけで、どうしても比べてしまう。わたしは特にこういうシニカルでブラックな作品が大好きなので、必然的に比較対象も多くなってしまう。
悪くはない。
悪くはないのだけれど…。
強いて読まなくてもいいかな、と。
そしてそういうあたりが東野作品(短編)らしいなぁ…と、意地悪なことを思ったりもする。
サクサク読めるので暇つぶしには最適な質と量と言えるだろう。
『黒笑小説』収録作品
・もうひとつの助走
・線香花火
・過去の人
・選考会
・巨乳妄想症候群
・インポグラ
・みえすぎ
・モテモテ・スプレー
・シンデレラ白夜行←女の賢(さか)しさがあって一番好み。
・ストーカー入門
・臨界家族
・笑わない男
・奇跡の一枚
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13話の短編集
2022/12/01 23:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
序盤の4話は作家ネタの連作短編という感じ。5話以降はジャンル縛りのないオムニバス。モテモテスプレーのドタバタ感は面白かったが、それ以外は普通かな。
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「読み物」ができるまでの裏話的な
2017/02/28 21:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
日々楽しんでる「読み物」ができるまでのちょっとした裏話!?てきな出版会の話は面白い。
東野的ブラックが満載で私は「ストーカー入門」とか「シンデレラ白夜行」とかが好きだ。