紙の本
美しく残酷な世界
2017/08/04 06:24
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
青春期特有の美しさだけではなく、残酷さも伝わってくる本です。他者への思いやりを、多くの女の子がもって欲しいです。
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辛酸なめ子の新刊!ということでわくわくして読みました。中学生から対象とのことで、いつもよりやや毒を抜いて書いた模様。しかし、書く対象はいつもと同じなので、なめ子先生も毒の抜き加減が難しかったようです。いつものおもしろさが発揮できていないのが残念でなりません。「担当者出てこーい」ってところでしょうか。(出てこられても何もしませんが)
とはいえ、私立女子校出身のなめ子先生の、女子に対する愛情はいつもながら感じました。
本書は「14歳の世渡り術」というシリーズの1冊で、14歳で世渡りを考えないといけないほど世知辛い世の中かぁ、、と思う一方、なめ子先生がどのようにアドヴァイスするのかと、ハラハラしましたが、最終章では力を抜きながらも、えらくまっとうなメッセージが書かれていて一安心です。
とはいえ、なめ子嬢ファンとしては、満足度を5つにできないことにもどかしさを覚えずにはいられません。
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これは児童書コーナーにありました。
この「14歳の世渡り術」というシリーズは、他の作品も結構興味深いです。
なめ子さん、子供相手にブラックすぎます。
これを真に受けると、確実に女子の国では失敗するでしょうね。
ただ外国の中学生事情について書かれた章は新鮮でおもしろかったです。
中学生の友情が湿度に大きく関係しているとは…
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ご存じでしょうが、女子は階級社会です。女子は誰もが知っていたけど、恐ろしくて語られなかった真実。この戦場の生き残りかた、教えます。ちょっと怖そうな、女子の世界を覗いてみませんか・・・。
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図書館のヤングアダルトコーナーにあった本
つまり中高生向けの本っちゅーことですな
読んでみると
「あるある」っていう
女子なら中高生時代にだれしもが経験しているはずの
友情関係のめんどくささが書かれています
今なら女子の派閥、ヒエラルキーを
声を大にして「ばっかみたい」といえるのですが
その当時は本気。
本気でヒエラルキーに脅え、逆に優越感に浸ったり
友情関係に必死だったな…
だけれど
そんな女子のヒエラルキーは
違う形として今でも残っている気がする
むしろ
これから先、大人になってからの方が
ヒエラルキーっていうもんは色濃く出てくるのではないか。
結婚する相手、経済力、ファッション
どれをとっても私たちは比較する
逆に比較するからこそ、女が磨かれていく。
めんどくさいけれど、それが私たちなんだろうな。
ただ中高生はこの本を逆に読まないのではないか。
なぜならば、
ポピュラーグループだとか、マイナーグループだとか
自分の居場所を定義づけられたくないから。
つまり、現実を直視したくないから。
私はマイナーグループじゃないのよって思っていたいじゃない。
この本
公立・私立の友情関係の違い、
女子グループの区別(派手系、オタク系など)、
アメリカ・ドイツでの友情、
などいろいろ書いてあっていろいろと楽しめました
私たちは女なのです
それはもう変えられないのです
ただ…
これから先もヒエラルキーが続いていくかと思うと
少しめんどくさいな〜…
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頭よいなー辛酸なめ子。こんな風に文章にできたら、いいなぁ。
まじめすぎて一回転して愉快になっちゃったような。
自分でいうのもなんだけど、ドイツ人的なところがあるのだと思いました。
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女子による、女子の、女子への愚痴を聞くたびに「へー、そこはそーなって、あーなってるんだね。」ってな感じで、人間関係の複雑さと、それをうまいこと処理できるIQの高さに驚愕。例えばCの愚痴をいってきたAとBも不仲だったりするんだよな;あとプリクラとか見ても、あのちっこいやつの中にものすごいドラマが詰まってるわけだ。複数であればある程。女子の国の地下水脈はかなり発展してるみたい。
じゃ、男はどうかなー?と。よく「男はいいよなー。人間関係サバサバしてるからさー。」という意見をよく聞くけど、実際のところ、そーでもない!まぁ女子ほどじゃない。たぶん難易度は女子の半分以下。でも、いじめの陰湿化だとか、自殺者は男が多いだとか、ひきこもりも男が多いという実例を見る限り、やっぱどっかに沼がある。そして女子と違うとこは、年を重ねるごとにそれが深刻になっていくということである。
つまり、女子の国は地下水脈のあるお花畑で語り合いながら、男子は沼地のサバンナで目隠しレースをしながら生きているのだ。女子たちは一見はなやかにふるまいながら、地下で轟々と流れる黒い水に揉まれて己を鍛えながら社会に出ていく。だから辛酸なめこさんが言うように社会に出てからが強い。一方の男子は人間関係に目をつぶって生きていく、というか無頓着なのか、そうやって内側へ内側へ自己を形成していくのだが、そういう自己は障害に弱い。社会に出れば自己を否応なく外側に発しなければならないが、その空間には嫉妬やら建前やらがいろいろ渦巻いている。そして、それに対処する術を知らない。だから一度沼にはまると、悲惨なことになるのである。特に今、個人主義と集団主義が混ざり合って過激な化学反応を起こしているため、なおのこと深刻な精神問題を引き起こしている。
何か自分の話になったけども、男では分かりずらい世界の話をしてくれて楽しかった。ただし後半はなめ子ワールド出し過ぎてついていけない。
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辛酸なめ子は物凄い才女だと思うのですが、理解者は少なそうです(特に異性で)孤独は深そうですが上手くやっていけてるのでしょうか?内容!?
内容は殆ど覚えてないなあ。面白いんじゃん?多分。
辛酸なめ子が書いたんだから。
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自分が女子でもなく 14でもないので
なんとなく 実感を得られなかったけれど
中学時代を思い出し
あーー そうだったな
あーー そうだったのか
などと感じることはあった
派手系 地味系などグループ
自分がどこに所属しているか 気になることがある
いつの間にか 派手にいたりとか 地味にいたりとか
ある パーソナリティときっかけで
ポジションが変わるのだろう
タイトルの
「女子の国はいつも内戦」
これで 大半のことを納得できた。
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図書室にあったので借りた。うち(女子校)はこんなにシビアじゃないなぁ…と思うのは高校生になったから忘れてるだけかな。中2あたりは比較的ピリピリしていたかもしれない。
面白かったけれど、憂鬱な気分になった。女子はたいへんだなぁって毒気にやられてしまったよ。自分はむしろこういう心配ごととは無縁に生きてこれてヨカッタと思っているけど、それだと社会に出てからツライということですね?笑
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2009.01.02. これ、おもしろいよ。女子の国は、怖いんだねこんなにも。私が中学にいた頃より、きっと今の方がずっと複雑化して(携帯電話もネットもあるし)、よりややこしいことになってるんだろうな。ああ、今女子中学生じゃなくてよかった。スピリチュアルにいこうとするなめ子さんのアイデアは、とっても素敵だと思う。戦え、女子たちよ。
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何も考えたくないときに買った本だと思う…。
今見ても心が動かん。
でもこの本を読んで、今天下取った気でいる女子小学生に
たいする厭世感が色濃くなった気がします。
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タイトルに惹かれて読んだけど、中学生向けの本だったとは!
幼稚だった・・・
だけどやっぱり大人になっても女の友情関係で悩むものなんだね、
女って本当に面倒くさい
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女子の人間関係について。
女子校と共学校、それぞれの女子のグループ内での処世法をクイズ形式で点数をつけ、どれだけ向いているか(笑)を判定するのですが、私は女子校は高いのに共学校だと低かった。
女子校に行ったことないのになぁ。
学生時代の部分が、あったなぁこういうことって思ったのですが、今渦中にいる子たちは大変だろうなぁ。
好きな時代に戻れたとしても、中学生には戻りたくないもの。
大人になってもある女子の人間関係についても書かれていますが、意外とふたを開けてみるとシンプルで、ヒマで幼稚だと派閥とか面倒なことがおこるらしい。
あぁ、じゃあがつがつ仕事をするべきだね。
もしくはがつがつ家庭で働くべきだね。
この「内戦」は、ある意味いつまでも終わらないので、どこかで自分なりの処世術を得ないと、苦しいばかりになるんですよね。
それにその処世術がいきなり通用しなくなることもなきにしもあらず。
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こういう本が出るほど女子は怖いのか。
私的に、男子社会の方が全然怖いと思う。
女子はちっちゃく固まれるから一回はぐれてもなんとかなる。
でも男子は明らかに浮いてる人って相手にされないしね。
女子よりよっぽど残酷だ。