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紙の本
好きな作家が「そろい踏み」
2008/03/13 16:35
21人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:田川ミメイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「新潮文庫」から刊行されている、文芸誌「yom yom」(ヨムヨム)。
この「新潮文庫から」というのがミソで、文芸誌ではあっても、文庫売り場に置いてある。ひときわ目をひく鮮やかな色のつるつるした表紙に、お馴染み「Yonda?」のパンダ君がなんともかわいい。とても文芸誌とは思えない。
ただし、文庫コーナーにあっても文庫サイズではなくて、従来の文芸誌サイズ(文庫を2冊並べた大きさ)。しかもけっこう厚い。なのに、軽い。びっくりするほど軽いのだ。
なるほど、この軽さは良い。これなら気軽に持ち歩ける。
そして、この「yom yom」、なんといっても執筆陣がすばらしい。
今まで何度も登場している作家といえば。
川上弘美、江國香織、角田光代、山本文緒、梨木香歩……。
男性陣も、吉田修一、重松清、いしいしんじ、堀江敏幸、柴田元幸……。
で、このvol.6には、私的に今とても気に入っている栗田有起まで。
もちろん全部が全部小説ではなくて、短いエッセイとかも多いのだけれど。
でも、こんなにも好きな作家が「そろい踏み」している雑誌なんて、そうそうあるもんじゃなし。
願わくば、これからもこの路線を変えずにいてほしい。話題性やヒット性だけを狙わず、こういうちゃんとした(?)作家さんたちだけに、登場し続けていただきたい。
ただ、少々気になっているのは、若い読者をターゲットにした(と思われる)ものが時々あること。たしかに「読者層」を広げるために、それなりのアピールは仕方がないことだと思うけど(だからこそ、こういう装丁にしたのだろうし)、内容まで「合わせる」必要があるのだろうか。
あたしが子どもの頃は(ってオバサン特有のフレーズだけれども)、子どもの本と大人の本は、はっきりと分かれていた。だからこそ、オトナの本が気になって、親の本棚からこっそり本をもってきたりしたのだ。あるいはオトナ達が夢中になっている本が気になって、手を出してみたり。もちろん難しくて分からないものがほとんどだったけれど、でも、そうやって読んでいるうちに、ある日突然出会う。夢中になれる本に。ぐいっと腕をひっぱられるかのように。一度出会ってしまえば、垣根は取り払われる。自分の足で乗り越えてこそ、オトナの本の面白さを知ることができるのだ。
なのに今は、オトナが子どもに合わせてばかりいるような気がする。本にしてもドラマにしても映画にしても。だから「難しくても、なんとか理解しよう」なんて思う必要もなくて、たまにそういうものに出会っても、ワカンナイと言い捨てて、それでオシマイということに。これじゃいつまでたってもホントの本好きは生まれないんじゃないでしょか。
と言いながら。
たしかにこの「yom yom」はカワイイよなぁ、と、ついニマニマしてしまうあたしなのでした。
ううむ。すみません。軟弱者で。
紙の本
十二国記短編作品「丕緒の鳥」掲載
2015/09/26 23:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
十二国記シリーズ短編作品『丕緒の鳥』が掲載されています。その後発売された新潮文庫『丕緒の鳥』には,この作品を含め4編が収録されています。
紙の本
内容紹介
2008/02/28 10:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ビーケーワン - この投稿者のレビュー一覧を見る
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