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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 13件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.2
  • 出版社: SBクリエイティブ
  • レーベル: SB新書
  • サイズ:18cm/238p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7973-4402-8
新書

紙の本

なぜケータイ小説は売れるのか (SB新書)

著者 本田 透 (著)

売春、レイプ、妊娠、薬物、不治の病、自殺、そして真実の愛と、過激な要素が満載のケータイ小説に若者はなぜハマるのか? その市場や社会的背景から、作品分析に至るまでを鮮やかに...

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なぜケータイ小説は売れるのか (SB新書)

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商品説明

売春、レイプ、妊娠、薬物、不治の病、自殺、そして真実の愛と、過激な要素が満載のケータイ小説に若者はなぜハマるのか? その市場や社会的背景から、作品分析に至るまでを鮮やかに読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

本田 透

略歴
〈本田透〉1969年兵庫県生まれ。早稲田大学人間科学部人間基礎学科卒業。小説家、評論家。出版社勤務を経てフリーに。著書に「電波男」「萌える男」「脳内恋愛のすすめ」など。

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みんなのレビュー13件

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評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

「喪男」【モダン】のケータイ小説論考

2008/04/07 17:08

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗山光司 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋の店頭を覗いて不思議に思うことは「ケータイ小説」と言われている単行本が華やかに陳列されていることだ。実際に200万部を越えるベストセラーもある。一桁の2万部も売れる単行本の小説なんて数えるほどでしょう。ファンタジーとか、ミステリーとかエンターテイメントとしてカテゴライズされたライトノベルにしろ二桁の部数になれば、大ヒットでしょう。
先日、上野千鶴子の『おひとりさまの老後』のサイン会&トークに参加したら、上野さんは、75万部も売れたとそのサプライズに、こんなに売れたら、「おひとりさま現象」と言ってよいと社会学者らしいコメントをしていました。
そういう文脈で言えば、「ケータイ小説現象」とも言うべき社会学的考察が必要なんでしょう。社会学者の鈴木謙介がかような現象を凛、美嘉、Chacoなど匿名性の強い著者名。読者の反応にじかに触れる点でも、「小説以前の口承文芸に近いのではないか」と朝日新聞でコメントしたり、bk1の書評者SlowBirdさんが『説教節』(東洋文庫)の書評で「聴衆はこの語りに涙したという。つまり中近世のセカチュー、コイゾラである。」と書いてもいたが、確かに「ケータイ小説現象」って、地方の女子中高生の生き様と風土と接続した説話的な考察は有効かもしれない。
中央からはじかれた、資本主義社会の消費からも、恋愛からもソッポをむかれた「悲劇の説話」が伏流として横たわっているのではないか。
そのような格差・下流問題と接続して、中西新太郎が『世界・07年12月号』で、「自己責任世代の一途を映すケータイ小説」という優れた論考を書いていたが、
その一途さは、著者が言う10代の少女を取り巻く七つの大罪(売春、レイプ、妊娠、薬物、不治の病、自殺、真実の愛)のシャワーを浴びて浄化されて行く道行きにリンクして行く。
誰でも参入出来るクリシェで、実話という「自分だけの物語」(自己責任)を編み出し癒されてゆくデバイスとしてケータイが発見されたとも言える。
ケータイは彼ら・彼女らの「いのちのID」とも言える。
著者はそのような実話系ケータイ小説を忌避しているのですが、そんなケータイ小説に嫌々対峙することで、モテ系/非モテ系で言う、非モテ系を貫徹して『喪男【モダン】の哲学史』で論究する二次元の「喪男萌え」による文脈で叙述を進める。
著者は、その対称として「ライトノベル」ときっちりと仕分けしながら、同じ、出版社、編集担当者で、同時期に刊行したのが『ライトノベルの楽しい書き方』となるわけ。
著者の仕事は「喪男」という大きなテーマでこの二作品をつながっているのでしょう。
僕は、ケータイとライトノベルとを同じような小説と括って、いわゆる近代文学(小説)と全然違うと考えていたが、そういう分析は無効でなくとも、ケータイ小説とライトノベルにも深くて越えがたい溝があるとは気がつかなかった。
《文学者も思想家も「物語」を作らない。だから彼女たちは、自分自身で「物語」を作ることにした。そこにケータイが現れた。》
東京と地方の格差の最たるものは「情報」(メディア)でしょう。
だだっ広い国道、カラオケボックス、ホームセンター、コンビニの背景が生みだす物語を「日常をまったりと生きなさい」という補助線で、それなりに耐えるには、ケータイ小説という物語以前の実話(説話)を「吾がこと」の如くシンクロすることでしか癒されないのではないか。
かくのごとく、資本主義体制の生きづらさをおカネ(消費)で癒されることから遠ざかされれば、「真実の愛」にしがみつき、信じるしかないのであろうか。
著者は遥か昔からそんな三次元の愛に断念して「ギャルゲーマー」として潔く萌えているみたいですが、それで、貫徹できたら、老後にならなくとも「おひとりさま」として豊かな性愛の日々を送ることができるでしょうね。
≪考えて見れば、現実と物語の区別がついていないケータイ小説少女のほうが、より悲惨なのかもしれない。その実人生の先に、「真実の愛」など待ってはいないのだから。しかし逆に、「真実の愛」を真剣に信じられる彼女たちのほうこそが、ほんとうに救われているのかもしれない≫と著者は嘆く。
だからこそ、彼は叫ぶのだろう!≪筆者は命があるうちに、いつかきっとこのニヒリズムを超越するための「新しい物語」を生み出したいと願っているのだ。≫
本田透がそのような小説(新しい物語)を上梓したら是非とも読みたいですねぇ。
歩行と記憶

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2008/04/19 10:31

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2008/08/05 22:45

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2009/03/18 15:58

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2010/02/01 17:56

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2010/05/22 16:22

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2011/06/05 18:45

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2011/06/26 18:05

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2011/08/07 09:46

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2012/01/19 01:38

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2018/12/23 22:41

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