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紙の本
探偵小説のためのエチュード「水剋火」 (講談社ノベルス)
著者 古野 まほろ (著)
私は人殺しだから—。過去の過ちのため帝都から逃げるように転校した水里あかね。彼女を待っていたのは、南国・実予の陽光と、謎めいた美少女・小諸るいかだった。周囲の温かい歓迎に...
探偵小説のためのエチュード「水剋火」 (講談社ノベルス)
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商品説明
私は人殺しだから—。過去の過ちのため帝都から逃げるように転校した水里あかね。彼女を待っていたのは、南国・実予の陽光と、謎めいた美少女・小諸るいかだった。周囲の温かい歓迎に心癒されたかに見えたあかねの目の前で、不可解な爆発&転落事故が。超絶推理で犯人を解明し、陰陽の力で事件に潜む怨霊の姿を暴き出す小諸。論理と因果と美を兼ね備えた最強の陰陽師探偵登場。【「BOOK」データベースの商品解説】
過去の過ちのため、帝都から逃げるように転校した水里あかね。彼女を待っていたのは、南国・実予の陽光と、謎めいた美少女・小諸るいかだった。小諸は不可解な爆発&転落事件の犯行を解明し、事件に潜む怨霊の姿を暴き出す…。〔「陰陽少女」(講談社文庫 2019年刊)に改題,全面改稿〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
古野 まほろ
- 略歴
- 〈古野まほろ〉「天帝のはしたなき果実」で第35回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著書に「天帝のつかわせる御矢」「天帝の愛でたまう孤島」がある。
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紙の本
個性あふれすぎる傑作フーダニット
2021/10/26 19:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
天帝シリーズで最大の賞賛と最大の悪罵を受けた(著者談)古野まほろが、天帝シリーズ三作発表後に世に送り出した五部作の一冊目。「天帝」と同じ世界観ながら、舞台は帝都を遠く離れた(伊予によく似た)実予。
親友殺しの大業を背負った少女・水里あかねが、逃げてきたこの地で出会ったクラスメイトの小諸るいか・通称コモ。彼女こそは、超絶の美少女にして、凄腕陰陽師にして、警視庁高官、そして名探偵。
……書いていてクラクラくる設定ですが、謎解きはいい意味で教科書どおり、端正すぎるくらいのフーダニット。
タイトルにもなっている風水用語「水剋火」(水は火に勝つ)が謎解きの手がかりをすべて統括している設定もすばらしく、著者のミステリセンスの高さが伺われます。
【2021.10月 追記】
一昨年に『陰陽少女』とタイトル改題・加筆修正の上、講談社文庫から再刊されました。シリーズも続いて刊行されるようなので紙の本が欲しい方はそちらをチェックしてみてください。