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そろそろ旅に
松井 今朝子著
税込価格: ¥1,890 (本体 : ¥1,800)
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出版 : 講談社
サイズ : 20cm / 478p
ISBN : 978-4-06-214133-8
発行年月 : 2008.3
利用対象 : 一般
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コメント・書評
自分を見ているようでした。
kumataro
2008/10/11 09:00:43
評価 (
★
マーク )
★★★★★
そろそろ旅に 松井今朝子 講談社 十返舎一九こと重田与三郎が東海道中膝栗毛を執筆する前の生活が語られています。一九が20歳の頃から始まります。ちょうどこの本を電車の中で読んでいるとき、吊り広告に「トコトコ東海道」というキャッチコピーが目にとまりほほえみました。 一九は、静岡県に生まれ、下級武士をしていたのですが、大坂(大阪)へ転勤となった上司を頼って幼馴染の太吉とともに東海道を下ります。時は江戸時代、田沼意次氏が権力を振るっていた頃です。今から200年と少し前になります。大坂の様子がよくわかります。 槍の使い手だった一九は、浄瑠璃に深く興味をもち、恋をして、武士を辞め、材木問屋に婿養子のような…
作家になるまでの道草珍道中
かつき
2008/06/24 17:42:34
評価 (
★
マーク )
★★★★★
直木賞をとってしまうと、その後パッとしない作家が多いなか、松井今朝子はまだ進化し続けています。それまで歌舞伎や江戸文化の蘊蓄がうるさいところもあったのですがそういったところがさらりと物語に溶け込んでいます。本作の題材は十返舎一九。駿河の同心の息子だった彼が作家になるまでの道草いっぱいの珍道中。十返舎一九こと重田与七郎は、浪人から大阪の同心、浄瑠璃の作者を経て、江戸で戯作者になります。その間に大店の材木問屋、質屋の婿に入りますがいずれも自分の身の置き所がありません。これらがすべて成り行き任せで彼は心とは別の方向へ言葉を発してしまいます。飄々と見えて、いつも自分の生き方に疑問を投げかけ自分の身が疎…
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